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演歌

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演歌風に書いてみました。
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#背中

【歌詞】秋桜

【歌詞】秋桜

愛してやまない思い出に
いくつかの嘘を見つけては
笑い話に花咲かせる
吹っ切る糸口 見つけたくて

嗚呼 花壇の秋桜に託した想いは
あんたの影を追った恋心
嗚呼 情け容赦ない今日の日に
手折った秋桜 ひとつじゃない

つつましく泣いた姿見に
現れる嘘を数えては
健気なつとめを果たしたと
吹っ切る口実 見つけたくて

嗚呼 花壇の秋桜に託した想いは
あんたの影を追った恋心
嗚呼 憂いが溢れる今日の日

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【歌詞】ネオンライト

【歌詞】ネオンライト

清らかに映える 雨の夕暮れ
あんたの背中を 見送った切なさ

渡ったのは ひとつ大人になる道
この別れがきっとそうさせるのね

艶やかなうなじに 見え据えたウソばかり
本音を言えずにまた手を振る
夜に暮れてくから 私には雨ばかり
色艶は後から付いてくるものだという

浅はかだった愛 恋は孤児(みなしご)
いつそうなったか 誰も知らぬことで

濁ったのは 幼い私の瞳
見る目が変わっていく あんたのい

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【歌詞】指切りげんまん

【歌詞】指切りげんまん

根強く想えば 叶う恋だと
勝手に暮れてた寂(さび)れた背中

つながりはきっと どこかにあると
勝手に暮れては夜が明ける

あんたのこと 忘れられない
いつの日でも 胸(ここ)にあるから
誓いに使う小指を渡そうと
あんたに送った所存です

愛には愛をと 結ぶ契りに
そこには嘘など有り得ぬことで

一夜の恋とは けして違うと
そこには嘘などないと云える

あんたの肌 心地いいから
忘れずいる 約束も

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【歌詞】烏鷺

【歌詞】烏鷺

あんたの背中を見つめながら
漂う恋路は馬に蹴られ
憎しみに近い愛はあなたと胸
重ねて 重ねて 私は烏

あんたを待ってる人がいると
知ってる体は愛に抱かれ
恨み節を買ってまでしたい愛は
あんたを見透かす鷺の目

私の愛が黒いといえば
彼女の愛は白いという
情けに抱かれる一夜 私にください

冷たい心さえ温める
あんたの肌身に寄り添ってる
恋心 窓に息を吐いて書いた
"好きです" "好きです" 私は

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【歌詞】理

【歌詞】理

あんたの肩に手をのせて
片道を進んで行くんです
けっして迷わないようにと
そっと手を添えたら 風になります

だけど 帰り道はひとりで行きます
あんたはお他人(ひと)のもんだから

背中(せな)は ずいぶんと広いけど
歩幅(あし)を 合わせたり出来なくて
あんたに抱かれることしか知りません
あんたは私と違い 孤独じゃありません

理屈にゃ愛が勝るけど
片道切符しかありません
あんたに恋した女です

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