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本の要約、感想、書評

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読んだ本の要約、感想、書評です。
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#読書好きな人と繋がりたい

【書評】三島由紀夫『仮面の告白』を読み、知らない世界へ没入体験する

ロッシーです。 三島由紀夫の『仮面の告白』を読みました。 三島由紀夫の著作において、本書…

ロッシー
2か月前
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【書評】オスカー・ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』は、イケメンが過度な承認欲求…

ロッシーです。 オスカー・ワイルドの『ドリアン・グレイの肖像』を読みました。 想像以上に…

ロッシー
2か月前
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『百年の孤独』と本のインフレと文字サイズと

ロッシーです。 『百年の孤独』を買いました。 って、酒じゃなくて本のほうです(笑)。 先週…

ロッシー
8か月前
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【書評】齋藤孝『読書力』が読書力のない人に届かない悲しみ

ロッシーです。 齋藤孝『読書力』を読みました。 本書に「要約を言えることが読んだというこ…

ロッシー
1年前
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【書評】三木清『人生論ノート』は、理解したいという欲望を喚起する現代の古典

ロッシーです。 以前、哲学書を読むことの効用について書きました。 哲学書を読むと、脳に非…

ロッシー
1年前
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【書評】『通勤の社会史』を読むと通勤の解像度が上がる

ロッシーです。 『通勤の社会史』という本を読みました。 通勤をしていても、その歴史的経緯…

ロッシー
1年前
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【書評】『同志少女よ敵を撃て』 我々読書家も狙撃兵である

ロッシーです。 本屋大賞を受賞した話題作『同志少女よ敵を撃て』を読みました。 話題作といっても、2021年に出版されたものなので、いまさら感がありますが・・・。 書評としては、「普通に面白かった!」です。以上。 「おいおい!それだけか~い!」 というツッコミが入りそうですね(笑)。 では、なぜ「めちゃくちゃ面白かった!」ではなく「普通に面白かった」なのかを以下説明します。 私が思うに、本の面白さを数式にすると、 「本の面白さ」=「読了後の満足感」ー「読書前の期

【書評】『スクラッチ』はコロナで失った人達への鎮魂歌

ロッシーです。 『スクラッチ』(著者:歌代朔)を読みました。 ウチの子供が「読みたい!」…

ロッシー
1年前
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【書評】『砂の女』(安部公房)は、たまに読み返したくなる本

ロッシーです。 『砂の女』を読みました。 読むのはこれで3度目か4度目だと思います。 な…

ロッシー
1年前
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【書評】バルザック『ゴリオ爺さん』は、欲望・野心・お金・悪・出世を描いた現代に通…

ロッシーです。 バルザックの『ゴリオ爺さん』を再読しました。やはり、何度読んでも傑作です…

ロッシー
2年前
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【書評】『小説 上杉鷹山』を読む。ケネディ大統領が最も尊敬する日本人を知っていま…

ロッシーです。 あなたは上杉鷹山を知っていますか? かつて、アメリカ35代大統領のケネディ…

ロッシー
2年前
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【書評】『教養の書』を読む。 読書とは、文化のたすきを未来へ繋ぐリレーに参加する…

ロッシーです。 「これからは教養を身に付けろ!」 という言説が目立っているように思います…

ロッシー
2年前
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【書評】コンラッド『闇の奥』を新訳で読む。やっぱり良く分からないけれど、この闇は…

ロッシーです。 コンラッドの『闇の奥』の新訳が、新潮文庫で出版されていたことを知り、すか…

ロッシー
2年前
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【書評】ディケンズ『大いなる遺産』を読む。お金よりやっぱり愛?

ロッシーです。 この前『二都物語』を読んだので、今度は『大いなる遺産』(新潮文庫版)を読みました。 『大いなる遺産』は、色々な読み方ができて面白い小説だと思いました。 ※以下、ネタバレもあるのでご注意ください。 『大いなる遺産』は、『グレート・ギャッツビー』と対比させると面白いと思います。 ちょっと両者を比べてみます。 ●『大いなる遺産』の主人公ピップは、エステラを追い求める。 ●『グレート・ギャッツビー』のギャッツビーは、デイジーを追い求める。 ●ピップは、ド