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ババア論

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#エッセイ

⑬ババア論 その6 ~最後のババア論~

⑬ババア論 その6 ~最後のババア論~

さて、最後です。

ここまでババアの事を色々と書いてきました。これを書いている今も、どこかでババアは猛威を振るっていることでしょう。

「ババアは嫌いだ」僕は誤解を恐れず、最後までそう叫びたい。

だけど、いつからなのだろう?僕の前にババアが現れはじめたのは?先にも書いた通り、ババアってのは年齢ではない。

あれは僕が小学生の頃、近所のスーパーで買い物をしていた時だ。時が夜に片足を入れたあたり。僕

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⑫ババア論 その5 ~撲滅~ 3/3

⑫ババア論 その5 ~撲滅~ 3/3

ババア撲滅のためと、先のようなババアの忌々しき所業をこういったSNSに書いたところで、まずSNSをやっていないだろうからババアの元には届かないだろう。

もし、SNSをやってたとして何かの流れでこういった記事、つぶやきを目にしたところで “自分はそうではない” と思うだろうし、そもそもヤツらに理解できない事だ。

では、ババア撲滅は不可能なのか?

ヒントとなる出来事があった。

去年、僕の実家

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⑪ババア論 その5 ~撲滅~ 2/3

⑪ババア論 その5 ~撲滅~ 2/3

では、“間接的ババア” の逆のケースとして “直接的ババア” とはどんなババア例か?

公共交通機関の座席を1つは自分が座り、隣の席を荷物置きとして2つ占領しているババアをよく見かける。車内が空いていて、まだ空席がある場合これは “間接的ババア” でしょう。自分は他の席に座ればいいのだから。

しかし、座席がすべて埋まっている状態かつ、立っている人がいる車内に自分が乗り込んだ時、目の前にこんなババ

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⑩ババア論 その5 ~撲滅~ 1/3

⑩ババア論 その5 ~撲滅~ 1/3

ババアを撲滅するには?

平日昼の最繁時を過ぎたファミレス。入口の扉を開けようと、その取っ手に手をかけるあたりでわかるだろう。この時間は、話声のボリュームコントロールを失ったババアで溢れかえっていることに。

そんなことは知っている。

だが、僕は知人とこの店で待ち合わせることになっている。

「後で2人になります。」
「こちらへどうぞ。」

案内された席は・・・ババア4人の席とババア3人の席の間

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⑨ババア論 番外編2 ~検定~

⑨ババア論 番外編2 ~検定~

アナタはいくつ当てはまる!?ババア検定!

・レジが混んでいても1円単位まで小銭を出してしまう。札を出してお釣りを受け取った方がトータル時間は早いというのに。

・公共交通機関で席が空いたら誰よりも早くその席に向かってしまう。あいた席に向かうそのスピードを見る限り、誰よりも足腰が強いというのに。

・混み気味の公共交通機関で、自分が座った座席の隣の座席に荷物を置き2席を支配してしまう。その席は荷物

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⑧ババア論 その4 ~なぜ?~ 2/2

⑧ババア論 その4 ~なぜ?~ 2/2

ババア論① ~その1~では “男の中にもババアは存在する” とも書きました。それは、もちろん僕にだって。

閉まりかける電車の扉。僕はそこに飛び込む。ギリギリ乗れたと思った次の瞬間、背負っていたバックパックが挟まれ身動きが取れなくなる。扉は事故防止のセンサーが効いて再度オープン。僕は無事に乗車することができた。電車が動き出す。「無理な乗車はおやめください。」というアナウンス、集まる乗客の視線に僕は

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⑦ババア論 その4 ~なぜ?~ 1/2

⑦ババア論 その4 ~なぜ?~ 1/2

どうですかここまで?あんな、こんな、そんなババア、よく見かけますでしょ?

