マガジンのカバー画像

通勤日記

9
時代は1990年代。当時の通勤事情を、日記風に綴っています。
運営しているクリエイター

記事一覧

通勤日記ー関西弁で襲われてー

 痴漢対策の一環で、女性専用車両が登場したのは、いつ頃のことだったろう? 調べてみるとそ…

仕方 じん
4日前
1

通勤日記ー覗かれてー

 JRの駅に有料トイレができたのは、いつ頃のことだろう。一九八〇年代の新橋駅に、チップ制…

仕方 じん
4日前
1

通勤日記ー電車で寄席ー

 一九九〇年代は、インターネットの普及にともなう、IT革命の入り口だった。  LAN(ロ…

仕方 じん
7日前
3

通勤日記ーキシリトールおやじー

 時代とともに新しいモノが出現し、古いモノが忘れ去られていく。世の常とはいえ、ここ最近の…

仕方 じん
7日前
1

通勤日記ーじゃがりこ娘ー

 ぼくが新入社員だったころ、複雑な計算には、計算尺という道具が威力を発揮した。四則演算の…

仕方 じん
2週間前
3

通勤日記ーもたれるオヤジー

 永年サラリーマンをやっていると、「昔はよかった」と言ってしまうことがある。若者からは、…

仕方 じん
2週間前

通勤日記ー携帯は突然にー

 ぼくがまだ駆けだしの社会人だったころ、配属されたオフィスには、パソコンもなければ携帯電話もなかった。机の上には黒い電話機と書類箱と鉛筆立て、使える人はそろばんを置いていた。  通信手段に電子メールなどない時代なので、緊急の連絡は電話、そうでないものは社内郵便を使っていた。また、緊急だが相手がつかまらないときは、テレタイプという社内電報も活用されていた。  このテレタイプ、普通の電報と同じく、一文字いくらで課金されるため、少ない文字数で的確に伝える知恵が要求された。たとえ

通勤日記ーそれってネタ?ー

 サラリーマン人生のスタートは、昭和五十年代のはじめだった。まだ高度経済成長の香りが残り…

仕方 じん
2週間前

通勤日記ーはじめにー

 通勤の苦痛は、いつの世も変わらない。満員電車の中は、嵐のようなプレッシャーがうず巻き、…

仕方 じん
2週間前
3