管理職になって失うもの

2021年8月24日 07:20

管理職になると得られるものがいくつかあります。

一般職の方よりも多くの情報だったり、
限られた領域に対して決断ができる権利であったり..

そして失うものもあります。

「人からの忖度のないフィードバックです。」

自分が正しいと思って話していても、原則的に常に正しいということはあり得ません。なぜなら人は間違える生き物だからです。

その時に周りからフィードバックをもらえると、軌道修正が可能になる場合もあるのですが、そのフィードバックがなかなか得られなくなってきてしまいます。

まだ課長級、部長級であれば、それなりに同僚や、自分の上司からフィードバックをもらったりする機会はあると思いますが、経験的にはそれより上のポジションになってくると、ほぼ結果責任が全てを占めてくるように感じます。(それが楽だったりもするわけですが..)

ただ、やはり会社という枠組みで働いている以上、急に大きな失敗に転ばない様にするためには、「人からのフィードバック」は保険的な位置付けで用意しておくべきだと思います。

そのためにできることは二つ、

1, 話しやすい雰囲気を作ること。
2, 直接フィードバックがないかを聞いてみる。

「この人なら何を伝えても大丈夫だ」という安心感を相手に伝えられない限り、思っていることを言ってもらうのは難しいものです。

まずはしっかり日頃から頻繁に雑談などをして、話しやすい雰囲気を作るのが良いと思います。

その後、フィードバックがないかをダイレクトに聞いてみましょう。
それでも本当に考えていることを話してくれるかは分かりませんが、受け入れる姿勢があることを示しておくと、いつか何かを思った時に話してくれることもあるでしょう。

もちろん全てのフィードバックを受け入れる必要があるとは全く思いません。

しかし話を聞いてみて、自分の中で反芻してみる価値は絶対にあると思います。

Shimeji & Oyaki

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