不安は更なる不安を引き寄せるから不安になったら自分の人生に負けている 対人恐怖症と社会(社交)不安障害経験者が語る
最近の急激な物価高騰や税金アップ、社会保険料の増加、更なる少子高齢社会などの直撃を受けている日本人の多くは、将来の日本を憂いているかもしれません。このような時代に「自分の将来を心配するな!」と言われても、その不安から逃げられない人もきっと多いはずです。
ましてや、仕事による重労働や度重なるストレスで、すでに健康な身体を失いつつある人にとってはなおさらの心配のことでしょう。
今回は、「継続した不安や心配は不幸の原因になりやすいので、早めに対処してくこと」や「自分の不安を払しょくする方法」などについて書きます。
昨日の記事はこちらです。
私は視聴したことがないのですが、「不安は魂を食いつくす」という映画があるそうです。
本題に入る前に、私の若い頃の不安について少しだけ書いておきます。
高校生時代の対人恐怖症について
私は高校生2年生の頃に専門機関で、自分の対人恐怖症の診断をしてもらったことがあります。大昔のことなのでその時の経緯を忘れてしまったのですが、その根本原因は子どもながらにわかっていました。
それは、両親の子育てに問題がありました。
私の子ども時代は、両親にはいつも拒絶されて育ちました。本人たちは全く覚えていないのですが、私は何をやっても両親には全く認められませんでした。
まず、両親に褒められたことは一度もないです。これ自体は珍しくないことですが、私はほとんど何も決めることができなくて、いつでも両親の指示に従うだけでした。
このような支配力の強い両親、常に子どもを否定する両親に育てられますと、自分に自信がなくなります。そして、身内だけでなく他人に拒絶されることや受け入れられないことが異常に怖くなるのです。
この対人恐怖症は、高校生時代の私にとって最大の不安でした。結局、専門機関でも治癒には至らず、あとで自力で治癒させることになります。
サラリーマン時代の社会(社交)不安障害
前職を辞めた後に、私は1年間無職でした。その頃の私は原因不明の頭痛に悩まされていて病院通いの日々を送っていました。
医者は何もわからず、私は病院をたらい回しにされました。その結果、最後の大病院の診察結果は社会不安障害でした。今は社交不安障害とも言うらしいです。
当時通っていた専門科は精神科でした。まさかブラック企業で働き続けることによって、このような病気になるとは予想だにしていませんでした。
ですが、ある診察の時に、私はあることに気が付いてしまったのです(笑)。「最近の自分は全く魚を食べていない」と。
それで病院に通うことを止めて、頻繁にある魚類を食べることにしたのです。
それは、イカのするめでした。
当時は円高で、イカのするめは1枚98円程度の価格でした。それを毎日1枚ずつ食べていたところ、三日目には私の頭痛はしっかり治癒していました。
私の頭痛の原因は、栄養失調だったのです。当時は今よりも超多忙で、毎日2、3食をコンビニ弁当や外食で済ませていました。その影響で栄養のバランスが崩れてしまったのです。
なお、精神科に通う前には、脳外科で大掛かりな検査もしたのですが、全く異常は見つかっていません。
noteクリエイターの中にはこの社会不安障害で苦しんでいる人もいるようです。もしかしたら、私と同様に栄養失調が原因かもしれません。その時は、今は円安で魚の切れ身や刺身、缶詰などが高いですが、一度栄養補充を試してみるといいかもしれません。
この大見出しで言いたいことは、栄養失調が不安の根本原因になることもあるということです。私たち人間の身体は、栄養が不足すると物事を前向きに解決したり楽天的な思考で物事に取り組むことができないようです。
ここからが本題です。
不安は本能である
私たち人間には種族維持本能があります。その本能は自分や身内を守るためになくてはならない危機感です。ですから、「不安という感情」は、人間ならば自分たちの命を守るために本来備わっているものと言えます。
ですが人間の場合、これが、不安や心配、懸念、憂慮、危惧、気がかりなどの様々な形で現れ、心身の疲労困憊の原因となってしまいます。
短期間の不安ならともかくこれが長期間に及びますと、その人の過大なストレスとなってしまいます。その結果、健康に重大な影響をもたらしたり寿命を縮めたりすることになります。
もし不安が継続するようならば自分の人生に負けている
自分や身内の将来を心配する人たちは多いと思います。これは当然のことであり、常に心配事や不安感で苛まれている人々を誰も責めることはできません。
しかし、この不安が継続するようであれば、楽しい人生からは程遠い人生を送っていることになります。
これでは自分の人生に負けていることになります。
ですので、今現在長期的な大きな不安で悩んでいる人は、時間のある時にその不安と真っ向から勝負した方がいいと思います。
自分の不安と向き合うことから逃げていますと、あとで大きな問題になることもありえます。それは例えば、不治の病などのことです。
だからこそ、不安を払拭できるような記事を書き続けたい
現代日本は他国よりはずっと恵まれていると思います。
しかしそれでも、今の日本人の少なくとも半分は不幸だと思います。そして、今後の日本人は、この不幸を実感する人たちが多くなる気がしています。
それを少しでも減らすために、私のnoteの記事が少しでもお役に立てればいいと考えています。
自分の不安を払拭する方法
以下、私なりに「自分の不安を払拭する方法」について考えてみました。時間があまりありませんので、少しだけです。
漠然とした不安感の原因と理由を探す
不安の中で一番やっかいなものは、漠然とした不安感です。なぜなら、掴みどころのない不安感は、その根本的な原因や理由にすぐには辿り着けないからです。
そういう時は一度じっくりと自分と向き合って、その不安感の根底にあるものを探した方がいいでしょう。
大抵の場合、それらの不安感の原因や理由は、日本人の自殺の動機に近いものがあります。もしかしたらヒントになるかもしれませんので、その統計の一部を以下に載せておきます。
