さきこ

観劇・美術・映画・ドラマ、好きなものの記録。雑食。

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最近の記事

展覧会『テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする』

私は家が好きだ。休日、なにも予定がなければ1日中家で過ごしたい。お気に入りのソファーに座って読書をして、ランチは贅沢なサンドイッチを作って食べる。コーヒーを淹れて、映画や配信ドラマを見る。外でリフレッシュすることも買い物に行くことも同じくらい好きだけれど、それも、家でいかに快適に過ごせるか、が行動の判断基準になっている気がする。 美味しいごはんが食べたいから少し歩いて体を動かそうとか、キッチンから見える位置に飾るドライフラワーを買おうとか。 このたび東京ステーションギャラリ

    • 観劇 劇団⭐︎新感線『バサラオ』

      8月19日明治座公演を観てきました。 『だれかtoなかい』に主演の2人が出演した回でムロさんも「考えられない!」と笑っていたけれど、新感線でも歴代最多の公演数らしい。にもかかわらずチケット完売、補助席や3階の立ち見券まで出ていて驚かされます。VBBの頃からは考えられない倫也さん人気。グッズ売り場、私の隣もその隣も倫也さんのアクスタ買ってましたわ…。 私は研音のファンクラブ抽選で取っていて、2列目。近くてありがたいがめっちゃ首痛くなる。3時間半あるからね? ※以下、ネタバレ

      • 展覧会『水木しげるの妖怪百鬼夜行展〜お化けたちはこうして生まれた〜』

        横浜のそごう美術館で開催中、水木しげるさんの妖怪展に行ってきました。 本展は、水木しげるさんの妖怪画制作の手法に着目したもの。さまざまな展示を通じてその豊かな発想の起源をたどることができます。 本展の展示構成に沿って説明すると、水木しげるさんの妖怪創作の具体的手法は3つに分類できるそうです。 ①絵師たちからの継承 ②資料から創作 ③文字情報から創作 ①絵師たちからの継承においては、元ネタがあったのかと軽んずる批判もある、としながらも、むしろそれこそが重要なのだと説いて

        • 展覧会『連載30周年記念 名探偵コナン展』 6つの軸で読むコナン

          1月から池袋・サンシャインシティで始まった名探偵コナン展に行ってきました。 漫画をほとんど読まない私が唯一、1巻から読み続けているコミック。アニメも子どもの頃はリアルタイムで視聴し、大人になってしばらく離れていましたが配信サービスが始まり、重要回を調べて視聴するなどしていました。このようなイベントへの参加は初めてでしたが想像以上に展示、グッズとも充実していて(混雑と売り切れも想像以上。笑)終始ワクワクしながら気づけば2時間ほど滞在してしまいました。 ※以下、展示風景などネタ

          美術展『ゼロからわかる江戸絵画 あ!若冲、お!北斎、わぁ!芦雪』

          2023年11月、福田美術館へ行ってきました。紅葉が見頃を迎えた休日の京都・嵐山は、渡月橋を渡るのもひと苦労なほどの人出でしたが、美術館の中は外の喧騒が嘘のように静かな空間が広がります。 すでに会期は終了してしまいましたが、昨年の企画展の鑑賞記録です。 初心者にも優しい解説パネルで学ぶ 本展では、福田美術館が所蔵する江戸時代の絵画が展示されています。日本史の教科書にも登場する「狩野派」「琳派」、江戸時代を代表する画家で現代でも人気の高い伊藤若冲など、親しみのある作品も多数

          美術展『ゼロからわかる江戸絵画 あ!若冲、お!北斎、わぁ!芦雪』

          美術展『ゴッホと静物画』 ひまわりだけじゃない、ゴッホが描く鮮やかな花

          本展は、ゴッホが活躍した19世紀とその前後の時代の「静物画」に焦点を当て、ゴッホが影響を受けた画家や、のちに影響を与えた画家たちの作品とともに紹介するもの。ゴッホの作品25点を中心に、全69点の展示があります。 ゴッホの静物画 展示は「伝統 −17世紀オランダから19世紀」「花の静物画 −『ひまわり』をめぐって」「革新 −19世紀から20世紀」の3章で構成されています。 ゴッホ、そしてSOMPO美術館といえば《ひまわり》があまりに有名ですが、初期の頃には花を描いた作品はほ

