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コラム・小噺

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夢とうつつと幻のはざま
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#コラム

★コラム・小噺もくじ

納骨堂の犬

神様の木

昔の日記より

盂蘭盆 彼岸と此岸が重なる日

「この世は生きるに値するんだ」

「四畳半の夢」

我が麗しの貴婦人

「ベルゼブブ」「発露しないものはないのと一緒か?」「思い出にできたとき」

「でこぼこキューピーちゃん」「ずいずいずっころばし」

妖力堂

トネガワを読んでいたら凶気の桜になっていた

あなたはそんなにパラソルを振る

キャラクターよもやま話

カンち

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エッセイ漫画の問題について

エッセイ漫画の問題について

エッセイ漫画の問題が取りざたされています。

noteに母のことをたまに書くけど、内容には許可もらっています。
本当はもっと面白いエピソードもありますが、ダメだと言われたことは書いていません(笑)。

何かの告発を発信するのは個人的にはよいと思っていますが、そうでもないごくごくプライベートなことを勝手にエッセイのネタにするのは問題ですね。特に漫画だとキャラクター化・デフォルメ化が激しくなりがちで、

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さよなら私の闇深男子たち

さよなら私の闇深男子たち

※文中に登場する作品のネタバレがあります。注意しながらお読みください。

このnoteは私が闇深男子を卒業するまでの過程をまとめた小噺である。

「愛しの闇深男子コレクション」
私のnoteで一番人気なのは「六三四の剣~乾俊一について熱く語る編~」。
アップしてからかなり経っても、じわじわとスキを伸ばし続ける乾さん。さすがやで、乾さん。私もスキだよ、乾さん。

私は昔から歪んでいたり闇が深かったり

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GACKTが愛犬を里子に出しました。について

GACKTが愛犬を里子に出しました。について

Gacktさんが愛犬を里子に出したお話……ずっとそのこと考えてました。
裏の経緯も含めて確認したけれど……。

一度、家族にするためにお迎えした子を手放すって言えてしまうこと。
(やむを得ない理由なら仕方ないけど)

「Gacktから無理やり犬貰った」「なら断れないだろう」→サプライズの流れなど、嘘(最大限好意的に解釈して"言ってはいけないジョーク""やってはいけない演出")を混ぜて公に動画を出し

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きみは僕の宇宙だったんだよ

きみは僕の宇宙だったんだよ

webcomicranking(WCR)さんが閉鎖していたことを知る。
https://www.webcomicranking.com/

「webcomicranking」は、インターネット上にある個人のウェブコミックサイトを集めてランキング形式で紹介しているサイトだ。各々のサイトに投票用のリンクを貼ることができ、それをクリックすれば1票入ると同時にWCRに飛ぶ。そこから新たなたくさんのコミック

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文学少女の話

文学少女の話

うちの母は太宰治ガチ勢。

「父親(私にとっての祖父)が太宰と同じ時代を生きていたというだけで(嫉妬して)許せない!」
「高校の修学旅行では太宰の入水した玉川上水を見に行った」

というほど。

そんな母がある日、「いい歳になったので、そろそろ太宰を卒業しようと思う」と言い出した。

そして本当に本棚の本をすべて捨ててしまった。残ったのは、私が借りたままにしていた数冊だけ。
その極端さが、全然卒業

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辛いこともガマンしたら報われるの?

辛いこともガマンしたら報われるの?

私の親しい人が迷惑行為(嫌だと伝えた行為を続ける)を受けてトラブルになった。悪口もネットにたくさん書かれて、当時の書き込みは私もリアルタイムで目の当たりにしていた。見ていた人は他にもいたと思う。

(「本人が嫌がっているので……」と伝えられているところは直接みた)

その件は警察が間に入って、いったん話は終わったのだけど、対応にはいろいろ不満があったようで、相手は悪口や嫌味を言い続けていた。

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ネットいじめの思い出【ぜんぶ、言っちゃうね・某イベント編】

ネットいじめの思い出【ぜんぶ、言っちゃうね・某イベント編】


【あるイベントでの出来事】もう何年も昔、私がとあるイベントに参加した際の話です。
この場では一応イベント名は伏せておきます。

主催でもないのにいつまでも……と思う人もいるでしょうが、これは私がネットいじめされた事件につながるので、書かせてください。

【鳥取県カルチャー界の闇】まず前提として、当時の鳥取県の状態について説明します。大雑把にぼかしているので、細かい部分の違いについてはご容赦くださ

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健全な人間関係のために

健全な人間関係のために

人間関係でトラブらないために何が大切なのか。

一番大切なのは相手を「舐めない」こと。軽薄そうに見える人間でも、自分が思う1000倍は考えてるし、イラつくこともあるだろうけど許してくれているんだなーと思えば、腹立つことがあっても簡単にダメ出しや攻撃をしようとしないで済む。また、きちんと扱おうと気を引き締めることができる。何か指摘するときも丁寧な言葉や態度を選べる。

そして、自分が「舐められるのを

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愛と幻想の芸術論

愛と幻想の芸術論

セクハラに絡む京都造形芸術大学訴訟の件。に絡むけどちょっとずれたところのお話。

「モデルを〇〇ネタ」(下ネタ)にしたというのは、会田誠さんの説明を拝見して、本気で語った内容だったのだということは伝わってきました。
たぶん、べつに引き受けなくてもいい立場の中で、これからを担う芸術家のためにやってくださった講義なのだろうとも思いますし。

そのうえで。
妄想だけなら言論の自由の範疇だけど、実際したこ

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「ネットいじめ」の思い出

「ネットいじめ」の思い出

2014年、「カンちゃん ネットいじめにあう」という漫画を描かせていただきました。

こちらの作品は、実際の被害体験を複数組み合わせて一つの物語に再構築したものです。

ネットいじめ防止の会の主活動であり、県の補助金もいただき、多くのお力添えをいただいたおかげで冊子を配ることもできました。

※現在は補助期間を満了しています。

『カンちゃん ネットいじめにあう』

これはあくまで一つの表現の提示

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「生まれ変わり」の準備

「生まれ変わり」の準備

 今年は「認知のずれ」というものをよく考える年になった。
「自分が思う自分(の作品)」と「他人が思う自分(の作品)」の違いとか。
 前はわかんないならわかんなくていいかなと思っていたけど、伝えたいことをできるだけ多くの人に正確に伝えられるようになりたい。
 人の言うことをよく考えるようにもなった。今までの私なら上っ面をなでただけで理解したつもりになっていたことを、しっかり咀嚼して「考える」ことを大

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「トラルド」について

「トラルド」について

 小噺です。

「トラルド」は、物描き・島田つきの築き上げた虚構の世界です。

「クロックロの書斎」以外のストーリー群を総称して「トラルド」と呼びます。
 また、シュールブラックギャグ漫画『トラルド』のことでもあります。漫画『トラルド』という名称は、殺伐系猫コンビ「トラ」「ルドルフ」が主人公であることに由来しています。

 ブラックユーモアやダークネスの中で、逆説的にヒューマニズムの追求をしていま

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「クロックロの書斎」について

「クロックロの書斎」について

「クロックロの書斎」は、クロックロの活動拠点であり、ブランドです。

クロックロは、嵐の日にカンちゃんを森で拾います。ふたりは一緒に暮らすことになりました。
育ち盛りの子猫を育てるのはとっても大変。そこでクロックロは、可愛いカンちゃんをモデルにしたキャラクターグッズの販売を考えました。
今日もせっせと、モノ書き業の傍らで、カンちゃんのミルク代を稼ぐために物販しているのです。
そうやって生まれたのが

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