僕のレコード棚 ①〜⑩
これは僕がThreads,Facebook,Xで日々アップしているレコードについての投稿をまとめたものです。
①脊髄反射 『The Last Emperor』
タワレコのサイトでLast Emperorの再発盤だけど新品レコードを見つけて脊髄反射でポチってしまった。そしたらさっきAmazonで1000円くらい安く出てるのを見つけてしまいショックに打ちひしがれてます。
まあでも見つけた瞬間めちゃくちゃ興奮したからその興奮代だと思えば別にいいや。
。。次は必ずAmazonも見よ。
②名盤 『Henry Mancini / Breakfast at Tiffany’s』
あまりに有名すぎるとついつい敬遠してしまったりするんだけど、もっと早くにちゃんと聞き込めば良かったと後悔したアルバム。
このアルバムだけじゃなくて、Henry Mancini自体をもっと色々聞き込めば良かった。
今になって聞きまくってます。
それにしても良いジャケ。
#Henrymancini #ヘンリーマンシーニ #Tiffany #名盤 #オードリーヘップバーン
③ちょっと変わり種 『Video Game Music』
1984年にリリースされた細野晴臣さん監修のゲーム音楽アルバム。ゲーム大好きだった僕にとってはただただ懐かしい。ナムコのゲームしか収録されてないけどマッピー、ディグダグ、ゼビウスなど名作揃い。限られた発音数でこれだけの音楽を表現していたのがとても凄いと思う。作曲家目線で言わせてもらうと、かなりやり甲斐がある仕事な気がします。
そういえばシティコネクションというゲームではチャイコフスキーのピアノ協奏曲が使われてた事なんかも思い出した。当然ゲーム音楽の方を先に聞いていたので本家のオーケストラバージョンを聞いた時「え!シティコネクションじゃん!」なんて思ったものです。
久々にファミコンをやりたくなってきた。
#細野晴臣 #ゲーム #ゲーム音楽 #ナムコ #ゼビウス #マッピー
④古楽な教授 『坂本龍一+ダンスリー / The End of Asia』
坂本龍一さんと古楽演奏集団ダンスリーによる中世ルネサンス的なアルバム。学生の時にこのアルバムを聞いたのですが正直そのタイミングではあまりピンと来ませんでした。
僕の学生の頃はいわゆるクラブミュージック全盛期の時代だったので、やはりそっちに興味が行ってしまっていました。しかし不思議なもので時間が経つにつれこのアルバムがどんどん好きになり、最近レコードを購入。もちろん中古。左下の『プリンスホテル Music Oasis』というシールが良い味を出してます(笑)。プリンスホテルの備品だったのでしょうか。僕は綺麗な中古レコードを集めるタイプではないので、むしろ時代を感じるシールや書き込みはウェルカムです。
『時代が成熟し、流行が氾濫している』帯のキャッチコピーが良いです。
#古学 #ダンスリー #プリンスホテル #ryuichisakamoto
⑤民謡Funk 『ジミー竹内 / DRUM DRUM DRUM ジミー民謡を叩く』
昭和を代表するスーパードラマーのジミー竹内をご存知ですか?僕は数年前からジミー竹内の虜になってしまいました。見てくださいこのジャケのカオスっぷりを。ドラムの横に和太鼓、シャツネクタイをしてるけどその上にはっぴ、そしていかつい笑顔。もうジャケ買いせずにはいられません。
もちろん内容も最高です。タイトルの通りジミー竹内が民謡を叩きまくるわけですが、この叩きっぷりが凄いです。ソーラン節がFunkになっていたり串本節、佐渡おけさ、草津節はJames Brownばりのビートだし。そしてB面最後の秋田音頭は中毒性溢れるループ。録音も素晴らしくとても日本で録音されたドラムには聞こえないです。重い部分は重く、『カンッ♪』というリムショットのおいしい高音も軽快にレコーディングされている。
ジミー竹内はDRUM DRUM DRUMというシリーズでかなり色々なジャンルを叩きまくってるのでその他のアルバムもかなり面白いです。
ジャケ買いはするものです。
#昭和 #ジミー竹内 #ドラム #drums #民謡 #ソーラン節 #funk #ファンク
⑥昭和な音 『武満徹 / 水の風景』
武満徹、名前だけは聞いた事がある方も多いのではないでしょうか。日本を代表する大作曲家です。僕は武満徹がとても好きなので色々と聞いてきましたが、その中でも好きなのがこの『水の風景』に収録されている"雨の樹"という打楽器の為に作られた曲。
マリンバ2台とヴィブラフォン1台、あとはクロテイル(ディスクのような形をした楽器)で演奏します。面白いのは照明の指示も楽譜に書いてあるところ。なので左の演奏家だけ浮かび上がったり今度は右の演奏家が浮かび上がったり、そんな演出もあります。YouTubeにもアップされてるので興味ある方は見ると良いかもです。
