阿佐ヶ谷姉妹さんの本で学んだ~「書けない自分のイライラ」から抜け出すポイント
「仕事で文章が書けない…どうしよう?」
「仕事ができない自分が
情けない…ツラい(泣)」
「仕事で文章が書けない…どうしよう?」
「ああ、こんな自分に
もうイライラ!」
「仕事で文章が書けない」、
「仕事でデキない自分」にイライラ
してしまうってこと、
あの……、皆さんもあります?
はじめに~「文章が書けない」「仕事ができない」自分にイライラする時
……わたし1人ダケだったりするんでしょうか?(心配)
*
こんにちは。佐藤さおりです。
話すのが苦手、書くのも苦手な
面がわたしにはあります
(恥ずかしい、赤面)。
話すよりは、
書く方がちょっと好きで、
嫌いなわけではないんです。
だけど…、
例えば、プレゼンの資料から、
込み入った調整や交渉の連絡、
そこまで難しくはないのに、
普段のちょっとしたメールに至るまで。
なんかうまく書けない時がある。
突如そういう時が来ます。
けど、〆切は容赦なく迫ってくる。
書き出してはいても、
空回りしたりして。
書きたいような、でも、書くのが
おっくうになるような時が、
あるんですよね……。困ったもんです。
皆さんは、実際のところ、
いかがでしょうか?
◆
さて、↑ のように、
「自分1人ダケが
できない・おかしかったら
どうしよう…?」なんて思った時。
ちょっと1歩踏み出す
勇気をもらった本を、再び…
いえ、何十回と手に取ってます、
ハハハ。
今日はその一部をご紹介。
「姉のエリコです。妹のミホです。
阿佐ヶ谷姉妹です。」でおなじみ
芸人・阿佐ヶ谷姉妹さんの本です。
わたしのお気に入りの1冊:
『阿佐ヶ谷姉妹の
のほほんふたり暮らし』
幻冬舎文庫、2020/2/6.
同じタイトルで、NHKでドラマもアリ
https://www.nhk.jp/p/drama-nohohon/ts/JY7LJWL7PK/
さて、この本の中の1つが、
わたしが仕事でコラムやエッセイ
を「さあ、書こう」という時、
大きな支えになってくれています。
それが、姉のエリコさんが書いた
「エッセイとカレー」(p.132-136)。
(※ネタばれを含みます。
どんなカレーかは、隠してみました
(秘密))
姉のエリコさん、どうにも書けない自分にイライラが募って…
さて、エリコさん、ウェブサイトでの
エッセイ連載中、
「どうしても書けない時期」があった(p.132)のだとか。
「どこか格好つけでそのまま書く
ことが出来ず、出来高ゼロで
イライラだけする私。」(p.132)
ある時、編集者さんにも、
相方のミホさんにも話して、
アドバイスをもらった。
けれど、「悪い方にばかり、
気持ちが向かって」しまう状態に。
さらに、「等身大で自分のペース
で書き進めて」いるミホさんまで
「まるで敵のような気がしてくる」
ほどにだったのだそう(p.132-133)。
*
ついに〆切を過ぎ、
進捗も話せずじまい。悶々とし
ながら2日が経った時のこと。
何とか書き出すべく、
喫茶店に入って注文するや、
お店の外でマネージャーさんに電話を。
ようやっと現状を報告、
「雨の中50分近く話した」のだそう。
エリコさんは、その間も
泣きに泣きます。
そこで「いっその事、今回の件を
とにかくめちゃくちゃでもいい
から書いてみてはどうですか」との提案が(p.133-134)。
*
その帰り道。
「情けない、44年も生きてきて、
文章1つもまともに書けず、
路上で涙している。こんなおばさんが
どこにいるだろう。そんな事を思うと
また泣けてきて、肩も顔も濡れねずみ。」(p.134)
*
そうこうしながら
泣くだけ泣いて、やっと自宅に戻ると、
「すぐにカレーのいい匂い」。
◆
ミホさんが、カレーのルーに
【ある工夫】をして、
実にさりげなくエリコさんを
力づけてくれたのでした。
(ミホさん…!「妹の妹のサオリ
です」、になりたいです(笑))
お姉さん、嗚咽止まらず。
◆
その後、お姉さんは、喫茶店でも
食欲がなかったところから
どうなっていったのか?
