わたしが「わたし」を助けに行こう
橋本翔太さんの著作
わたしが「わたし」を助けに行こう
サンマーク出版
の書評、レビューです。
自律神経失調症に、役立つ本なのではないか?
と思ったので、シェアします。
まずは自律神経失調症と共にある
私の日常から…
今日も暇で辛い… けど でかけるのもしんどい!
スマホを手放せない…
アプリばかり触る…
SNSにひたる…
これって、自分を暇にさせないための行動
不安から目を逸らしたいから
かといって、やりかけていた趣味に手を伸ばせるかというと、それも疲れそうで怖い。明日、仕事だし。大袈裟かもしれないけど…。
こんな感じで、扁桃体が今日も良い感じに平常運転。
視野狭窄、ぐるぐる同じところを巡る…
じゃ、休めるんかというと、何もしないのも辛い
ループする…
結果、何もできず、今日も終わっていく…
この振り子の中に閉じ込められている感覚
買い物に依存する
甘いものを食べすぎる
SNSにハマる
ちょっとくらいなら、良いバランス。
大切な生きる楽しみです。
でも、生活に支障があるレベルになってしまっていたなら、依存してるかも…。
依存するのは、不足感があるから。何かが欠けている、不安な気持ちを埋めたいから。
だから買っても買っても、気持ちは埋まらない
次のものが欲しくなる
でも、これってどうしたらいいの?
吉濱ツトム氏(今回の著者とは違う方です)によると、現代人には生命エネルギー(生存本能)が、弱まりやすい3つの理由がある。
そんな理由から、自分の中の内なるライオン(生命エネルギー)が、行動を起こしそうで、起こさないでいる。
行動できるだけの爆発力もない。
茹でガエル状態…
その葛藤の振り子の中で苦しんでいる。
そこで、瞑想してみる
この不快なものが、自分の中にあることに気付く。
自分が作り出している感覚だと、対象化する。
すると、防衛本能が、まったく真逆の向きを持って、2方面から働いているから疲れるのだと気付く。
暇から意識を逸らすことで、漠然とした不安から自己防衛する
身体を守るため、働きすぎないように、自己防衛する(結果、暇になる→1へ)
アクセルとブレーキが両方活性化しているから、休むわけでもなく、何かをするわけでもない。
この感覚が、
自律神経失調症に繋がっていると思う。
2番に関しては、とっても合理的だ。
別に悪いことはない。
休むことは、とっても大切!
このようにモヤモヤした問題を抱えている時は、無理せず、寝たり休んだりすることを私は推奨します。
問題なのは1番の方だ。
どうして、素直に身体を休められないのか…。
漠然とした不安の正体は?
その答えになりそうなものが
この本に書いてありました。
この本は、この「漠然とした不安」との向き合い方のヒントを教えてくれています。
今のところ、わたしの考える解決策は2つ。
瞑想、運動、サウナなどで、自動思考を、対象化し、手放し、我に戻る。「今この瞬間に、何も問題がないと知る」
漠然とした不安の正体を知る。私の場合は、何かしていないと、自分に価値がないという観念が、「ただ休みたいから、休む」を許していなかった。その観念に「ザワザワくん」と名前をつけて、対話をした。
このブレーキとアクセルを同時に踏んだ状態を、解除するには、やはり「感情の対象化」、自己対話が有効なのではないか、と思っている。
自分の気持ちに正直になり、自分の内なる声を
少しずつ統合していくと、焦らずとも、少しずつ、緩和されていくものなのだと思う。
自律神経失調症は、時代に合わせ形を変えた現代病だと思っています。
物質的には豊かになったものの、自分の本心から簡単に目を逸らし続けられてしまう社会。
自律神経失調症の症状が、
他者の目からは見えない辛さを備えているのは、偶然ではないのかもしれません。
自分の声を聞く、心の時代がやってきたのは
現代を生きる私たちに与えられた試練のように私は思います。
その試練を乗り越えるための行動として、この本はおすすめです。
ねぇ、もっと自分の声を聞いてよ!
さまざまな症状は、
そんな私の内なる声の発露なのかもしれません。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?