#美術展
【不在からの再配達】MOT コレクション開館30周年記念プレ企画 「イケムラレイコ Rising Light」「マーク・マンダース Frozen Moment」「小さな光」 東京都現代美術館
私にとって東京都現代美術館と東京都写真美術館は開館当初から通ってきた、共に歩んできた美術館だ。
自分の人生を変える出会いもあった。
10代の頃からたくさんの刺激を受けた美術館が今年30周年を迎える。
存続を続けてくれてただ、ひたすらありがたい。
これからも一緒に歳をとりたい。
そんな感慨深い気持ちを持って、この美術館が集めてきたコレクション品を見る。
毎度のこと厳かな気持ちより「うぇぇ!すげぇえ
【レクイエム】DIC川村記念美術館「西川勝人 静寂の響き」
3月末で休館が決定しているDIC川村記念美術館へ行ってきた。
顛末が顛末なのであまり感慨には浸れず。
ただ「なくなってしまうの、残念だわぁ」と無責任に言い放ちたいけどそんな感想も素直に抱けず、言えず。
ああすればよかったのに。こうしたらよかったのではないの?というのも所詮、後出しにすぎず。
この事例を期にこういう顛末の再発を防げるのか?糧にできるんだろうか。
そもそも、美術品なんて流通品、諸行
【窓のない部屋で部屋を見る】アレック・ソス 部屋についての部屋 東京都写真美術館
アレック・ソスの展覧会が写真美術館で始まった。
何か代表的な一枚に惹かれた好きなアーティストだから、というのではなく「室内の写真」という展示テーマに惹かれて見に行った。
この前の期間に行われていた「見ることの重奏」でも室内の良い写真があった。
窓際のカーテンがはためく写真。
実際はミニチュアの室内を撮った作品だったが、あれも面白かった。
写真美術館独自企画というのにも俄然、期待感が高まる。
【道路コア】SIDE CORE 展|コンクリート・プラネット ワタリウム美術館
東京都現代美術館で開催中の高橋龍太郎コレクションで見たSIDE COREの作品郡。
主張の強い作品に少しずつ疑問を持ち始めた高橋さんが次に気になったのが路上の作品だった、という。
自分も赤瀬川原平さんの路上観察学会の影響から路上にあるものが昔から気になるし、好きだった。面白かった。共感しかない。
最初は「路上観察学会が好き」なのだと思っていたが、どうもそこから路上的なもの、道端にある物、に惹か
【魅せること】「竹林之七妍」「特集展示 野村和弘」「Eye to Eye—見ること」MOTコレクション 東京都現代美術館
毎回、多彩な切り口を見せてくれる東京都現代美術館のコレクション展示室。
改めて、東京都現代美術館のコレクション展の成り立ちをご紹介。
こんな背景である。
なので都美館時代のコレクション品なのか、現代美術館になってからのコレクションなのか、ちょっと意識してみてもおもしろい。
作品リストには受入年度が書いてあるので1995年以前/以降を区切りに見ると結構楽しい。
主に戦後の作品を「コンテンポラリ
【痛切にして痛快】開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ 東京都現代美術館
「開発好明(かいはつ よしあき)氏が2024年夏に東京都現代美術館で個展を開催」
そのフライヤーを見た時、家族全員で「あ、あの人だ!」となった。
5年前の2019年の夏に同じく東京都現代美術館で開催された「あそびのじかん」という企画展の第一展示室に飾られていたのが開発さんの作品だった。
当時5歳と7歳の息子たちは開発さんからサインをもらっていた。
この辺りの毎年夏にやっている現美の展覧会は子
【彫刻の上の散歩道】カール・アンドレ 彫刻と詩、その間 DIC川村記念美術館
千葉県佐倉市にあるDIC川村記念美術館。
古典、印象派からミニマルアート、カラーフィールド等アメリカの60年〜80年代中心のコレクションが進み、非常に豊かな常設展を形成している。
今年、中学生になった長男が「ここ、行ったことあるよね?」美術資料集を見せてきた。
掲載されていた写真は川村記念美術館のロスコ・ルームの写真。
え、あの部屋が美術資料集に載るのか…?なかなか面白いチョイスだな?資料集とは
【読めないモノを読もうとして】本阿弥光悦の大宇宙 東京国立博物館
東博の展覧会は長男がどこからか匂いを嗅ぎつけて行きたい!となるが、今回は夫がずっと楽しみにしていた。
書の展示でフォント的な視点で興味関心があり、気になると。
あと俵屋宗達とのコラボ鶴絵巻ももう一度見たい、と。
美術館と違うので予備知識が多少必要&東博の混雑怖いから綿密なスケジュール管理必須!の私は一瞬怯むのだが好奇心には抗えず行く。
鳥好きの次男に関しては「鶴がいるよ」で誘う。
今回やったス
【いとしさとせつなさと素朴な心と】みちのくいとしい仏たち 東京ステーションギャラリー
今回は次男がどこかでチラシを入手し「コレ、なんかかわいいから見たい」と言われていたので、行ってみようということになった。
長男はサッカーの試合だったので次男と二人で行く予定だったが、天候不良で試合は延期。お出かけ先で外食にありつけるかも?という下心も見えつつ「オレも!」となり「では僕も」と夫も一緒に行くことになった。
結局、家族総出で東京駅へ。
今回の趣旨はこちら。
場内、撮影禁止なので実物
【子も歩けば美術に当る】「歩く、赴く、移動する 1923→2020」 MOTコレクション & 小学生と見る豊嶋康子展 東京都現代美術館
東京都現代美術館のコレクション展示室の入れ替えがあったので早速訪問。
そして先日鑑賞し、すごく満足度の高かった豊嶋康子展を息子二人と見てみたく、誘ったら快諾されたので見に行った。
現代美術は難解なのもあるが身近なもの、考現学に近い作品は楽しめる様子だ。
まずはコレクション展から今回の概要はこちら。
そしてこのコレクション展示室用のパンフレットが毎回大変凝っている。
コレクションしたくなるほど