連休日程は経営陣の匙加減。
■2025年のテト(旧正月)休暇。
・最近のニュース、「ベトナム国民の旅行や買物促進狙い、各省庁は2025年テト休暇『9日間案/1月25日~2月2日』に同意」。
・『ベトナム労働・傷病兵・社会問題省』は「毎年テト休暇案を策定し16省庁の意見を集約した後、最終的に首相の承認を得るプロセスを取る」。
■現行の労働法。
・ちなみに現行の労働法では「テト休暇が5日間と定められているが、官公労職員に連続した休暇を提供するため日程を調整することが可能」としている。
・来年「2025年4月30日(南部解放記念日)と5月1日(メーデー)の連休については、4月30日から5月4日までの5日間の連休が提案」、更に「2025年の国慶節休暇については、8月30日から9月2日までの4日間の連休案が支持」されている。
・企業に関しては「各企業の生産計画に応じて柔軟に休暇を設定することが求められており、労働条件と賃金の確保が重視」される。
■ベトナム国内線は値上がりを始める。
・余談、昔に比べるとベトナムでは最近「4、5日連休」になる事が多くなったのは、コロナ禍を過ぎた2023年頃からだろうか。以前は2、3日連休が顕著でカレンダーに茶目っ気を感じながら1、2日仕事をして土日を迎える事が多々あったように感じている。
・また上述のように「ベトナム国民の旅行や買い物促進を狙う」事で、経済回復を目指す政府の考えが大いに反映された結果である事と読み取れる。それでも政府発表の連休は官公労職員向けのものであり、そのため各企業は「生産計画に応じて柔軟に休暇を設定することが求められる」という事なので、今も昔も各企業経営陣の考え方によって短くも長くもなるのがベトナムの連休なのだ。
・いずれにしても公式連休は直前にアナウンスされるのが通例だが、確かな連休日程は大方予想できるので多くのベトナム人は家族や仲間との旅行に向けて今から来年の飛行機チケット等を予約するため、ベトナム国内フライト価格も1、2週間前から値上がりを始めた、とのニュースを思い出していた。
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