健康経営には軽労化ナビ

アシストスーツの「スマートスーツ」を開発している札幌の企業(北海道大学認定ベンチャー)です。 軽労化という概念で、いつまでも元気にはたらく人を応援します。 https://smartsupport.co.jp https://smartsuit.org

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マガジン

  • 健康経営には軽労化ナビ®️

    軽労化トレーナーが職場に伺い、体幹力チェックや作業の腰部ストレスチェックを行います。腰痛による生産性の低下を防ぎ、はたらきやすさもはたらきがいもある職場づくりを支援します。

  • スマートスーツに関する記事

    スマートサポート社が開発した軽労化をコンセプトにしたアシストスーツ「スマートスーツ」に関する記事をまとめています。

最近の記事

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アシストスーツ導入の目的と選び方

当社はアシストスーツの企画・開発・販売を20年近くやってきました。正確に言えば、最初の数年は、私が経営する農業コンサルティング会社で開発をしていましたが、農作業以外にも介護や製造業など多くの需要があるのではないかと考え、2008年に当社をベンチャー企業(今風に言えば、スタートアップ)として立ち上げました。 開発のきっかけは、農家のお父さん、お母さんたちの多くが腰痛に悩まされていて、農作業が立て込んでいる時に腰痛を発症すると経営を圧迫するような状況になりかねない。という声を聞

    • 腰痛を発症してしまいました。

      私はこのnoteで腰痛予防について綴っています。 腰痛予防を目的としたスマートスーツや、職場での腰痛予防を防止するための軽労化ナビなどを開発しています。 私は決して腰痛になってはいけないのです。 でも、2週間の月曜日、朝起きて仕事場に車で出勤し、駐車場に停めて車を降りたら腰に異変が。その後、どんどん痛みが増し、立っていられないぐらいなりました。痛さももちろんですが、腰で身体を支えることができず、腰が抜けるような感覚になるのです。 朝、起きた時は何度もなかったのに、特に重

      • 中間管理職の行方:働き方改革がもたらす新たな課題

        1. 働き方改革が実施された背景と内容 働き方改革は、日本政府が2018年に成立させた一連の法律の中で始まりました。この取り組みの目的は、日本社会が抱える労働人口の減少や過労死問題などの深刻な課題に対処することでした。長時間労働の是正、正規・非正規雇用の格差解消、多様で柔軟な働き方の促進がその主な内容です。 例えば、企業における残業時間の上限が法律で定められ、労働時間の短縮を目指した取り組みが行われています。また、テレワークやフレックスタイム制度など、柔軟な働き方が推奨さ

        • 高年齢従業員の労災対策

          本日(2024.11.06)の日本経済新聞の記事です。 高齢従業員の労災防げ 危険度を点検、企業の努力義務に #日経COMEMO #NIKKEI 高齢者の多くが定年後も働き続けたいと考えています。 経済的な理由で働かざるを得ないとか、理由はさまざまですが、ひと昔前の高齢者より健康面でも格段に若く元気になっていて、健康寿命も伸びていることから、元気なうちは働いて社会参画したいと思われる方も多いのではないかと思われます。 高齢者はひと昔前と比べて元気になった。といっても、そ

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        • 健康経営には軽労化ナビ®️
          25本
        • スマートスーツに関する記事
          22本

        記事

          タイヤ交換での腰痛発症にご注意ください

          この時期にしては暖かい日が続いていた北海道も今日は最高気温が10℃に届くか届かないかという気温です。天気予報によれば明日は平野部でも積雪の可能性があると言われています。そろそろ冬支度をしなければなりません。 積雪地域の冬支度の重労働といえば、庭木の雪囲いと車のタイヤ交換ではないでしょうか?地方に住んでいれば、大人はひとり一台の車を所有していることも多く、タイヤ交換は億劫な冬支度のひとつです。 最近はガソリンスタンドやディーラーなどに、タイヤ交換を頼む人も多いのですが、知り

          タイヤ交換での腰痛発症にご注意ください

          スマートスーツは中腰姿勢から起き上がる時に4つの機能を同時に発揮します。

          当社はスマートスーツの開発のさきがけであると思っています。当初はモーター付きの製品開発をしていましたが、モーターをつけるということは、制御や電源を必要とします。当然、コストも高くなるし、故障もしやすくなります。 そこで、パッシブなアクチュエータとして弾性体(ゴム)を選び、ゴムの力だけで、中腰姿勢からの起き上がりをサポートする構造を考えました。 この構造は特許になっています。 腰痛は腰の骨や筋肉に大きな負荷がかかることで発症します。 中腰姿勢から起き上がる時に、背骨が釣竿

          スマートスーツは中腰姿勢から起き上がる時に4つの機能を同時に発揮します。

          腰痛の経済損失は年間約3兆円以上!

          寒くなると運動量が低下し、身体がかたくなってしまいます。 そこで無理に身体を動かそうとすると、膝や肘、首や腰に痛みを発症することになります。特に腰に痛みが出ると、立ち上がったり、歩いたりするときに痛みを感じるので、どうしてもゆっくりとした動きになってしまいます。 誰もが一度は経験する腰痛ですが、日本人のおよそ8割の人が生涯に1度は腰痛を発症するとのことです。腰痛は症状であって、腰痛で病院を受診して、レントゲンやCTなどをやってみても、異常が見つからないケースがほとんどだそう

          腰痛の経済損失は年間約3兆円以上!

