失われたポルノを求めて
1小生はいつからか侍になりたいと思うようになった。それもただの浮浪者じみた侍ではなく、男を磨いたすえにポルノをブックマークするような、そんな立派な侍になりたかった。そしてそれは、実際の現象として小生が体感することになった。それでは小生に起きた、小生が立派なポルノブックマーク侍になるまでの物語を、話していこうと思う。
その日は雨でトタンの屋根に雨の打ち付ける音が激しく響いており、小生はあてもなく自分の住まうスラム街の裏通りをのろのろとさまよっていた。その時小生は見たのだ。雨に