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外資系企業で働くってどんな感じ?

マガジンの説明にもありますが、Shimeji & Oyakiは約16年くらい外資系企業で働いて来ており、今もまだ現役です。
最初に入った会社は、いわゆるGAFAの中の一つで外資系IT企業でしたが、今はヨーロッパ系の企業で働いております。
Positionで言うと、20代の頃に初めてManagerに昇進し、今現在は約230人の多国籍の従業員の組織のトップをさせていただいており、まだまだ組織を拡大していく最中です。

この様に文章にすると豪華なキャリアに見えるかもしれませんが、実は私は特にこれといったスキルも考えもなく外資系企業に飛び込びました。大学も特殊な学校だったので、就職に役立つ様な専門的知識もなく、若干パソコンが好きかな?と言う程度でしたので、多くの皆さん方の方が優秀だと思います。

それでは早速、外資系企業で働いていることを言うと、よく聞かれる質問について回答していきたいと思います。
私は日本企業で働いた経験が1年しかありません。ですので、日本企業と外資系企業の比較は取引先の企業などで知り得た情報が元になっているとお考えください。

1, 年収は高いって聞いたけど?
2, ステップアップは早い?
3, 実力主義で厳しいの?下手したらクビになる?
4, 外資系企業ではどんな世界が待っているの?
5, どういう人がむいている?
6, なぜShimeji & Oyakiは外資系を選んだの?

1, 年収は高いって聞いたけど?
基本的には高めだと思います。例えば私が最初に入社した会社の給与の基準は、"同業他社の給与レンジよりもやや高めにする"と言うものでした。
その代わり日本企業で言う、夏のボーナス、冬のボーナスなどは無いのが一般的だと思います。私の最初の会社の場合は、70%が基本給、30%が成果給(インセンティブ) の扱いで、ゴールを達成すれば上振れし、しなければ下振れする様な設定でしたね。

2, ステップアップは早い?
私が聞いた限りでの日本企業の印象ですが、昇進に途方もない時間がかかるのと、割と上から指名されるのが一般的な様でした。
私が経験した外資系企業では、やる気と能力があれば比較的簡単に昇進できます。仮に能力がなかったとしても、ポテンシャル採用として採用することもあるので、極論誰にでもチャンスはあります。
但しポテンシャル採用は"裏で"年齢が考慮されることがほとんどです。どれだけダイバーシティを語っている会社でも20-35歳くらいを目安にしている様に思えます。当然従業員にそう言った部分は絶対に見せませんが、内密に有能そうな従業員のリストアップはどこの会社でもやっているでしょう。大体そこには年齢も書かれます。
ただし、その年齢の範囲を超えていたとしても、きちんと昇進に足るべき根拠があれば可能性はありますのでご安心ください。

3, 実力主義で厳しいの?下手したらクビになる?
実力主義なのは間違い無いと思います。但しこれは会社の文化や、直属の上司によって大きくブレます。比率で言うと30対70くらいで、直属の上司の影響が大きいと思います。
これは2でご回答した点の弊害の部分となりますが、あなたの上司は"ポテンシャル採用"された方の可能性もあります。つまりマネジメント能力が未熟な人があなたの上司になる可能性もあるわけですね。
具体的な弊害の可能性は、
 労働基準法を理解していない
 会社の文化を理解していない
 自分の経験をもとにしかリーディングができない。
 (自分はこう育てられた。故に部下もこれで育たなければならない)的思考。
まだ社会人経験が浅い方は、基本的に上司は正しいことを言うと思っているかもしれませんが、しっかり勉強をしているマネージャーって、体感的には結構少ない様な気がします。残念ですが。

後者ですが、まずよっぽどでない限りはクビにはなりません。
これは会社云々と言うよりも、日本の法律的にすぐにクビにできない様になっています。意外と従業員側は知らない方も多いのですが、マネジメント側からすると場合によっては本当に困るくらい、被雇用者は守られています。なので簡単にはクビになりません。
その代わりにやめてもらいたい人に何をするかと言うと、退職に持っていくためにDocumented coachingをします。表向きはその従業員の成長を助けると言うものですが、大体その書類には「この目標が達成できない場合は減給か降格を受け入れる」と言う様な内容が書いてあり、サインを求めます。その目標は比較的ハードルが高く(クリアさせたく無いわけですから)、毎月のフォローアップの中で追い詰めていくことになります。現実的には退職勧告の様なものですね。

4, 外資系企業ではどんな世界が待っている?
基本的にWebに書いてある企業文化を体現していると思います。Webでは綺麗事を書いて、実際は大違いと言うことも無いとは言いませんが、特にこの人員不足のご時世、そう言ったリスクを取る企業は少ないでしょうね。
社内の体制は結構合理的に出来ていて、精神論的なイベント(唱和とか体操とか)は基本ありません。皆自由に会社に来て、自由に仕事して帰るイメージです。
ミーティングなども、割と合理性を好む人が多いため、必要な分だけ話して解散する印象があります。
定期的にトレーニングなども行い、企業文化のリマインド、職務に必要な学習環境も揃っていることが一般的だと思います。
一つ言えるのは、基本的に自己責任かつ自発的行動が求められます。
前述の通り、マネージャー、組織が成熟していないことが一般的だと思われますし、本国からの移行で一気に変更がかかるとかも当たり前にあります。
自分で情報を取りに行って、コネクションを作って、自分自身のスキルアップをするのが当たり前に求められると思います。
結果、割り切って淡々と働く層、常に愚痴を言い合うSocietyに属する層、前向きかつ積極的に動く層と分かれることが多いですね。

重ねてになりますが、マネージャーはかなり多くの裁量権を持たされていることが多く、直属のマネージャー次第でチームの雰囲気は一気に変わります。こればかりは運も関係しますかね。面接で良く確かめてみましょう。

5, どういう人がむいている?
一つ前の回答と重複しますが、自発的行動ができて、自分の業務や成長に自分で責任を取れる人が向いていると言えます。トレーニング、情報、サポートを口開けて待っている人は大体早めに辞めます。
昇進についても完全に自分次第なので、自分を商品だと見立てて売り込める人が強いです。

6, なぜShimeji & Oyakiは外資系を選んだの?
GAFAの中の一つの会社だったと言うこともあり、商品が好きだったのと、カッコイイと感じたためです。(よく採用したな。笑)
外資系だから選んだわけではありません。今でも覚えていますが、入社して3日目くらいに現場に入れられ、ほとんどサポートもなく放置されました。幸い頼れる取引先の方や先輩がいたのでなんとかなりましたが、最初の3ヶ月くらいは死ぬかと思いましたね。
ただその経験があったからこそ、良くも悪くも「会社に期待しない」と言う不文律を学ぶことができ、その後のキャリアパスに大きな影響を及ぼしました。
ただ本当に大変でしたけどね。

まとめ
私自身noteを書いていて、簡単に振り返るいい機会になりましたが、外資系の企業で働けてとてもラッキーだったと思います。今の会社を仮にクビになったとしても、どこの会社でも働いて行ける様な胆力と柔軟性は身についたと思います。

是非就職や転職を迷っている方がいる様であれば、チャレンジしてみるといいと思います。

Shimeji & Oyaki

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