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Small talk

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どこかで外向けにしゃべった内容のまとめ。
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レコードエコノミー 履歴で変わるモノとヒトの関係・未来の経済について

レコードエコノミー 履歴で変わるモノとヒトの関係・未来の経済について

もうじき、あらゆる商品に生い立ちが記録されるようになる。
誕生から自分の手元にやってくるまで、どのような経歴をたどってきたか、商品ごとにデジタルデータとして記録されるんですって。

モノのパスポート(デジタルプロダクトパスポート / DPP)などといって、今はおもにSDGsの観点で語られることが多いのだけど。
ようは製造や流通の過程で、環境破壊や非人道的な労働を強いていないかどうかをチェックして、

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興味の作り方 あるいはアイデアの出し方

興味の作り方 あるいはアイデアの出し方

ちょびっと、広告やデジタルクリエイティブについて
学生向けに講師の真似事みたいなことをする機会が毎年あるんですが。
ここで学生から、広告アイデアを出すために大事なことはなんですか?と
聞かれることがあって。
情報のインプットだよーと答えてるんですけど。

これ、もうちょっと言うと、

・受動的に受け取る情報
・能動的に取りに行く情報

の2種類がありまして。

みんなが "良いな" って思う企画を

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最新の宇宙理論を仏教のフレームワークで理解する

最新の宇宙理論を仏教のフレームワークで理解する

先日、5歳の息子のために宇宙図鑑(小学館の図鑑NEO / ドラえもんのび太のびっくり宇宙DVD付き)を買ったんですけど。
これがめちゃくちゃ面白くてずっと読んじゃう。
ドラえもん良いこと言うなーって思いながら、最近はずっと宇宙のことを考えています。

宇宙が生まれる前には何があったのか、宇宙の果てには何があるのか。
重力で空間が歪むってなに?膜状の多層宇宙って?次元を越えるってどういうことなの?と

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行動経済学と新しいお金

行動経済学と新しいお金

もちろんにわかなんですけど、行動経済学っていうのを少し調べると、
人間って価値を相対的に認識してるんだなと、思いますね。

その相対を測るための幅が場合によって変動するんですけど、
とにかくその外側にあるものは上手く認識できない。

一方、経済の主役である価値の記号「お金」は絶対値管理なので、
相対の認識とズレが生じる。
結果、不合理な決断が生まれてしまう。というような感じかなと思います。

時間

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シンパシーとエンパシーについて

シンパシーとエンパシーについて

なんだか昨今の社会、ネット上のコミュニケーションを見るにつけ、みんなの中にかつてあったはずの何かが失われつつあるような、うら寒い気分に襲われることがあります。

そんなときはやっぱり本に教えてもらうことが多いもので、2019年の "Yahoo!ニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞" 受賞作「僕はイエローでホワイトでちょっとブルー」は、さすが時代を捉えてると言うか。いま大事な事が書いてある気がしま

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分断する世界で「地政学」が大事になっている

分断する世界で「地政学」が大事になっている

最近にわかに「地政学」が注目されています。
ビジネス教養としての解説本や、地政学を題材にした漫画も登場しました。

・「サクッとわかるビジネス教養 地政学」 奥山 真司

・「紛争でしたら八田まで」田素弘

地政学とは、例えば世界各地で起きている様々な動向を、地理的条件でとらえ、力関係や位置関係を分析し理解する学問です。

各地で起こる紛争を、正義や悪といったイデオロギーで捉えるのではなく、パワー

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