サラリーマンが、人からの評価ではなくて、自分で自分自身の評価軸を持たなくてはいけないわけ
「たまには褒めてくださいよ」
「Shimeji & Oyakiさんに良いって言ってもらえないと、不安になるんです。」
こう言ったことを言われることがありますが、気持ちの上ではよくわかる話だったりします。
褒めるのが良いことだ、悪いことだ、という論議は置いておきますが、基本的に誰かに認めてもらえれば、それは嬉しいものです。
人から褒められれば自信に繋がりますし、安心して働けるようになることでしょう。
ですがそれが「自分の評価の全て」になってはいけません。
人に評価される=自分の自信
という構図を一度作ってしまうと、自分が自信を持って働く様になるためには、「評価者に評価される」行動を取らなくてはいけなくなります。
そしてその評価者は、
「全て正しい答えを知っているわけではない」ですし、
「いつかはいなくなる」ものです。
そして新たな評価者が来た時に、前の人と同じ評価をしてくれるとは限りません。
人に自分の評価軸を委ねてしまうと、精神的に不安定になります。
常に評価者の顔色を伺って行動を変え、少しでも評価者の機嫌が悪ければ「自分のせいではないか」と勘ぐり、非常に疲れるはずです。
一方で自分で自分に対しての評価軸を置いているというのはどういう状態かと言うと、自分で決めた目標にコミットして、そこに対して達成したのか、していないのかを評価するという状態です。
「来年にはこういう状態になっていたい。そのためには今年の何月までにはどういう状態になっていればいいか」
などのクリアな目標と、マイルストーンがあれば、それに対して自己評価を下していけば良いわけなので、シンプルです。
もちろんこの目標とマイルストーンは上司と合意をしておけば、上司もそのプランに基づいて評価をしてくれるはずです。
そうすると、上司の顔色を伺うこともなくなりますし、仕事がある程度落ち着いている時期であっても、自分の目標をベースに考えた時に、継続的に追い込んで努力できる状況になれます。
結果的に大きく成長することになります。
サラリーマンを始めてすぐの頃は、おそらくある程度評価者の意向を汲み取りながら働くことにはなるかもしれませんが、それでも「評価の軸を自分自身で持ち続ける意思」は、頭の片隅に入れておいた方がいいと思います。
サラリーマンは特に周りからの評価を必要以上に気にする傾向があります。
もちろん組織で働く以上その感覚は必要不可欠となりますが、他者からの評価なんて大分曖昧です。
Aの人がダメだと言っていても、Bの人は簡単に良いと言います。
それが他者からの印象的評価です。
そういったどうでもいいことに振り回されて心を病んで行く人は残念ながら大勢います。
そうならないためにも、
常に自分で自分の評価軸を持って
自分で目標とマイルストーンを立てて
達成させるためのアクションを作り
効果測定を繰り返していく
ということが必要なんですね。
もし自分の中で、「上司が評価してくれないから自信がない」と思っている人がいる様でしたら、参考になれば幸いです。
Shimeji & Oyaki
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