元GAFAマネージャーが、そっと教える管理職の秘訣

2021年10月13日 07:45

ピープルマネジメントって難しいものです。

多種多様な部下をどのように管理運営していけばいいのか、悩まれますよね。

私も初めて昇進した10年前、見るも無惨な状況でした。

・部下の信頼は得られない

・上司には、「マネージャーの仕事ができていない」と怒られる

・同僚からも「仕事ができない」と思われる

試行錯誤しました。

・上司と同じようなやり方をマネてみた

・部下に寄り添ってみた

・いろいろな書籍を読んで、解決策がないか探してみた

..それでもうまくいかない。

一番苦労したのは、どうやってチームと良い信頼関係を作るか、という部分。

・部下は本音を言わない

・直接思いをぶつけてくれない

・影でグチを言う

裏で話していることって、どうしても伝わってきてしまいます。

それを聞いて、モヤモヤが疑念に変わり、また部下を責める。
こんな日々が続きます。

ひとつだけわかっていたこと。この負の連鎖は止めなければならない。

「部下やチームの良い点を強調して伝えるようにしてみよう」と思いついて実行したのが転換期。

・「今日先方喜んでたね、タイムラインも添えて提案したのが良かったんだと思うよ。ありがとう」

・「トレーニングの効果絶大だったね！質問しながら進めてたから受講者も引き込まれていたね。ありがとう」

・「作ってくれた資料、ここの部分がとてもわかりやすかったから、聞いている人によく理解してもらえたよ！ありがとう」

工夫したのは「ありがとう」と必ず言うこと。

それから具体的に良かった部分を伝えること。

これを繰り返すことで、まず自分の気持ちの変化に驚きます。

自分はなんて凄い人たちと仕事ができているんだろう。

と言う感謝と尊敬の心の芽生え。

人と働く上で一番大事な感情。

その気持ちを元にしばらく過ごしました。
そしていつの間にかスムーズで良い関係が築けていることに気付きました。

「どうしたんですか？しめじさん、最近物腰柔らかいし、働きやすいですよ。」

うん、これだ。

それから10年間マネージャーを続けてきていますが、ピープルマネジメントの核となる部分はここ。感謝と尊敬。

縁があって一緒に働けている人を大切にしよう。

笑いは百薬の長

笑って楽しく働いているチームは、病気にかかりにくい。

マネージャーは、良いところを探すプロになろう。

チームの中に楽しさを駆け巡らせよう。

ワクワクする職場を作っていこう。

しめじ
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