マネージャーが考えるべき、問題解決の二つの方法

2021年8月31日 07:38

問題に面した時、アプローチとしては二つあります。

1, 起こっている問題をとにかく鎮静化させる

2, 中、長期的に、その問題が起こらないようにプロセスを改善する

当たり前のことですが、どちらか一方では問題があります。

マネージャーになりたての方は、1に長けていることが多いですが、2をあまり考えないことが多いですし、ベテランになってくると1より2ばかりに気が行きがちな傾向が見られます。

短期的には1に重点を置き、中長期的に2の対応を行う、といったバランスがちょうど良いかと思います。

2についてキーとなるのは、

・その問題がそもそも起こらなくするにはどうしたらいいのか
・起こってしまった時は誰が、どうやって、どのくらいの期間で対応するのか
・その改善プロセスが機能していることを、どのように証明するのか

こういった点を考慮します。

特に3番目を考えてみるのが重要で、

「第三者が監査にやってきたとして、あなたはその人にプロセスが機能していることをどのように証明しますか？」

というような質問を投げかけたりします。

この視点が無いと、その担当のマネージャー、リーダーのみでしか"問題再発防止プロセス"が機能しているかどうかがわかりませんので、コトの重要度によって保険的にこういったポイントを入れておきます。

このような二つのアプローチは、日常業務でも有効に活用できます。

周りによく聞かれてしまい、その都度返答をして時間を取られる様なこと

などがあればちょっと自分の時間を投資して、そういった質問が起こらない様にする、もしくは自分が関わらなくても業務が回るように、プロセス化に時間を割くのがオススメです。

新しくマネージャーになった方々へ、参考になれば幸いです。

Shimeji & Oyaki

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