          若々しい姿勢や歩き方は運動習慣から

          ゴルフに行くと、遠くにいる前の組の人たちが見えます。 その人たちが若い人たちなのか、老人なのかを判断するのに、服装もありますが、"姿勢" と "歩き方" で見分けることができます。 おそらく、服装よりも姿勢、動作の方が年齢を推測しやすいと思います。 年寄りかな?って思える人は、まき肩(両肩が前側、内側に入り込んでいる)で、顎が前に出てうつむき加減、背中が丸まって、腰が落ちています。 この姿勢だと、歩幅は小さくなり、トボトボとした感じに見えてしまいます。もちろん、移動は遅

          若々しい姿勢や歩き方は運動習慣から

          補助金で軽労化ナビを導入する

          厚労省の補助金である「エイジフレンドリー補助金」の締切が1ヶ月前倒しになって、10月1日に終了してしましました。 エイジフレンドリー補助金には3つのコースがあって、高年齢労働者の労働災害防止対策コース、転倒防止や腰痛予防のためのスポーツ・運動指導コース、コラボヘルスコースがあります。 当社で企画開発製造販売している、腰痛予防のための軽労化スーツ「スマートスーツ」や、「軽労化ナビ」は補助対象の製品やコンテンツになっています。 スマートスーツについては、厚生労働省の令和2年

          補助金で軽労化ナビを導入する

          軽労化トレーナーと従業員のワンオンワン・セッション

          筋トレやジョギングなど、日常的に運動習慣がある人は経営者に多いイメージがあります。これは、経営者は長時間労働や大きな責任というストレスに耐え、業務を効率化し事業を成功に導くために、心身の健康を高いレベルで保つことが必要であるからと言われています。 もちろん、時間的な制約やストレスから健康管理が後回しにしてしまう人も多いので個人差は大きいでしょう。また、従業員が経営者と比較して、健康にに対する関心が低いとは一概には言えません。 しかし、健康に対する関心を高く維持することは、

          軽労化トレーナーと従業員のワンオンワン・セッション

          体幹力さえあれば

          「体幹力」とは、身体の中心部分の安定性を示します。具体的には「胴体」の剛性やバランス力などで、体幹がしっかりている(体幹力がある)ということは、身体の軸がぶれにくくなります。 身体の軸とは、どこにあるのでしょうか? 体幹、いわゆる胴体を構成するのは、背骨(脊椎)と内臓を収めている腹腔、それらを取り巻く腹筋や背筋、骨盤底筋、横隔膜などの筋肉であり、これらの筋力があって、それぞれの筋肉が連携してバランスをとることで、身体の中心である軸を作り出します。 下腹部を引っ込めるように

          体幹力測定会を開催

          先週、札幌で開催されていた No Maps というイベント(?)では、Wellnessをテーマにした展示があり、SS社が参加している 北海道ヘルスケア産業振興協議会 のスペースがあったチカホ(札幌駅前通地下広場)で体幹力測定会を実施しました。 通常実施している体幹力測定は7種目の体力測定から構成されますが、今回は簡易的に、閉眼方足立ち、2ステップ、座位ステッピング、ファンクショナルリーチ、握力の5種目で実施しました。 会場となったチカホは、札幌駅から大通駅(地下鉄で一駅)

          腰痛発症リスクを可視化するサービス

          日本人の腰痛罹患率はおよそ8割と言われていて、ほとんどの人が経験する症状です。若い人よりも中高年に発症が多いと言われ、腰痛で動けなくなって仕事に行けなくなったという経験がある人も多いと思います。 仕事を休むまでもないけれど、腰痛に不安を感じていて普段の仕事でベスト・パフォーマンスを発揮できていない状態。つまり、出勤しているものの、仕事に支障を期待している状態(プレゼンティーイズム)は、年間3兆円にも上るそうです。労働者ひとりあたりおよそ年間45,000円です。 最近は人手

          腰痛発症リスクを可視化するサービス

          軽労化ナビについて

          腰痛による経済損失腰痛とは病気の名前ではなく、症状の総称であり、腰部の痛みやハリ、不快感を示す症状のことです。日本人の生涯有訴率は8割を超え、休業4日以上の業務上疾病において腰痛が全体の6割を示します。腰痛による生産性の低下等による損失額は年間3兆円(ひとりあたり約45,000円/年)にものぼります。 プレゼンティーイズムとは プレゼンティーイズムとは、出勤しているものの腰痛などの健康上の理由によって生産性が低下している状態のことを言います。プレゼンティーイズムによる経

          軽労化®️社会とは?

          私たちは「軽労化®️」というキーワードをもとに技術開発やビジネスを進めてきました。 起業した動機が、「現場で働く人たちの負担を軽減して、元気にいきいきと働き続ける」ことを応援したい。という想いに後押しされていたからです。 スマートスーツ®️というアシストスーツを開発・製造・販売していますが、これは、「農家のお父さん、お母さんが苦しんでいる腰痛をなんとかしてあげたい」という課題解決意識があったからです。 詳しくは別記事の "スマートスーツの開発ヒストリ(1)" をご覧くださ

          軽労化®️社会とは?

          はたらく人の能力開発

          これから先、日本ではずっと労働力不足は不足すると予測されています。 少子高齢化社会の進行と人口減少によって、いわゆる15−64歳の生産年齢人口が減少しています。生産年齢人口とはいっても15-20歳ぐらいの若い人たちの多くは学生で仕事はしていません。また、専業主婦や定年退職して働いていな人もカウントされていますので、就業の意思のある人たちを示す労働力人口で表すのが適当でしょう。しかし、日本での労働力人口は生産年齢人口の8割に達していて労働力余力も高くはありません。 そこで、