曲はタイトルの通り"雨の樹"の情景が浮かぶみずみずしさを感じるサウンドです。それと同時に昭和が浮かびます。なぜだろう?この曲に限らず、なぜか武満徹を聞くと僕は昭和のイメージが浮かびます。古臭いという事ではないです。でも平成ではないんだよな。
VHSっぽい画質で浮かびます。
#武満徹 #Torutakemitsu #打楽器 #マリンバ #ヴィブラフォン #クロテイル #作曲家
⑦小悪魔 『Goblin / Roller』
イタリアはカッコ良いプログレバンドが多い印象があるけど、僕的にはGoblinが1番好きです。ビートがコテコテなロックではなくグルーヴィーなのがとても良いです。それととにかく演奏が上手い。Goblinはそもそもが敏腕スタジオミュージシャンの集まりらしいのでそりゃ上手いはず。映画『サスペリア』のサントラでも有名ですね。
Goblinのデビュー作は『Profondo Rosso』という映画のサントラだけど、実はこの映画の邦題は勝手に『サスペリア2』になってます。全く『サスペリア』とは関係ない作品です。きっと『サスペリア』が好評なので同じダリオ・アルジェント監督の以前の作品『Profondo Rosso』も公開する事になり、その際『サスペリア』人気にあやかり続編タイトルにしちゃったのでしょう。なんとも昭和的な豪快な仕事っぷりです。
僕が持っているバージョンは"European Rock Collection 1800"というシリーズでリリースされていたもののようなのですが、アナログアルバムが1800円!
そんな夢のような時代があったんですね。
#vinyl #イタリア #プログレ #goblin #昭和 #レコード
⑧新解釈 『Max Richter / Vivaldi・The Four Seasons』
ヴィヴァルディの『四季』をMax RichterがRecomposeした作品。クラシックの老舗レーベルGrammophonがリリースしてるのが興味深い。リコンポーズとは再作曲?再構築?リアレンジやリミックスではない言葉に惹かれました。
代表曲『春』はオリジナルのフレーズをミニマルミュージックの様に散りばめ、ヴィヴァルディでありながらMax Richter的な広がりある綺麗なサウンドになっています。実は遥か昔に僕もベートーヴェンの曲にこういうアプローチを施した曲を作った事があります。残念ながらまだリリースはされていないのですが、、いつか!
このアルバムは再録音されたものもリリースされています。それも良かったですよ。
今春は花粉がきつい。
#春 #vivaldi #maxrichter #ヴィヴァルディ #四季 #fourseasons #grammophon
⑨青春 『MOJO CLUB presents dance floor jazz volume four “light my fire”』
僕が学生だった1990年代はコンピの黄金時代だったんじゃないかな。ありとあらゆるジャンルの良コンピが沢山ありましたね。
その中でも擦り切れるくらい1番よく聞いたのがこのMOJO CLUBシリーズのVol.4。70年代のJazz, Funk, Soulっぽいものが集められてるんだけど、直球過ぎず良い塩梅なんです。聞いた事のない刺激的なサウンドを日々探していた学生の僕にはとても新鮮に響きました。
当然SpotifyやYouTubeなんてない時代なので知らない音楽を探すのはホント大変で、そんな時代だからこそ信頼できるレーベルやDJがコンパイルしたアルバムは貴重な情報源でした。
ちなみに僕はこのジャケが好き過ぎて、後にこのジャケのダンサーのPerry Louisさんに自分が作ったコンピのジャケにも登場してもらう事になるのです。
#mojo #mojoclub #ダンサー #コンピ #90年代 #perrylouis
⑩多彩な才能 『Aphex Twin / Selected Ambient Works vol.2』
Aphex Twinにはそんな言葉がふさわしいと思っています。毎回違ったタイプの音で楽しませてくれます。このSelected Ambient Works vol.2はAphex Twinの2枚目のアルバム。Brian Enoとは違ったアンビエントの世界を楽しめます。
その後アートワークがどんどん個性的になり過激路線に行ってしまったのかな?なんて勝手に思ってました。さらに、そういったアルバムが過剰に雑誌やレコード屋でPushされてたので生意気盛りの僕には面白くなかったのでしょう。その後のAphex Twinはちゃんと聞きもせずAtari Teenage Riotみたいな感じなんだろうなと決めつけてました。Atari自体は好きなんですよ。けっこう大人になってからAphex Twinの3枚目以降は聞きました。
ちなみに僕がありとあらゆるジャンルの音楽に詳しくなったのは当時の池袋WAVEのおかげだと思います。