プレゼンテーション1

⑩ババア論 その5 ~撲滅~ 1/3

ババアを撲滅するには?

平日昼の最繁時を過ぎたファミレス。入口の扉を開けようと、その取っ手に手をかけるあたりでわかるだろう。この時間は、話声のボリュームコントロールを失ったババアで溢れかえっていることに。

そんなことは知っている。

だが、僕は知人とこの店で待ち合わせることになっている。

「後で2人になります。」
「こちらへどうぞ。」

案内された席は・・・ババア4人の席とババア3人の席の間だとっ・・・!?

これはイヤフォンで防ぐしかない。

「!っ」 

Bluetoothイヤフォンの充電が切れている・・・!?

そこで完璧に理解することとなる。そう、神などいない。MAXボリュームの愚駄話の銃弾(散弾)をステレオで浴びるのだ。

ではここでそのババアどもに「うるせぇ!」と言うべきか?それは間違った行動だろう。僕としてはそのババアどもはマナーがなっていないと思うが、店のルール的には大丈夫な客だ。なにより「うるせぇ!」と言ってしまえば、そのババアどもよりこっちの方がうるさくなってしまう可能性があるし、その後は店員が間に入ったスタイルでめんどくせぇやりとりがなされるであろう。

もう少し丁寧な言葉で言えば良いのでは?「すいません、もう少し静かにしてもらえませんか?」と。

いや、ババアには言葉が通じない。僕らは同じ日本語をあやつるのだが、基礎、思想、理想がまったく異なる。ババア・イデオロギー「私の何が悪いのかしら?」からのラリーに、余計な怒りがわいてくるだけだ。

こうした直接いけない “間接的ババア” に対して僕は、
「明日、朝目覚めたら口内炎ができていろ!」
「今夜、夕飯にコロッケを作っていて、衣を付け終えたところで揚げ油が切れていることに気づけ!」
「体質が変わって巻き爪になれ!今すぐに!」などと “諸々、めんどくさい事態になれ!” と、祈るようにしている。だが、これではババアは世にのさばったままだ。

しかし、間接的ババアに対してはこれしか術がなく “撲滅” には程遠い結末に泣き寝入るしかないのだ。

つづく

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