20241121「いついつまでも」
水を飲み込んで
体内を巡り
浸透してから
また出て行って
どこどこを経由して
誰かの所へと
たどり着く
循環の彼方で
凍りついて
離れないでいても
やがて溶け出して
そこを離れる
それから降っては
集合して
再度見つめている
米肉野菜
わたしを経由して
生かされているのは
ありがたいこと
わたしを献上しては
まな板の前で
切り刻み
和えて焼いて煮て蒸して
揚げて啜って
血肉を得ている
感情の発露の限界で
増えきれないまでも
少しは節制し
生きられるのは
本当にありがたいこと
いつものように
いつもとは違う有り様に
うつろいながらも
とどまる事ない移動の軌跡
遮られては突破して
新しい出来事に遭遇している
それをどう捉えているのか
知らないわたしを経由して
帰ってこない範疇の所作
忘れられた記憶の改竄で
誘う満腹で鼓を叩く
ぽんぽんの中身で
生きられる世界の心臓
各々の生物たちが繁茂して
どこそこに暮らしている
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