下町の静かで心地良い空間。 旨い肴と旨い酒をゆっくり戴くには、 ドンピシャの店である。 松が谷の『えびす丸』。 ここは、 フライ、煮魚、寿司云々、 どれをとってもピ…
銀座で1番好きな店と聞かれたら… 『みやざわ』が三本指に入るかなあ。 この日は銀座界隈を、 東西行ったり来たりして、 いろんなお店に巡り合った一日。 この度ご紹介し…
"御かにめし"を食べに来た。 普通と大盛があり、 ズワイガニを使用、 大盛は普通の1.5倍である。 これが超美味いのだ。 訪れる度にパワーアップしている、 『かに福』。 …
上野御徒町界隈。 ここは洋菓子店の空白地帯である。 小生が知らないだけ、 かもしれないけれど。 美味しい珈琲を飲みたい時に、 クラシックなスイーツも 合わせて食べた…
荒木町は車力門通り。 そこを更にちょっと入った所にある、 隠れ家過ぎる蕎麦屋『佳蕎庵 くぼた』 のご紹介である。 信州の地酒とご当地のつまみ。 イナゴや蜂の子、ザザ…
柳橋にある小料理屋。 客とゆっくりお話ししながら、 ほっこりとした料理上手な母の味を 気さくな女将が出してくれる、 カウンターのみの 気負わないアットホームな店だ。…
赤坂小学校裏の寿司屋の紹介である。 メニューは時価。記載がない。 お任せで握りが出てくるスタイル。 そして、常連率の多い店である。 こぢんまりとした佇まいが、 落ち…
釜飯が食べたくなると、 ここにくる。 『田毎』だ。 貝柱の釜飯。 一粒一粒に艶があり、 ふっくらとした白米には、 貝柱とその優しく、 ほのかな味と香りの出汁が 染み込…
猛暑の中、 両国橋を通り、 回向院に抜ける。 駅から歩くこと7分。 堅川が流れるほとりに、 趣ある日本家屋風の建物。 まるで日本料理か鮨屋の様な 風雅な佇まいは、 東京…
夏の限定定食は、 鯖味噌定食に、鯛めし定食、 そして、ふぐ定食だ。 新橋の『ふぐ割烹 まさお』。 駅からは少し歩くけれど、 近くに目印があるから、 迷わず辿り着ける…
早いもので、今年も夏を迎えた。 蒸し暑い今日の昼飯は何にしようか。 "女将さん、 夏の裏メニューはある??" "今日はないのよ、ごめんなさいねー" 出遅れたか。残念だ…
今晩の小生のセレクトは、 ヒラメの煮こみに、 若竹の竹の子、 そして、鯖の押し寿司である。 全てのメニューを片っ端から、 食べ尽くしたい。 こちらは『第ニ力酒蔵』。…
もうすっかり日が長くなってきた 今日この頃。 しみじみと美味しいのだ。 季節の変わり目に、 お通しで若筍をいただく。 茨城県岩瀬町の契約農家の 拘った蕎麦粉で打つ…
山の上ホテルも、 漸く活気が戻りつつある。 "黒服もホッとしているのだろうな" 会計の従業員さんに言ったら、 "おわかりになります?" と、微笑んだ。 地下1階にある、 …
新橋は烏森神社界隈に、 何軒か、妙に気になる寿司屋がある のだが。 その中の一軒、 『日吉寿し』のご紹介である。 この店の"ちらし寿司"は、 春夏秋冬の季節感を、 五…
"どこか旨いところないですか?" 通称「山の神」に聞いてみたら、 "ここがいいんじゃあねえか?" と答えてくれた。 みすじ通りは見附の縦路地地下、 大人の隠れ家的焼き鳥…
玉村聡二郎
2023年8月20日 15:29
下町の静かで心地良い空間。旨い肴と旨い酒をゆっくり戴くには、ドンピシャの店である。松が谷の『えびす丸』。ここは、フライ、煮魚、寿司云々、どれをとってもピカイチなのだ。酒とのマリアージュが素敵である。仕入れによって毎日変わる品書きは、手書きで味わい深く、丁寧で、いかにも美味そうだ。飽きのこない楽しみが常にある。つまみの種類は豊富で、"酒の肴にもってこい"なメニュー
