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#美術鑑賞
【知らない事を学ぶには多少根性がいる】交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー 東京都庭園美術館
一言でいうと、今回は難しかった。
いや、ちゃんと導入部分を読んだはずなんですけども、それでも展示品に夢中になってしまうと、この作品がどういう位置づけで展示されているのかの文脈がぶっ飛んでしまう瞬間があった。
それは私が服飾展示に目がなく、つい細部や縫い目を追うのに夢中になってしまうからかもしれないが。
そこから、流れにを追うのに頭を戻すことに時間がかかり、14時過ぎに入場したけれど閉館間際までい
【実在しない懐かしさ】 野又穫 Continuum 想像の語彙 東京オペラシティアートギャラリー
2023年7月7日鑑賞
野又穫氏は今回、初めて名を知った。
もしかすると、現代美術館や近代のコレクション展で見てきたのかもしれないのだが、ものすごいインパクトを持って印象に残る、ということが自分にはいままでなかった。
だからこのように1作家を取り上げてくれる展示、作品をまとめて見る機会を企画し、実行してくれたオペラシティーには大変感謝している。
まとめてみること、の面白さ、深さ。
そうですね音
【あなたの得意な科目は?】ワールドクラスルーム 森美術館開館20周年記念
5月24日鑑賞
まず、森美術館に所蔵品があったことを忘れていた。
コレクション展示室と言う名の部屋は常設されていないので(展示室の出口の方にたまーに展示があったりするが)、所蔵品、コレクションという概念がなかったのだ。六本木周辺の美術館はそういうもんだと思っていた。
お隣の国立新美術館もコレクションを持たない美術館である。
でも、ちゃんとまとまったコレクションを形成していてそれが自分にとってド
【歴史をつなぐ一筋の光】テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ 国立新美術館
すごく、よかった…
見に行ってよかった。
展示品の素晴らしさももちろん、展示構成が抜群に面白くこれを見終わったあとにいろんなことが腑に落ちるというか、そういう体験をした。
ターナーから始まる光の冒険
ターナーってあの海の絵とか風景の、でしょ?的な印象が抜けなかったのだ。5月に静岡県立美術館でみたのは湖の作品「パッランツァ、マッジョーレ湖」。
水辺の風景が上手い人、的な認識だった。
ところが教授
【突撃となりの現代美術】直島・家プロジェクト 美術をめぐる旅4
ベネッセミュージアムから敷地内シャトルバスでつつじ荘まで移動し、
町営バスに乗り換え。
家プロジェクト 概要はこちら
というわけで、一軒一軒違う作品があります。
農協前バス停で町営バスを下車。本村ラウンジで各所の入場料を払って見て回るスタイル。「きんざ」は別枠で予約、支払いが必要です。
本村ラウンジで鑑賞料を払った際、すぐに「南寺」の整理券を渡されたので南寺へ。ここにはジェームズ・タレルの作
【ホックニーの生々流転】 デイヴィッド・ホックニー展 東京都現代美術館
楽しみにしていたホックニーの個展。
しかも東京都現代美術館ですから期待も高まる。
見終えた後、あぁ、やはり良いな、楽しい絵だなぁと実感した。
心が暖かくなる展覧会だった。嬉しい。
長い画業の中から、東京都現代美術館の所蔵品とホックニー個人蔵の作品を中心に年代別に提示する展覧会。
一つ一つの取り上げ方はやや浅いですが、
網羅的に見ること
今の作品もしっかり見せること
に注力したのかな、と。
挿
【ゴッホの吸引力】ゴッホと静物画 伝統から革新へ SOMPO美術館
オランダのゴッホ美術館の所蔵品を中心に静物画を見せる展覧会である。
ゴッホ美術館の別館は黒川紀章氏が設計し、損保ジャパンが建設費用の寄付もしている。
そのゆかりもあるのだろう。SOMPO所蔵品のひまわり、もゴッホ美術館が真贋鑑定をしている。
そんな繋がりも見えつつ。
先日、イヴ・サンローランの展覧会で、絵画オマージュ・ドレスを見た時に、ゴッホのアイリスが元ネタの洋服があったのだ。
金色のスパン