マガジンのカバー画像

Alive活動とそくあんの使命について。

9
「Alive」の意味は生きる。私たちはカンボジア内戦で壮絶な体験をした両親の元に生まれた。カンボジアルーツを持つ私たちが次世代に何を残し伝えることができるだろうか。 当事者の私た…
運営しているクリエイター

記事一覧

”Acts of Memory ”ポル・ポト内戦の記憶を記録し再生する物語が始まる。

”Acts of Memory ”ポル・ポト内戦の記憶を記録し再生する物語が始まる。

みなさま、こんにちは。
最近、マガジンの使い方がわかったので私たちAlive活動はそちらに少しづつまとめていきます。

カンボジア歴史文化研修
2024年3月21日、22日の2日間、首都カンボジアプノンペンにあるボパナ音声映像資料センターにて、カンボジア歴史文化の研修とインタビュー技術などを学んできました。その記録を書きますね。

真剣に学ぶ大きな紙をつなげて、上段に日付を書いていきます。回想法の

もっとみる
-戦争と混乱を⽣き抜いた⽇本定住カンボジア家族の物語と記憶-No,1

-戦争と混乱を⽣き抜いた⽇本定住カンボジア家族の物語と記憶-No,1

キム・ハク『⽣きる IV』写真展
公益財団法⼈Rei Foundation Ltd.

ニュージーランドの公益財団法⼈Rei Foundation Ltd.とアーティストのキム・ハク、キュレーターのメタ・モエン、任意団体Aliveの協⼒で2023年8⽉19⽇から9⽉2⽇の間、カンボジアプノンペンにあるSosoro Museumで展覧会が開催されました。

-戦争と混乱を⽣き抜いた⽇本定住カンボジア

もっとみる
-戦争と混乱を⽣き抜いた⽇本定住カンボジア家族の物語と記憶-No,2

-戦争と混乱を⽣き抜いた⽇本定住カンボジア家族の物語と記憶-No,2

みなさま、こんにちは。
前回のあらすじはこちらになります。

キム・ハク『⽣きる IV』写真展
セッション3
8 ⽉ 19 ⽇(⼟)16:00-17:00
「独自の道の探求」
スピーカー
• 伴そくあん(ゲストハウス/民泊経営者)
• 萩原勝也(ミュージシャン)
• 平井健 (会社経営者/俳優/格闘家)
モデレーター
• ボーン・ノミリヤ(独立行政国際交流基金、プノンペン連絡事務所コーディネーター

もっとみる
-戦争と混乱を⽣き抜いた⽇本定住カンボジア家族の物語と記憶-No,3

-戦争と混乱を⽣き抜いた⽇本定住カンボジア家族の物語と記憶-No,3

みなさま、こんにちは。
前回のあらすじはこちらから。

対話型鑑賞(Visual Thinking Strategy)
セッション5
8 ⽉ 20 ⽇(日)14:00-17:00
生きるIV作品の対話型鑑賞(Visual Thinking Strategy)
スピーカー(作品被写体)
• ペン・セタリン
• サム・フィー
• 松橋南里
• 渡会紗藍
ファシリテーター
• チャン・ペンレック(Rai

もっとみる
-戦争と混乱を⽣き抜いた⽇本定住カンボジア家族の物語と記憶-No,4

-戦争と混乱を⽣き抜いた⽇本定住カンボジア家族の物語と記憶-No,4

みなさま、こんにちは。
前回のあらすじはこちらから。

今日のnoteは、タイの難民キャンプでの孤立や青春時代の苦悩と成長、両親との関係、そして、なぜ私が30年住み慣れた日本を離れてカンボジアで生活しているのかを少しお話ししますね。
(キム・ハク氏写真展のセッショントーク3にてお話ししてます。内容を少し変えてあります)

その前に「Stand.fm」ラジオ配信のお知らせ。人前に出ると極度な緊張と自

もっとみる
-戦争と混乱を⽣き抜いた⽇本定住カンボジア家族の物語と記憶-No,5

-戦争と混乱を⽣き抜いた⽇本定住カンボジア家族の物語と記憶-No,5

みなさま、こんにちは。
前回のあらすじはこちらから。

小学校入学定住促進センターを退所し、小さなアパートに引っ越しをしました。
翌年の1988年4月、小学校へ入学をします。
お洋服やランドセルは皆さまからの寄付によるものです。

世界の中心は学校であった

高学年になるとカンボジア人であることを少しづつ認識しはじめます。
全身コンプレックスで人前に出て話すこと、写真を撮ること、全てが嫌いで
まさ

もっとみる
-戦争と混乱を⽣き抜いた⽇本定住カンボジア家族の物語と記憶-No,6(おまけ)

-戦争と混乱を⽣き抜いた⽇本定住カンボジア家族の物語と記憶-No,6(おまけ)

みなさま、こんにちは。
前回のあらすじはこちらから。

-戦争と混乱を⽣き抜いた⽇本定住カンボジア家族の物語と記憶-No,6
(おまけ)は一旦ここまで。

カンボジアルーツ

カンボジアにルーツを持ちながらも祖国を知らずに育った若い世代の彼ら。難民2世代と呼びます。
私含めて、複雑な家庭環境で育ち幼少期の苦労や葛藤、そして愛する家族の死と向かいあいながらも今を生きる私たち。
希望の光も道標もない、

もっとみる
そくあん2023年の振り返り@下半期

そくあん2023年の振り返り@下半期

こんにちは、そくあんです。
このnoteはその時の感情を飾らずに綴っています。今日は下半期について。

2023年の振り返り@後期
8月

7月から一か月ほど滞在していたママ(恩師)が帰国し、通常の日常が戻りました。しかし、その後、再びキム・ハク氏の写真展がカンボジア・プノンペンで開催されました。

再びお声がけをいただき、私はセッション3のなかでカンボジアにルーツを持ち、独自の道を切り開いてきた

もっとみる
「Alive」カンボジアフェスティバル備忘録

「Alive」カンボジアフェスティバル備忘録

こんにちは、カンボジアシアヌークビル在住のそくあんです。

2024年5月3日から4日のゴールデンウィーク期間に、東京代々木公園のイベント会場で、第8回カンボジアフェスティバルが開催されました。実は、私は一時帰国して、Aliveメンバーと一緒に出店しました😀

第8回 カンボジアフェスティバル

初めましての方、Aliveとはなんぞや。
Aliveについて書いてますのでよければ一読を。

カンボ

もっとみる