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首長族と呼ばれた女性の目に映るもの
首に多くの輪っかをはめ、鮮やかな衣装を纏った少数民族をテレビやインターネットで見たという人はいるだろうか。
そのインパクトある見た目は人を惹きつけ、彼女らの住むミャンマーやタイの静かな山岳地帯にも多くの観光客を誘っている。
彼女らは派手な見た目だけでなく生活様式も伝統文化を重んじ、ほとんどが自給自足。もちろん衣服も自ら手織りし、耳元で光るアクセサリーも手作りだ。暑い日差しの日には木由来の伝統的な
尾道の町には「余白」がある。支局時代の出会いで気付いたこと (報道センター社会担当・田中謙太郎)
「ここは余白がある町だと思ったんだよ」 ある男性から聞いた言葉が、ずっと頭の中に残っている。
その町は、今年の2月まで4年間、支局の記者として暮らした広島県尾道市。広島市から東に80キロ離れた、瀬戸内の港町だ。自ら選んで住んだわけではないが、確かに余白を感じる町だった。人を引き寄せ、溶け込ませる不思議な力があった。
尾道で私は昨年、「雑居雑感(ざっきょざっかん)」という本を書いた。さまざま