そんな数々のババアのおぞましき所業を時には遠くから目撃、時には最前線で全身に浴び、深い深いキズを負った僕はこう思うのです。

なぜババアになってしまうのか?

あなたの頭の中で、ババアを思い浮かべてほしい。できれば行動例も3つ程あげて。



。。

。。。

そんなヤツ、高校のクラスメイトにいなくない!?いつなっちった

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⑥ババア論 番外編1 ~SUMMER~

⑥ババア論 番外編1 ~SUMMER~

見上げる空は青く高い

そこにある縁取りをしたかのように
輪郭をくっきりさせた白い雲

ゆっくりと視線を下した先
子供たちが様々な色のかき氷を手にはしゃいでいる

そんな眩しい光景に不釣り合いな
漆黒のサンバイザー

顔を覆い尽くすそれの向こうには

僕が目にしている踊るように鮮やかな色たちは
決して届かない

頭上から全身を打ち抜く太陽

この季節の象徴と己とを隔てるその日傘は

すれ違う人た

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⑤ババア論 その3 ~公共交通機関~ 2/2

⑤ババア論 その3 ~公共交通機関~ 2/2

電車内でのババアの捌き方について言いたいことがある。

あなたは座席に座っている。そして両隣が空席だとしよう。駅に到着し停車。そこにババア2人が乗り込んできた。頼む!あなたはそこにとどまってくれ!

多くの人が善意でひと席ずれるんです。そうして2人のババアが隣同士になるようにしてあげるんです。おい、待て!そこからのくっついたババア、うるせぇに決まってるんだって!少しでもヤツらを離す捌き方をしましょ

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④ババア論 その3 ~公共交通機関~ 1/2

④ババア論 その3 ~公共交通機関~ 1/2

「ババアの代表的な行動といえばーっ?」

「正解!電車やバスなどの公共交通機関での椅子取りゲームだよね!」

クイズなら “ババアの10” で裏返ったパネルにその問題が書かれている。ババアの行動でおなじみ、初級の問題なので答えられても10ポイントと、その獲得ポイントも低い。

電車がホームに到着。ババアはあいている座席をホームから車窓越しに見つけると、降りる人を待たず、その隙間をかいくぐり強引に乗

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③ババア論 その2 ~ヤツらの視野について~ 2/2

③ババア論 その2 ~ヤツらの視野について~ 2/2

3.小銭あるある詐欺

ババアは公共の場において自分がマナーを破っていることで迷惑している第三者のことは見えていない。前回② 1.ボリュームつまみの欠如、2.順番は“自分の目的”が最優先、の稿で書いた“第三者”というのは、そのババアの“目の前”、視界に入っている“はず”の人たちのことだ。それすら見えていないんだから、後ろなんて見えるはずがない。そんな例を。

夕方のスーパー。混んでいるお店のレジに

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②ババア論 その2 ~ヤツらの視野について~ 1/2

②ババア論 その2 ~ヤツらの視野について~ 1/2

公共性の無さ。

ババアを語る上でこのテーマは外せないだろう。ババアは周りが “見えていない” のか? “見ない” のか?この2つは似ているようで大きく違う。そしてババアには “見えていない” があてはまるだろう。 “見ない” だとそこにあるものを、あえて見ずに行動するといった感じがするが、ヤツらにそんな器用さは無い。

いくつか例をあげてみよう

1.ボリュームつまみの欠如

自分たちのことで考

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①ババア論 その1 ~ババアについて~

①ババア論 その1 ~ババアについて~

マジでババアがキライだ!

なんてことを呟くと「歳を取った女性のことが嫌いなんでしょ?」といった声が御婦人方から聞こえてきそうだが、それは違う。

中年女性が “なってしまいやすい” というだけであって、若い女性達の中にもババアはいる。逆に、歳を重ねてもババアじゃない女性は沢山いるし、もっと言うと占めるパーセンテージはかなり低いが男の中にもババアは存在する。

若い人達は知らないかもしれないが、昔

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