これから社会に出て働く人たちから頂いたありがたいお言葉

2021年9月18日 10:29

社会人になって働いていると、意識しないと社外の人たちとの交流は大きく減ってしまう。

高校生、大学生の時代のように、家庭や仕事の状況を気にせず時間を一緒に過ごせる仲間と出会える機会は稀になっていきました。

最近登山をしたときに二人組の若い方とお話しする機会に恵まれました。

何やら初めて登山をするので用意もあまりわからず、朝にパンを一つ齧っただけだということでした。

その時には既に登山を終えてバスを待っているタイミングだったので、お昼はとうに過ぎており、だいぶお腹を空かせていたようでした。そりゃそうだ。

登山の経験がある方には当たり前すぎる話ですが、登山、長距離サイクリングなどは、想像以上にカロリーを失うため、補給食と呼ばれる間食をしながら楽しむのが鉄則です。

ましてや朝食や昼食をきちんと食べないで挑むなどは言語道断で、最悪ハンガーノックと呼ばれる、消費カロリーに体が追いつかない状態、要はガス欠で動けなくなってしまうリスクもあります。

ということで私がたまたま手付かずで持っていた補給食を差し上げたところ、大喜びしてもらえました。大変嬉しいものです。

しばらくお話をさせていただきわかったのが、意外と近所の大学に行っていて、来年から会社で働く予定だとのこと。(おめでとう！)

実はその時私は下山中に出会ったアメリカ人の方と行動を共にしていました。
道がわからなくなった私を助けてくれたのがきっかけだったのですが、英語が話せるということで興味を持ってくれたのか、下山後のバス停まで一緒でした。

「なんで英語を話せるんですか？」
と学生に聞かれました。

「うーん、仕事ほとんど英語なんですよ。」
正直少し返答に戸惑いました。

会社で働いている中では「英語を話すことが日常」です。

でも考えてみれば、普通に英語で話せるっていうのは未だに日本ではマジョリティではない(と思われる)はずです。

「え、どんな仕事をされているんですか？」
さらに突っ込んで聞いてくれました。

「外資系企業で働いているんですよ。」

こんな感じのたわいもない話をしていたつもりだったんですが、大学生達には新鮮だったようで、

「すごいあなたが輝いて見えます。外資系で英語もペラペラで、優しくて(食料を分けたからそう言ってくれた様です)..」

ありがたい。
こちらこそあなた方のような若い方とお話ができて光栄だし、そんな様に言ってもらえたのは大変嬉しいものなのです。

所詮会社のステータスなんて、会社という看板がなくなった瞬間に意味をなさなくなってしまうものではあります。

それでもなお、社外の方にこのように言ってもらえるのは本当に貴重な経験だったな、と感じました。

今回は書いていて、自分自信のスケールが小さいなぁ、と感じる部分もありましたが、全く予期せぬ出会いで、予想もしないお言葉をかけて頂けたのが嬉しかったので記事にしてみました。

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