2023年8月7日 09:01
銀座で1番好きな店と聞かれたら…『みやざわ』が三本指に入るかなあ。この日は銀座界隈を、東西行ったり来たりして、いろんなお店に巡り合った一日。この度ご紹介したい『みやざわ』は、そんな道中の締め括りに出会った純喫茶である。ここは昭和31年創業以来、彼此60年以上の老舗中の老舗なのだ。店内は、椅子も壁も長い月日を経て、味わい深く、アンティークな色合いに染まっている。
2023年8月2日 21:11
"御かにめし"を食べに来た。普通と大盛があり、ズワイガニを使用、大盛は普通の1.5倍である。これが超美味いのだ。訪れる度にパワーアップしている、『かに福』。初心を忘れずに常に躍進し続けるいい気合いの店である。御かにめしは、迷わず大盛を注文。腹一杯に食べたい。と、逸る気持ちを落ち着かせ、先ずはお刺身をいただく。こちらはタラバガニで、キンキンに冷えた生中のお供に、
2023年7月26日 19:40
上野御徒町界隈。ここは洋菓子店の空白地帯である。小生が知らないだけ、かもしれないけれど。美味しい珈琲を飲みたい時に、クラシックなスイーツも合わせて食べたいなぁ、と思う事がしばしば。すかさず王道のショートケーキをはぐはぐと美味しいものを、だとか。そんな欲望を満たしてくれるのは、上野広小路にある本格的な、喫茶店『ラパン』である。アイスコーヒーをいただいた。うむ、奥深い
2023年7月20日 11:55
荒木町は車力門通り。そこを更にちょっと入った所にある、隠れ家過ぎる蕎麦屋『佳蕎庵 くぼた』のご紹介である。信州の地酒とご当地のつまみ。イナゴや蜂の子、ザザムシ等々、チャレンジするには一寸躊躇してしまう様な珍味を超える珍味までが取り揃う。TVで観てから、1度食べてみたいなあと思っていた木曽の無塩伝統発酵食品"すんき漬け"もあってびっくり。蕎麦は二八で、しっかりした歯
2023年7月14日 19:30
柳橋にある小料理屋。客とゆっくりお話ししながら、ほっこりとした料理上手な母の味を気さくな女将が出してくれる、カウンターのみの気負わないアットホームな店だ。多少割高とはいえ、この界隈では味わうことのできない、レベルの高い"おばんざい"を堪能できる。小生は、特にこの店の"銀だら西京焼き"が大好きである。甘い脂が乗って熱々プリプリの食感。ご飯と味噌汁だけ、と思って
2023年7月10日 16:02
赤坂小学校裏の寿司屋の紹介である。メニューは時価。記載がない。お任せで握りが出てくるスタイル。そして、常連率の多い店である。こぢんまりとした佇まいが、落ち着く。今晩も寿司を腹一杯に握ってもらった。それでも8000円前後。小生の心を鷲掴みにしたのは、新鮮なネタの旨さはさることながら、なんと言っても板前さんの人の良さ。小さな頃から寿司を握って、今に至るという生粋の寿司
2023年7月5日 12:06
釜飯が食べたくなると、ここにくる。『田毎』だ。貝柱の釜飯。一粒一粒に艶があり、ふっくらとした白米には、貝柱とその優しく、ほのかな味と香りの出汁が染み込んでいる。上品の一言。何とも麗しき"玉手箱"である。浅草で気に入りの逸品は?と聞かれたら、小生は、ここの釜飯を言う。何もこれだけではない。どれもこれも美味なご馳走なのである。鳥わさにお新香、焼き鳥に釜飯と
2023年7月1日 15:25
