笑いの起こらないプレゼンテーションなんて、誰にも聞いてもらえないよ
管理職として働いていると、普通の従業員にプレゼンテーションをする機会が稀にあると思います。
会計年度の振り返り、アクションプラン、ゴール、達成の振り返り..
毎回一番私が気をつけるのが、「プレゼンテーションが楽しいかどうか」です。
アホか?
と思われるかもしれませんが、きっとその通りです。
人に何かを伝える時は、情報の指向性と濃度が比例します。
少数に対しては濃度の高い情報を伝達できますが、多数に対しては同じ情報を提供するのは難しいです。
人によって持っている前提となる知識が異なりますし、感じ方、受け取り方も違うために、誤解が生じやすくなります。
また、誤解が生じてもそれを察知することはできず、修正することすら難しいはずです。
塾などで、1 vs 1で教えることで特色を出している場所もありますが、人気があるのは情報の密度が変わるからだと思います。
このような理由で、大多数のプレゼンテーションでは各論に触れることはできないので、総論としてまとめることになります。
聴衆が大多数ということは、一人一人の「傾聴する責任」はかなり薄まります。
自分一人に対して説明をしてくれているのであれば頑張って聞く姿勢を取ると思いますが、5人程度ならまだしも、40人とかの規模になってくると、自分一人聞いていなくても問題がないという感覚になるのが当たり前です。
特にリモートでこういう会を行う場合、さらに顕著になります。どの様な姿勢で聞こうとしてくれているのかも見えないわけですから。
そこで、
「楽しさ」
を登場させます。
人がプレゼンテーションに関心を持つのは基本的に
・強制力
・興味
のどちらかだと思います。
プレゼンテーションの後にテストをしたり、きちんと聞かないと評価に響く、などの脅しをかければ皆キチンと聞くでしょう。
それか自分にとって関わりがあるコンテンツや、面白そうだと思ったものは、頼まなくても引き込まれるものです。
働く中で「楽しさ」を大事にするS&Oの場合やはり、楽しんでもらいたい、という結論になるわけです。
もちろん楽しいコンテンツを作るのは簡単ではありません。
色々なアイディアが要求されますし、管理職のタイプによっては、なぜ自分が従業員のためにそこまで努力をするのか、と考えるかもしれません。
そこはそれぞれのValueの持ち方なのでなんとも言えませんが、個人的には笑いが起こらないプレゼンテーションは失敗とさえ言ってしまいます。
Shimeji & Oyaki
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