【書評】サマセット・モーム『人間の絆』を読む。人は、人生という無意味な牢獄で幸福に生きられるのか?
ロッシーです。
サマセット・モームの『人間の絆』を読み終わりました。
いや~読後感が凄いです。名作と言われていますが、本当にその通りだと思いました。
人生とは何なのか、生きる意味とは何かについて、主人公フィリップの人生を通じて考えずにはいられませんでした。
※以下、ネタバレ注意
この作品の大きなテーマは、タイトルどおりだと思います。
私が読んだ新潮文庫版のタイトルは『人間の絆』ですが、光文社古典新訳文庫では、『人間のしがらみ』になっています。
この作品の内容から