          美術展『ゴッホと静物画』 ひまわりだけじゃない、ゴッホが描く鮮やかな花

          観劇 日本テレビ開局70年記念舞台『西遊記』

          1月7日(日)ソワレの明治座公演を観てきました。新春の気分にふさわしく、2024年の観劇始めに選んで正解でした。 キャスト 孫悟空 片岡愛之助/三蔵法師 小池徹平/猪八戒 戸次重幸/沙悟浄 加藤和樹/玉竜 村井良大/鉄扇公主 中山美穂/牛魔王 松平健 他 あらすじ 悟空は天界で蟠桃の仕事を任されていた。ある日、大暴れした悟空は、玉帝の怒りを買い、お釈迦様によって山中に閉じ込められてしまう。500年後、旅の僧侶・三蔵法師に助けられてようやく自由の身に。 一方で、天蓬元帥

          観劇 日本テレビ開局70年記念舞台『西遊記』

          備忘録:天海と友近、結局飯尾 THE オーディション3 第一部

          2023.12.14(木) 今年はFODで配信があるので細かい備忘録というよりも会場で見た感想などを中心に。 ・開演前のアナウンスから今年もふざけている。(好き) 「飯尾和樹ブルーリボン賞受賞記念〜」w ・オープニングVTR なぜ天海祐希はお笑いの舞台に立つのか? 「待ってくれているお客様がいるから」(拍手) 嬉しい!待ってるの知ってくれている。待ってます。来年以降も、年末の恒例イベントでお願いしますw ・飯尾さん登場。去年も思ったけどここの友近さん天海さんが出てくる前の飯

          備忘録:天海と友近、結局飯尾 THE オーディション3 第一部

          美術展『モネ 連作の情景』 比べて楽しむ。

          モネ展へ行ったのは11月の休日。混雑を覚悟して行きましたが、日時指定チケットを持っていたので会場内へはスムーズに入ることができました。グッズ会場への入場も列ができていましたが進みが早く、レジは待ち時間なしでした。 本展の見どころは、モネの作品だけで構成される「100%モネ」の展示、そして「連作」に焦点を当てていること。1章「印象派以前のモネ」から5章「睡蓮とジヴェルニーの庭」まで、年代順の展示構成です。初期のイギリスやオランダ、印象派展の頃のパリ、新たな画題を求めて訪れたと

          美術展『モネ 連作の情景』 比べて楽しむ。

          観劇『レイディマクベス』

          キャスト レイディマクベス 天海祐希/マクベス アダム・クーパー/マクダフ 鈴木保奈美/バンクォー 要潤/レノックス 宮下今日子/娘 吉川愛/ダンカン 栗原英雄 スタッフ 作 ジュード・クリスチャン/演出 ウィル・タケット/音楽 岩代太郎 東京公演 よみうり大手町ホール 2023年10月2日(日)〜11月12日(日) あらすじ ウィリアム・シェイクスピアの『マクベス』に登場するマクベス夫人を新たに解釈し、彼女を主人公にしたまったく新しい物語。 戦争が続く国で、レ

          観劇『レイディマクベス』

          美術展『newborn 荒井良二 いつもしらないところへたびするきぶんだった』

          絵本作家・荒井良二さんの過去から現在までのドローイングや立体作品、千葉市美術館での開催に寄せた描き下ろしなどが展示されている。展示作品はすべて撮影が可能です。 展示室の入り口では、荒井さん直筆の案内板に迎えられます。書き損じもそのまま、主催者による挨拶文には「絵本をつくる人」とあった自身の紹介を黒のマジックで「絵本”も”つくる人」と訂正していていきなり茶目っ気を感じる。 こんなふうに、展示室には随所に荒井さん本人による説明書きが見られる。各作品のキャプションも手書きで、壁に

