「できる様になったらこうしたい」では達成することは難しい理由

「仕事が落ち着いたら時短にして、子供と過ごす時間を確保したいんと思っているんです。」

よく聞く構文です。

XXXになったら△△する。

もちろん仕事に支障を起こしたくない、という気持ちからこのように言ってくれているのは分かりますが、問題はいつになったら「仕事が落ち着く」という状況になるのか、ということです。

そもそも「仕事が落ち着く」という現象はあまりありません。

少ない人員でなんとか回しているというのが現状ですし、日々新しい仕事が降ってきたり、イレギュラーケースが発生したりしてきます。

つまりこの考え方で目標達成するのが難しいのは、

「達成できそうもないことを、行動のための条件にしてしまっている」

ということになるかと思います。

「仕事が落ち着くことはないので、働いている限り時短勤務はできない」

と言えます。

そこで勧めたのは、「とにかくデッドラインを区切るって宣言する」ということでした。

「何月から時短で働きます。」

と周りに宣言して、必要な準備を可能な限り整えて行くことで実現に近づけます。

周りも事前に知っているわけなので、準備に協力してくれるかもしれません。

このように、目標のタイミングを明確に決めてから動かないと、状況を変えるのはとても難しいものです。

通常の会社の業務においてのゴールセッティングも全く同じです。

いつかXXX円売れたら良いよね、と言うのと、
いつまでにXXX円売れる様になる、と宣言するのと、全くインパクトが変わってきます。

ちょっとした考え方の工夫で、実現できるものとできないものが変わってくるのは面白いですよね。

Shimeji & Oyaki

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