【実体験】メンタル痛めた結果、僕は不死鳥へ進化した
歓喜将軍です。
今日のテーマは”ドン底からいかにして這いあがるか”です。
長い人生、ドン底と思われる時期がやってきます。
もちろん皆さん全員が経験する事ではありません。
でも”思わぬ所”に落とし穴があるのが人生。
順風満帆な人生も1日でガラッと変わってしまう事だってあります。
それが自身の選択の結果の積み重なりかも知れないですし、不可抗力でドン底に落ちる事だってあります。
ドン底の時期はそれはそれは苦しいもの。
出来る限り早く脱出したいですし、その為には気を付けるべき事はたくさんあります。
脱出出来るか否かは全て”マインドセット”と”行動”にかかってます。
私もドン底を経験しました。
家族を持ちながら、適応障害の発症。抑うつ。まさに青天の霹靂。
沈んだ期間は2年程ですが、それにあたった経緯・この期間に得られた事と
復活の為に心がけた事を本記事でご紹介します。
少しでもドン底にいらっしゃる皆様の浮上のきっかけになれば幸いです。
私は【自信があるようなないような、プライドもあるようなないような、強気のようで弱気な】そんなどこにでもいる人間です。
決して、”エリートの挫折”のような話ではなく多くの皆様に近い目線で読んで頂けると思います。
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【第1章】メンタルダウンに至る経緯~適応障害発症!まじ?なんで俺が
私が適応障害となったのは約3年前。
ただその前も不運や失敗も重なり遡る事さらに1年程前から、実際メンタルはボロボロだったのだと今振り返って思う。
妻と出逢い家族をつくって、まあ世間一般的には全然恵まれた平和な環境で過ごしていた。
そんな自分の転機となったのは30歳の頃。
上司が変わったのが26歳くらいの頃で自分にとって3人目の上司だった。
ただ、正直今までの上司と比べて、自分と折り合いが上手く合わないな~とは感じていた。
同僚も皆仲良かったし最初は特にストレスを特に感じる事なくやっていた。
1.~募る不満。失われる自信。~
それまでまあ、自分でいうのもなんだけど、卒なく頑張ってしんどい事もあったけど楽しくやりがいを持って仕事に取り組めていたし、一定以上の評価も得ていた。
営業をしていたが、上司の変更とともに担当の得意先も変わった。
数字を上げるといった事に関しては、ハードルの高い得意先だった。
当初、「高いハードル、大歓迎。やりがいがあるじゃないか」
担当変更後1年目は我武者羅に実績も作った。満足のいく1年であった。
しかし、2年目に雲行きが怪しくなる。
あまりにも厳しい状況が続き入社後一番数字的に苦しい時期だった。
正直色々試行錯誤したが本当に厳しい内容だった。
それでも仕方の無い状況だった。でも自分の担当だ。どんな状況でも甘く見て貰えない。こうなったらパワープレイで通すしかない。そう思った私は、得意先にもどんどん切り込んだ。
ぶつかる事は承知。トライ&エラーでやっていきたかった。
しかし、ここで得意先との”考え方”の不一致が浮き彫りとなる。
得意先の性格は穏やかに見えてネチネチ系の、自分が苦手なタイプだ。
この得意先は若干クラッシャー気質で私の前任も2人心を病んで退職した。
この状況が3年、4年と続き不信と不満が募る。
この頃には、妻にも愚痴をこぼしてしまった事がある。
不満は募り、自信は失われていく一方だった。
2.~失望と怒り。大きな転機~
大きく失望したのは、上司の自分への評価だ。
ただそれはよくある”業績評価”の話ではない。心底の評価だ。
ある同僚(同僚Aとしよう)が嘘をついた事で、自分が悪者になりそうになった事もあった。
その時も上司は同僚Aを庇うのみで私へのフォローは一切なかった。
その時私は自分が当時の上司にとって”歩兵”に過ぎない、と悟った。
上司の立場を守る為の駒、それも歩兵。
怒りに任せた思い込みではなく、冷静に考えても実際上司の行動、言動からその事が垣間見られたのだ。
事実、私のいないところで悪口を言っていたという話も聞いた。
それも理不尽な内容の悪口である。
その時の私の感情は”悔しい”だった。
ドラゴンボールZでナメック星の戦いの最中、フリーザに殺される前のベジータが涙を流した理由とよく似ている。
組織の駒である事はサラリーマンの宿命なのかも知れないが、とにかくこんな奴の駒だという事実に失望した。
そして、給与アップの転職を果たした。
3.~あれ、思っていたのと違う…~
上記までは、愚痴テイストの事実の陳列だったがここからは自分の選択での新たな人生だ。
但し、初めての転職 色々と情報不足だった。
平均残業(全社)20H⇒平均残業(所属部署)70Hくらい?