果たしてそのエッセイは書き出せたのか?
*
これから読み始める方は、
この続きを楽しみにしていただければ ♪
と思います。
…と、こんなお話でした。
◆
さて、このエリコさんの体験を読みながら、
わたしには、
「ああ、これを経験したから、
少しずつ立ち直っていけたのでは?」
と目に留まった箇所がありました。
お姉さんがイライラから抜け出したプロセスで学んだ、大事なポイント
そのうちの1つが【他人の力】。
【自分のことを気にかけて待ち、
温かく見守る、周りの人(たち)の力】です。
エリコさんの「書けない」時期。
まるで八方ふさがりで、
「トンネルの出口がなかなか見えないような感じ」だったのではないかなって思います。
そんな状況にあって、
「わたしは人に支えられている」
「ありがたい」と体感・実感できる。
*
困った・悩んだ本人がそういう心境に至る
までには、マネージャーさんと、
相方のミホさんのお二方の対応に、
こんな姿勢が見られました:
相手の人や事態を:
①温かに見守る姿勢と
②落ち着いて冷静に理解する姿勢
わたしは、これが大事なポイントだ
と目が留まりました。
*
例えば、マネージャーさんは、
(エリコさんが)「書けないでいる理由を
一緒に探そうと、優しく話を聞いてくれ」、
「今の状態では書けないだろうから、
とにかく今日はうちに帰って、落ち着いて」と伝えていました。
【※②→①の姿勢による対応】
また、ミホさんは、ただホントに
さりげなく「カレーは作りましたよ」と。
「きっと、私が凹みまくっているのを
察して、私が子供のころから好きな
〇〇カレーの銘柄にしてくれた」
※ヒント(ネタばれしないように(笑))
〇〇〇〇〇のカレーだったそうです。
(〇にはカレールーの商品名が入りますよ)
【※①の姿勢による対応】
◆
逆を言うと、
【厳しい批判の姿勢はなかった】んですね。
「自分はできない」で
自信を失っている時、人間は、
自分で自分のことを、
否定的に捉え評価してます。
さらに、
「相手も、自分に対して
否定的な価値評価・判断を下す
ものだ」と思い込む傾向があります。
*
サポーターのお二方は、実際には
【共感的理解+客観的理解】を
バランスよく、エリコさんに関わっていった。
逆を言うと、
【否定はしない、脇に置く】
姿勢で接していた。
*
「できないイライラ」から抜け出す
プロセスに影響した、
【周りの他人(たち)の力】。
これがあったからこそ、
エリコさんはおそらくきっと
「わたしは人に支えられている」
「ありがたい」と体感・実感できた
のではないか。
こんなことを学ぶ好機会を、
阿佐ヶ谷姉妹さんのエッセイから
得ることができました。
まとめ
今日は、わたしが普段よく読む
阿佐ヶ谷姉妹さんのエッセイ
『阿佐ヶ谷姉妹の
のほほんふたり暮らし』
より、姉のエリコさんの
「エッセイとカレー」のお話。
そこから学んだ、
【「デキない自分のイライラ」から
抜け出すポイント】をお話ししました。
◆
実は、もう1つポイントがありまして
エリコさん自身がなさっていた、
あるプロセスなんですが、
長くなってしまったんで、
今回はこのへんで。
また別の機会に書きますね(^^)
*
〇〇〇〇〇のカレールー、
買いに行って、
またもう1回読もう、なんて思います(笑)
それでは、また。
以上、佐藤さおりでした!
最後までお読みいただき、
ありがとうございました(^^)