ターゲットよりもペルソナ〜よりリアルなターゲティングへ〜
営業をされている方であれば、
「ターゲット」
を定めて動かれている方も多いのではないでしょうか。
どのような業界でもマーケティングにおいて、この「ターゲット」を選定するターゲティングは大事ですよね。
そもそもターゲットってどういう意味なんでしょう。
ターゲット(target):標的、的、目標
を指す言葉です。
そのため、何かサービスや商品を展開するにあたっては、どのような年齢層や性別に展開するかなど具体的な標的が検討されます。
ただし、マーケティングにおいてさらにこのターゲティングを高精度に行える方法があります。
それは、
「ペルソナ」
です。
ペルソナとはどういう意味でしょうか。
ペルソナ(persona):登場人物、外的人格、仮面
スイスの精神科医であったカール・グスタフ・ユングにより提唱された言葉です。
元々の仮面や外的人格という意味から、「内なる自分」「仮面を被った偽りの自分」といった意味合いで広まっています。
そこから派生して、マーケティングでは、
「架空の人物」「仮想モデル」
といった意味合いで用いられるようになりました。
ターゲットは標的といった抽象的な人物や群を指すのに対し、
ペルソナは標的をさらに細かく設定したものになります。
例えば、以下の通りです。
「ターゲット」
・20代
・男性
・学生
「ペルソナ」
・22歳
・男性
・就活を終えた大学4回生
・東京都在住
・交際相手なし
上記の通りターゲットよりも具体化して、よりリアルに落とし込んだものです。
マーケティングにおいてターゲットではなく、ペルソナでターゲティングを行なっていくことにより効果の最大化が図れます。
例えば、数人が集まったミーティングにて新商品のターゲティングを行うにあたり、
「20代男性の学生」をターゲットにしようと進めるよりも、
「都内在住の22歳男性で大学卒業間近」といったペルソナで進める方が、
ミーティングメンバーと想像する人物像のズレが生じず、
より具体的な話し合いができるわけです。
また、具体的なペルソナのニーズやマッチするポイントを検討することにより、
ユーザーのニーズを徹底的に満たす商品開発も可能となります。
1人のペルソナのニーズを満たすということは、そのペルソナに合致する人物像は他にも多数存在するわけですので、
世間一般への波及効果も結果的に高くなます。
私のソリシター業務で言うと、新規取引先開拓が挙げられますので、
税理士先生へのテレアポを一心不乱にすることもあります。
このテレアポにおけるターゲットは
・税理士
という1つのみです。笑
そうではなく、ペルソナ的にターゲティングをすると、
・30代
・税理士
・税理士試験合格
・開業して間もない
・事務所職員2名以上
・保険代理店登録あり
このようによりリアルなターゲティングをすることにより、
脳死テレアポではなく、より具体的な戦略的テレアポが行えるはずです。
営業の方は特に、日々ターゲティングをして行動されることが多いと思います。
その際に、ターゲットではなくペルソナ
を意識するだけで結果が変わってくるのではないでしょうか。
ぜひ実践してみてください。
それでは。
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