ポテンシャル採用と言われ、異業種に飛び込んだが入社2日目から新規営業のテレアポ開始。
そもそもの残業時間が多すぎる為、自己研鑽の時間が取れないどころか即戦力営業の為、自宅に持ち帰り翌3時くらいまでPCとにらめっこ。
これでも全然終わらない。
特にパワハラ的な重圧も掛けられる事はなかったが、あまりにも追いつかず、睡眠を削ってでもやれる所までやろうの思いで進めた。
しかし、3か月経っても半年経っても状況は変わらない。
あまりにも睡眠不足の為、体を壊す前に再度転職をした。
その間8か月である。
4.~激動のその先に~
さて、なんとか転職先を見つけたがまた引っ越しである。
ここ1年での変化に必死に追い付こうとした。
転職先では前職程の激務ではなく、内容も分かる事業内容だった為ひとまず安心した。
正直、社風的には一番合わないな。と感じたがまあ、睡眠時間が確保出来るだけ有難いと思った。
しかし、眠りが浅い。
緊張かと思っていたが、そもそも私は基本的に緊張しないタイプだ。
6時半に起きれば充分だが大体5時前後くらいに目が覚める。
まあ、さすがに脳も疲れ切ってるのだろう。と流していた。
半年後、徐々に目覚める時間が早くなる。4時、3時、2時…流石にまずいと思ったが、再び寝付けないので起きているしかなかった。
但し、そうなるとすぐに体力の限界がくる。日中ぼーっとしてしまい、何も考えられない。
自律神経系の症状なのか皮膚に違和感がありそれもストレスだった。
半年我慢して病院に通い、””睡眠薬””抗うつ薬を試した。
しかし効果はなく、やむなく不眠改善の為休職となった。
ここからが自分を見つめなおす、苦しくも有意義な時間が始まる。
次の項からは私が1年以上を掛けて取り組んだ”復活へのステップ”を
【第2章】~【第5章】に渡り詳細にお伝えする。
是非、一読後はご自身に置き換えて取り組んで頂きたい。
その事が必ず、貴方自身の解決方法を生み出してくれる。
【第2章】とことん振り返る時期 Part1.体調
休職初期はとにかく不安で憂鬱だった。
まず、そもそも自分がメンタルダウンなんて認め難い。いや、認められなかった。
”これ、絶対悪化させたくない。今の内に手を打たなければ!”