          美術展『newborn 荒井良二 いつもしらないところへたびするきぶんだった』

          美術展『柚木沙弥郎と仲間たち』 使われるための民藝品

          タイトルにある「仲間たち」の通り、染色家・柚木沙弥郎のデビューから現在までの歩みを、彼に影響を与え、共に切磋琢磨した作家たちの作品とともに辿る展示構成となっている。 「第1章 出会いとはじまり」で見られるのは、柚木氏がその作品に感銘を受け、染色家の道に進むきっかけとなった芹沢銈介の《型染カレンダー》。静岡にある芹沢銈介美術館にもいつか足を運んでみたいと思っていたところなので、ここで芹沢氏の作品を目にすることができたのは嬉しい出会いでした。 他にも、武内晴二郎や船木研兒の焼き

          美術展『柚木沙弥郎と仲間たち』 使われるための民藝品

          美術展『ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきてやむに止まれぬサンサシオン』

          「ジャム・セッション」とはアーティゾン美術館が保有するコレクションと現代美術家の共演で、今回で4回目となるらしい。 山口晃さんといえば、地図のような細密画の印象が強く、一度生でその作品を見てみたいと思っていました。本展では細密画はもちろんのこと、インスタレーションや、セザンヌ、雪舟らを独自に解釈した解説、それらにインスパイアされ創作された新作絵画など、幅広く作品に触れることができます。 開幕したばかりの展覧会に行ってきました。 まず、6階展示室の最初に出迎えるのはインスタ

          美術展『ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきてやむに止まれぬサンサシオン』

          薔薇とサムライ2 衣裳展

          日比谷シャンテで開催された薔薇とサムライ2の衣裳展に行ってきました。 開催概要 展覧会名 薔薇とサムライ2衣裳展 会期 2023年7月22日(土)〜2023年8月24日(木) 時間 11:00〜20:00 会場 日比谷シャンテ3F特別会場 五右衛門、アンヌをはじめとする主要10キャラクターの衣裳が見られる本展。劇中、七変化どころではない活躍をされたアンヌ様の衣裳は、事前投票で決まった上位4着が展示されています。その他、小道具まで惜しみなく揃っていて至福、眼福の空間でした

          薔薇とサムライ2 衣裳展

          備忘録:『薔薇とサムライ2』ゲキシネ初日舞台挨拶

          2023.8.4(金)14:05 新宿バルト9 マスコミ入りの回だったのでほぼ記事や動画で配信されていますが、自分の備忘録用に残しておきます。 ・登壇 上手から古田さん、天海さんの順に登場。 天海さんキラキラなベストに黒の緩いシルエットのパンツで素敵だった!毎回言うけど、小顔と抜群のスタイルにそこだけ異次元みたいになってるの毎回驚いてる。そして表情がキラキラ。発光してる。 古田先輩は目玉焼き帽子w(今日は燃えてる目玉焼き、来る時は普通の(?)目玉焼き。シリーズ化されている

          備忘録:『薔薇とサムライ2』ゲキシネ初日舞台挨拶

          観劇 劇団☆新感線『ミナト町純情オセロ〜月がとっても慕情篇』

          キャスト 亜牟蘭オセロ 三宅健/亜牟蘭モナ 松井玲奈/三ノ宮一郎 粟根まこと/汐見丈 寺西拓人/沙鷗アイ子 高田聖子 スタッフ 作 青木豪/演出 いのうえひでのり/音楽 岡崎司 原作 『オセロー』/ウィリアム・シェイクスピア 東京公演 東京建物 Brillia HALL 2023年3月10日(金)〜3月28日(火) 東京公演・千穐楽を観てきました。 あらすじ 1950年代、関西の港町。暴力団沙鷗組の若頭・牟蘭オセロは、町医者の娘・モナに恋をしてカタギになること

          観劇 劇団☆新感線『ミナト町純情オセロ〜月がとっても慕情篇』