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-戦争と混乱を⽣き抜いた⽇本定住カンボジア家族の物語と記憶-No,2

みなさま、こんにちは。
前回のあらすじはこちらになります。


キム・ハク『⽣きる IV』写真展


セッション3


8 ⽉ 19 ⽇(⼟)16:00-17:00
「独自の道の探求」
スピーカー
• 伴そくあん(ゲストハウス/民泊経営者)
• 萩原勝也(ミュージシャン)
• 平井健 (会社経営者/俳優/格闘家)
モデレーター
• ボーン・ノミリヤ(独立行政国際交流基金、プノンペン連絡事務所コーディネーター)
カンボジアにルーツを持ち、独自の道を切り開いてきた各スピーカーからそれぞれの活動について、活動に至った経緯についてお話をしてもらいました。


幼少期から現在までの心の苦悩を共有し合い、そして現在の取り組みや将来の展望について、お互い楽しく語り合うなど、談笑と最後には会場全体に嗚咽が響き渡るほどに涙をながしてしまう場面もありました。

本当に貴重な時間でした。
皆さんが抱えていた悩みや苦しみ、不安はそれぞれ異なりますし、負った心の傷や痛みも比較すること私にはできません。

そう、この写真の一枚は、健君がネットで購入した巻物に作文を書いたもので、それをポケットから取り出し周囲の笑いを誘ったパフォーマンスの一つでした。
常にポジティブ思考の彼は笑いを誘う天才で、一瞬にして暗い雰囲気を一気に明るくしてくれました!!

カンボジアにルーツをもちながらも、カンボジアに来たことはなく、初めて知るカンボジアに心ウキウキしたり、日本とは違う景色の中でどんな風に映って見えたのかな。

セッションのあとに記念写真です。
この写真展が終わると私たちはそれぞれの場所に戻りいつもの日常に戻るんですね、
なんだか寂しいな。

対話型鑑賞とは


さて、次は日本とプノンペンで開催された写真展で大変な反響を呼んだ作品の「対話型鑑賞セッション」です。おそらく多くの方々にとって初めて聞く言葉だと思いますが、

対話型鑑賞とは
1980年代半ばにアメリカのMoMA(ニューヨーク近代美術館)で開発された作品の鑑賞方法の1つです。 作品鑑賞とは本来であれば、作品の近くに掲示されているキャプションなどを元に作品を鑑賞します。 しかし、対話型鑑賞では美術の知識ではなく、その場で感じた感想や想像を元に参加者と対話を行う点が特徴とのこと。

セッション4 


8 ⽉ 20 ⽇(日)9:00-12:00
生きるIV作品の対話型鑑賞(Visual Thinking Strategy):「日本社会の課題・個人の体験について」

スピーカー(作品被写体)
• ペン セタリン
• サム・フィー
• 松橋南里
• 渡会沙藍
ファシリテーター
• 萩原カンナ
「生きるIV」からいくつかの作品を選び、見て、感じ、連想したこと、考えたことなど「気づき」の輪を、鑑賞者同士、アーティスト、作品の被写体との対話を通じて自由に広げていきます。


対話型鑑賞の後にキム・ハク氏の作品について、彼がどのような思いや苦労を経て作品を創り上げたのか、クメール語で話してくれたのをその後に萩原カンナさんが日本語に通訳し、みなさんが真剣なまなざしでじっと聞いてます。

このnoteをはじめから読んでいる方は存じてると思いますが、
私は家族で難民として日本にきて両親の体験も重なり、時代を得て彼が昔の記憶を呼び起こし再生してくれたことに感銘し、感謝の気持ちでいっぱいです。
また改めて、

カンボジア人であることが最大の強みでもあり誇らしい。

と思いました!

「忘れられた記憶を辿る旅と物語。」

カンボジア難民として日本に来た経緯を書いてます。
よければこちらも。

↓↓↓


今日はここまでにしますね。

次章は-戦争と混乱を⽣き抜いた⽇本定住カンボジア家族の物語と記憶-No,3 で、続きをかきます。

セッショントーク5からです。
最後まで読んでくれてありがとうございます。

SOKOEUN


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そくあん
カンボジア、時に日本。 知らない世界を学ぶのが好き。カンボジア南部海辺街のシアヌークビルで暮らしてます。 皆様の暖かいサポートをお待ちしております。