そう思い必死にメンタル不調について調べた。
多分その頃は一日5~6時間は調べていたと思う。
幸いに不眠は割とすぐ治まった為、思考の余裕が生まれた。
この時点で考えた事は”今起きている体調不良の整理と原因分析”である。
・不眠(中途/早朝覚醒)
これはすぐに治まった。
厳密に言うと眠りが浅い為途中ふと起きるのだが次の日が休みとの事で寝付ける状態である。
抗うつ薬や睡眠薬も休職前に服用したが効かなかった。
でも休みに入ると数日で良化した。
つまり覚醒は睡眠が浅い事が原因。
そのまま寝付けないのは翌日会社へ行かないといけないという思いがあるからであろうと判断した。
過緊張若しくはストレス過多による自律神経の乱れだと思う。
・皮膚の違和感(疼痛)
痺れとはまた違うが皮膚の一定箇所が軽いやけどのようなピリピリ感が不快だった。
これは調べると自律神経の症状と分かった。
・胃腸不調(胃酸逆流、吐き気、嘔吐)
これも自律神経の乱れによるもの。
さらに睡眠不足で拍車がかかり地味にしんどかった。
・不安(抑うつ)
憂鬱な状態が一定期間以上続く事を”抑うつ”と称するらしい。
これは反芻思考(繰り返し同じ事を考えてしまう事)と合わさって一番不気味で且つ苦しい症状であった。
いや、症状というより感情だ。
調べると、セロトニン不足のなんたらかんたら…つまりストレスにより脳が上手く機能していないと抑うつ傾向があるらしい。
ただ自分の場合、ぼんやりと原因は浮かんでいたが確証はなかった。(その事については次の章で触れる)
これらの事は総じて自律神経の乱れから来ている。
疑われる病気はうつ病(軽度)、適応障害、自律神経失調症。
抑うつ気分がある為、うつ病と適応障害に絞り込んで見極める事にした。
正直この2つは症状が酷似している為、プロの医者でも正確な判断は難しいらしい。
よって原因が明確か、期間の長さによって判断しないといけないそうだ。
・うつ病(脳機能異常)⇒きっかけが不明。症状は長期。
・適応障害(心因)⇒きっかけが明瞭。症状は短期。
私の場合、症状は長期(抑うつ1年以上)の為、そこだけを当てはめると”うつ病”という事になるがどうもしっくりこなかった。
なぜかというと、不眠改善の為に”抗うつ薬”も服用したが全く効果がなかったからである。
きっかけはある程度自分の中で浮かんでいたため、これを深堀して明確にしていくという作業を繰り返した。
まず、環境要因チェックを実施した。1年間の身の回りの環境変化が細かく事象別に点数をつけられており、当てはまるものを合計していくというものだ。
結果は”400点”を優に超えた。
300点以上で”1年以内心身不調を来す可能性80%以上”というものだ。
結果を受けて、自身が心身不調に陥ったのもやむを得ない事だと理解した。
▼参考リンク
先のチェックの結果はつまり”短期間で多大なストレス(負荷)がかかり、キャパオーバー”となった事を示唆している。
転職後の新しい職場環境に入る時点で既に”キャパオーバー”の状況からスタートしていたのだ。
症状が出たのは入社半年後。
ストレスによるの症状等は早ければすぐに、遅ければキャパオーバー後半年くらいで出てくる事もあるらしい。
ここで仮定を置いた。
【きっかけ:キャパオーバー(ストレス過多)】⇒【発症:半年後】
こう考えると一見、しっくりきたように思えた。
ただ、一点だけ分からない点があった。
先のチェックリストは”1年間”の出来事を当てはめる。
時間の経過とともに、ストレス自体は減る(落ち着く)と考えるのが自然である。
元来人見知り等するような性格ではなく、業務や会社自体には徐々に慣れていった。
にも関わらず、症状がは半年後から1年後にかけて悪化した。
ここで”環境起因”のみの断片的な事実による判断は難しいと感じた為、”内面(感情)”の推移にも目を向ける事にした。
【第3章】とことん振り返る時期 Part2.自己理解
先に述べたのはあくまで”外部要因によるストレッサー”と”自身に現れたストレス反応”である。
この2点の間に”パーソナリティ”いわゆる”自己”の感情が介在する事になる。
この”感情”をとことん理解する事で、ようやく前に進める。
またその上で、元々の性格をある程度客観視しておく必要がある。
ここで言う”元々”はメンタルダウン以前の事だ。
私の場合は30歳の頃の話なので”20代後半”の自分を思い返して性格診断をいろいろやってみた。
皆さんも余裕があればご自身が”20歳”くらいの頃と比較して変化しているのか否か、等やってみるのも良い。
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