猛暑の中、両国橋を通り、回向院に抜ける。駅から歩くこと7分。堅川が流れるほとりに、趣ある日本家屋風の建物。まるで日本料理か鮨屋の様な風雅な佇まいは、東京一と言っても過言ではない。『越後屋若狭』である。"こんにちは、予約の者です"店内は商品のディスプレイはなく、無人。奥に声をかけると、初老の上品な女性が応対してくださる。にっこりと笑い、予約していた水羊羹
2023年6月26日 15:34
夏の限定定食は、鯖味噌定食に、鯛めし定食、そして、ふぐ定食だ。新橋の『ふぐ割烹 まさお』。駅からは少し歩くけれど、近くに目印があるから、迷わず辿り着けるだろう。推しは冒頭で触れた、限定ランチである。こんなに美味いのに、実はあまり知られていない。何故だろう。注目の穴場である。値段はと言えば、新橋価格にしては、やや高めだろうか。しかし、落ち着いた空間で旨い飯
2023年6月22日 14:08
早いもので、今年も夏を迎えた。蒸し暑い今日の昼飯は何にしようか。"女将さん、夏の裏メニューはある??""今日はないのよ、ごめんなさいねー"出遅れたか。残念だ。外観、内観とも、昭和を感じさせる雰囲気。『丸福食堂』だ。絶妙な塩梅で、"昔ながらの"を味わえる、ノスタルジックないい雰囲気の店である。"魚久、玉ひでと、この界隈は観光客だらけだよね"女将さんは、笑って応
2023年6月17日 18:25
今晩の小生のセレクトは、ヒラメの煮こみに、若竹の竹の子、そして、鯖の押し寿司である。全てのメニューを片っ端から、食べ尽くしたい。こちらは『第ニ力酒蔵』。大将の腕といったら、勲章ものである。季節の旬のものが、随時取り揃えられていて、いつ来ても飽きのこない、新しい味で愉しませてくれる店である。"GWの明けなら、例えばホタルイカが旬ですかね"と、教えてもらう。
2023年6月13日 19:04
もうすっかり日が長くなってきた今日この頃。しみじみと美味しいのだ。季節の変わり目に、お通しで若筍をいただく。茨城県岩瀬町の契約農家の拘った蕎麦粉で打つ。甘味、香りが強い、"常陸秋蕎麦"である。田舎そばと並そばが盛られた二色盛り。丁寧に作られたそばつゆ。なんと、濃口の関東風か薄口の関西風を選ぶことができる。天ぷらは1品ずつ、揚げたてが配膳される。鉄瓶で
2023年6月9日 18:22
山の上ホテルも、漸く活気が戻りつつある。"黒服もホッとしているのだろうな"会計の従業員さんに言ったら、"おわかりになります?"と、微笑んだ。地下1階にある、『コーヒーパーラーヒルトップ』。坂に面した大きな窓からは、心地よい光が射し込み、上品でクラシカルな落ち着いた雰囲気の喫茶室である。創業当時のメニューを、ペストリーシェフが磨きあげ、復刻したという、"プリンア
2023年6月5日 13:18
新橋は烏森神社界隈に、何軒か、妙に気になる寿司屋があるのだが。その中の一軒、『日吉寿し』のご紹介である。この店の"ちらし寿司"は、春夏秋冬の季節感を、五感で以て、じんわりと感じることができるのだ。繊細な食の日本に生まれて良かったと、しみじみ思わせてくれる。新橋烏森神社の近く。有名寿司店しみづの、隣りの隣りに構える店である。板張りの壁に入口が2つ、右側が通常の入
2023年5月31日 15:49
"どこか旨いところないですか?"通称「山の神」に聞いてみたら、"ここがいいんじゃあねえか?"と答えてくれた。みすじ通りは見附の縦路地地下、大人の隠れ家的焼き鳥屋は、『鳳』である。焼き鳥や水炊きを始めとする拘りの豊富な鳥料理と、それに合わせた酒が常時取り揃えてあり、舌も腹も心も、存分に満たすことができる。ソリの旨さに悶絶し、皮ぽん酢の丁寧な仕事に盃が進む。メニュ