なお、下の画像は、今年の令和6年3月29日に公表されたもので最新です。画像下のリンク先から手に入れることができます。
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/jisatsu/R06/R5jisatsunojoukyou.pdf
画像を見ればわかるように、自殺の原因・動機は、「経済・生活問題」、「交際問題及びその他の問題」、「家庭問題」、「健康問題」、「勤務問題」、「学校問題」に集中しています。
つまり、お金の問題と人間関係、健康問題の3点に集約されるということです。
問題解決能力を高める
前職時代のブラック企業でわかったことなのですが、問題解決能力が低い人は多いです。そもそも問題意識が低く、問題そのものに気が付かない人もいます。
私が担当した教室は当時大不況にも関わらず、毎年生徒が増え続けました。それに伴い毎日のように問題が発生していました。
それらの諸問題は私の脳を鍛えてくれて、私の知能発達には多大な好影響をもたらしてくれたはずです。
しかし、他の教室は場所や環境に恵まれていても、それほど急激には生徒数も売り上げも伸びませんでした。
その一番の理由は、責任者(管理職)の問題解決能力の低さにあったと断言できます。
この能力は、仕事に関わらずあらゆる人間生活に関係する能力だと思います。ですから、問題解決能力を高めることは、自分の不安を払拭し幸福な人生を送ることに直結すると言えるのです。
頼りになる友人を増やす
問題解決能力は誰もが高いわけではありません。おそらく現代人の一部しか持ち合わせていません。
その場合どうすればいいかと言いますと、頼りになる友人を増やせばいいのです。
人は他人に甘えてもいいのです。その友人や他人の知恵を借りることによって、様々な問題を解決できるようになります。もちろん、今回の記事のテーマでもある「不安」も払拭できるはずです。
人の能力は人それぞれなので、自分に能力がないと感じるならば友人の人数は多ければ多いほどいいと思います。
ネット検索力を高める
問題解決能力が低く、頼りになる友人がほとんどいない人の場合、各個人が何とかするしかありません。
その場合、各自がネット検索力を高めることが一番でしょう。
ネットで調べる力が高い人は、情報収集力が高いことになります。この場合、個人の能力が低くても何とかなります。
不安を不安と思わない達人を目指そう!
今の私は不安になることがめったにないです。その理由は2点あります。
一つは、余計なことを考えないからです。考えても解決できないことは考えません。不安を考える暇があったらすぐに何かに取り組みます。
もう一つは、小学生の頃にはすでに、死への覚悟ができていたからです。これに関する詳細は過去記事で何度も書いていますので当記事では取り上げません。3年前の急性心筋梗塞の時もまたもや死への覚悟をしてしまいました。だから、私はもうすでに何度も死にかけているのです。そんな私に不安感などめったに湧いてきません。
最後に 前向きな思考・言動と笑い、そして明るい笑顔
私たち人間が不安から解放されるために今すぐにできることは、前向きな思考と言動、笑い、そして明るい笑顔だと思います。
これらは時間と労力、そしてお金をかけずに、今すぐにできることです。
ですから、「不安」のない人生を送るためには、本人の意識次第でどうにでもなるということです。
不安やイライラを解消する名著の紹介
私は「不安」の専門家ではありません。ですので、アマゾンで評判のいい名著を紹介しておきます。
なお、以下の本を私は全く読んでいません。今の私にはこれらを読む必要はないと思います。将来は読むことになっているかもしれません(汗)。
不安・イライラがスッと消え去る「安心のタネ」の育て方 ポリヴェーガル理論の第一人者が教える47のコツ
精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉
マンガでわかる「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法
不安神経症・パニック障害が昨日より少し良くなる本
正しく知る不安障害 ~不安を理解し怖れを手放す~ (ぐっと身近に人がわかる)
<今日の気になったニュース>
実質賃金23カ月連続マイナス「過去最長タイ」の一方で「1億円以上」役員報酬994人 痛み分からぬ経営トップに寄せられる怒り
年収1億円の場合、手取りは5,500万円ぐらいになるはずです。
このレベルですと、冠婚葬祭も多く、着るものは高額で、勉強代や交際費も私たちの想像以上に費用がかかるはずです。大企業のトップともなれば命を狙われることもありえますから、セキュリティの甘い家には住めません。
ですから、それらを踏まえますと、私はそれほど高い収入だとは思っていません。
問題は、大企業が中小零細企業の犠牲の上に成り立っているということです。規模の小さい企業の極一部は、本当にいい会社です。それらを守る仕組みができているかどうかが懸念の一つです。
また、大企業による政治家への献金も気になるところです。例の自民党議員の件も、お金の問題です。献金や賄賂によって、一部の人間が甘い汁を吸っている場合、むしろそちら方が問題でしょう。この場合、表沙汰になることはほとんどありません。それに、金額ももっと多いです。
ということは、このようなニュース自体が、それらの問題の隠れ蓑になっている可能性もあります。
上の記事に対するトップコメントを載せておきます。
<今日の3行日記>
かつおのたたきを食べたい気分です。アベノミクスより前の時代は、「かつおのたたき(スライス)10切れ」を107円から157円で購入できたものが、今は494円もします。これが円安の恐ろしいところです。
イラスト素材:虹の上を笑顔で歩くかわいい白黒パンダ
日本の虹だけ七色です。諸外国の虹はもっと数が少ないです。虹と言えば「レインボーマン」を思い出します。あまりにも昔過ぎて内容は全く覚えていません。
今日の記事はここまでです。
文字数は5,300字を超えました。
最後までご覧いただきありがとうございます。