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全国統一小学生テストの保護者会に参加した率直な感想。

「分かりやすく例えますね。公立の小学校6年間での学習量が100だとしたら、中学受験は200やります!

「小4で100、小5で190、小6で残りの10と志望校別の学習です」

「だから、小5からの入塾だと相当キツイです!!

持参したノートに思わず

「えー、嫌だ(-_-)」

と書いてしまった。

中学受験、勉強が好きじゃない子(私も)にとっては、苦行でしかない。

初めての全統小


丁度1年前にこんな記事を書いた。

この時は受けなかった理由に「受験産業に少しウンザリしているから」と書いている。

この1年間でその思いは「少し」どころではなくなった。

どう考えても小学生が21時まで塾で勉強するような世界はどうかしている。
日本の中ではそれがエリートの道かもしれないけれど、同じ日本でも地方ではそんな子は少ないし、世界を見渡せば受験がこんなに加熱してる地域って殆どない。

だからと言って、絶対に中学受験をしないと決めたワケでもない。

偏差値が高い学校へ行って欲しいとは思わないけれど、本人がやりたい事ができる「面白い学校」へ行けたら良いなと思う。

それに、横浜創英の様に入試のスタイルに多様性がある学校が今後増えてくる事を勝手に期待している(笑)

全統小の広告が目に入ってきた時、長男の現時点での立ち位置を見たり、塾が何を話すのか聞いてみたい気もした。

受講中の通信教材でもこのテストに相乗りしたキャンペーンがあり、それなりの高得点を取れると特典があった。

その特典の件も含めて長男に話してみた結果
「受けるに決まってる~♪」と意外とノリノリで受験すると言い出した。

その割には、事前学習を全く頑張らなかったけど(笑)
そして当日の朝には「行くのメンドクサイな~」と言い出した。

私もテスト中に開催される「保護者説明会」で自分がすっかり洗脳されるのか試してみたかったけど、やはりイザその時間が近づいてくると「面倒だな」と思っていた(笑)

勉強したい子が行く場所

保護者説明会の中で、講師の方がこんな話をしていた。

小学校のテストで100点取る子は沢山います。
でもその100点の子の学力は全員同じではないですよね?
100点の中には、もっと難しい問題ができる子も沢山います。
学校の勉強が簡単でつまらない。
そういう子に「楽しく勉強できる環境」を与えてあげる事が大事だと、私達は考えています。

確かにね。
そう思う一方で、とても勿体ない気がした。

そもそも公立の小学校が「一斉授業」で、学習指導要領がガチガチに制限されているから悪いのでは?

子供が1日の殆どを過ごす小学校での授業が「レベルに合わない退屈な時間」で、放課後にわざわざ塾で勉強しなければいけない。

その全体像がそもそも宜しくないのでは?
と思えた。

保護者も、小学校の先生も、塾の先生の中にも同じような事を思う人は沢山いるかもしれない。
だけど中々変える事が難しいから、せめて中学は「学力にバラつきのない環境」に入れたいと思う。

それは物凄く共感する。
だけど、小学生が夜遅くまで塾で勉強して、小学校の授業中はウトウトしている…。
そんな「受験業界の当たり前」に抗いたいと思ってしまう(笑)

とんでもないキャンペーン


1時間半に及ぶ説明会の後半は夏期講習の話だった。
夏休みの約10日間、それぞれ1時間程度の授業が約3,000円で受講できるというものだった。

しかも1回ではなく約10日間、1日でも10日参加しても同じ値段。
更に、今回のテスト受講者は半額になる。
更に、当日中に申し込むと+αで色々貰える…みたいな話だった。

通塾してるお子さんは、この講習の費用の桁が違うらしい💦

「え?そんなのアリ??( ゚Д゚)」

時間割を見ると、小2の夏期講習は午前中の1時間だった。
「ちょっと刺激のある学び」としてはアリかもしれない。
でも、本人の意向も聞きたいし…

すると、私の心を見透かしたかのように

「今日一旦お申込みいただいても、6月末までにキャンセルして頂ければ手数料とか一切かかりませんので!」


それなら一旦申し込んでも良いかも!!(目が★)
って、なるよね~(冷ややかな目)

と、心の中でテンションが上がったり、クールになったり忙しかった。

でも申し込みをしたら電話が来るとの事だったので、面倒になって申し込まないまま退散した。

説明会修了と長男のテスト修了時刻が同じだったので慌ててお迎えに行く。

早速長男に「夏休み中の10日位、1時間だけここに勉強しに来ない?って話だったよ」と言ってみたら
「行かなーい!嫌だ―!めんどくさーい!」と即答された(笑)

でしょうね。

模擬授業の雰囲気から見て、多分行けば楽しい。
体験したら「通いたい」って言いだすかもしれない。

でも、最初に「嫌だ」と思った直感みたいなものに任せようと思った。

だってもう分からないんだもん。
時代の先読みもできないし、一生懸命勉強したところでその学びが将来生きるかどうか?保証ができないし。

テストの帰りは一年前と同じくボルタリングへ行った。
皮が剥けても登り続ける背中を見ながら心の中で
「君が頑張りたいと思う土俵で頑張ってくれ」と呟いた。

〈あとがき〉
結局、夕方塾から電話がかかってきました(笑)
ちょうど帰宅途中だったので出ませんでしたが。
説明会に参加したらもっと自分が洗脳されるのではないか?と、ちょっとした実験でしたが、特に心が揺れる事なく冷静でした。
それは、こうして毎日noteに自分の考えを書き続けた結果だと思います。
ありがとうnote。
ありがとう、読んでくれる皆さん。

今日も有難うございました!



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