#旅行・おでかけ
【レクイエム】DIC川村記念美術館「西川勝人 静寂の響き」
3月末で休館が決定しているDIC川村記念美術館へ行ってきた。
顛末が顛末なのであまり感慨には浸れず。
ただ「なくなってしまうの、残念だわぁ」と無責任に言い放ちたいけどそんな感想も素直に抱けず、言えず。
ああすればよかったのに。こうしたらよかったのではないの?というのも所詮、後出しにすぎず。
この事例を期にこういう顛末の再発を防げるのか?糧にできるんだろうか。
そもそも、美術品なんて流通品、諸行
【斜めから】「岡本太郎に挑む 淺井裕介・福田美蘭」展 川崎市市制100周年・開館25周年記念
川崎の生田緑地にある川崎市岡本太郎美術館。
青山にあるのは岡本太郎記念館。
夏にヤノベケンジの展覧会があったのは岡本太郎記念館。
どちらか取り違えると大変だ。
というわけで、生田緑地へ。実は2016年の展覧会以来に訪れたのでおよそ8年ぶりだった。8年前に見た展示は「鉄道美術館」展。この時初めてクワクボリョウタさんの作品を見て感激したものだった。
行った理由は息子二人が絶賛鉄オタ期だったから。
【彫刻の上の散歩道】カール・アンドレ 彫刻と詩、その間 DIC川村記念美術館
千葉県佐倉市にあるDIC川村記念美術館。
古典、印象派からミニマルアート、カラーフィールド等アメリカの60年〜80年代中心のコレクションが進み、非常に豊かな常設展を形成している。
今年、中学生になった長男が「ここ、行ったことあるよね?」美術資料集を見せてきた。
掲載されていた写真は川村記念美術館のロスコ・ルームの写真。
え、あの部屋が美術資料集に載るのか…?なかなか面白いチョイスだな?資料集とは
【いとしさとせつなさと素朴な心と】みちのくいとしい仏たち 東京ステーションギャラリー
今回は次男がどこかでチラシを入手し「コレ、なんかかわいいから見たい」と言われていたので、行ってみようということになった。
長男はサッカーの試合だったので次男と二人で行く予定だったが、天候不良で試合は延期。お出かけ先で外食にありつけるかも?という下心も見えつつ「オレも!」となり「では僕も」と夫も一緒に行くことになった。
結局、家族総出で東京駅へ。
今回の趣旨はこちら。
場内、撮影禁止なので実物
【子も歩けば美術に当る】「歩く、赴く、移動する 1923→2020」 MOTコレクション & 小学生と見る豊嶋康子展 東京都現代美術館
東京都現代美術館のコレクション展示室の入れ替えがあったので早速訪問。
そして先日鑑賞し、すごく満足度の高かった豊嶋康子展を息子二人と見てみたく、誘ったら快諾されたので見に行った。
現代美術は難解なのもあるが身近なもの、考現学に近い作品は楽しめる様子だ。
まずはコレクション展から今回の概要はこちら。
そしてこのコレクション展示室用のパンフレットが毎回大変凝っている。
コレクションしたくなるほど
【柔らかな鋼】青木野枝 光の柱 市原湖畔美術館
彫刻家、青木野枝(あおきのえ)の個展が市原湖畔美術館にて始まった。
氏の作品は東京国立近代美術館のコレクション展示室で見たのが1番印象に残っている。
2023年夏、豊島でも野外展示の作品を見つけ、なぜかホッとした。
非日常な旅の空間に知った作風が現れるとホッとした。神社の脇に設置されたその作品と瀬戸内海を見てしばらくボーっとした時間は良い旅の思い出だ。
今回はシンプルな展示室に青木氏の大き
【彫刻の今日】富井大裕 今日の彫刻 トルソー或いはチャーハン 栃木県立美術館
もう展示タイトルからして突っ込みたい気持ちが満載なのだがチャーハンはどこからきたんだ。
という訳で我が家では「画鋲の人」でお馴染みの富井大裕氏の個展を見るために栃木県立美術館へ行ってきた。
「画鋲の人」の所以はこちら
【何処となく、考現学的な】
赤瀬川原平さん的要素を感じつつもその違いというのは「意味の剥奪」だろうか。
赤瀬川原平さんが「無用の長物」を路上で見出したのなら、富井さんは路上で造
【ホックニーの生々流転】 デイヴィッド・ホックニー展 東京都現代美術館
楽しみにしていたホックニーの個展。
しかも東京都現代美術館ですから期待も高まる。
見終えた後、あぁ、やはり良いな、楽しい絵だなぁと実感した。
心が暖かくなる展覧会だった。嬉しい。
長い画業の中から、東京都現代美術館の所蔵品とホックニー個人蔵の作品を中心に年代別に提示する展覧会。
一つ一つの取り上げ方はやや浅いですが、
網羅的に見ること
今の作品もしっかり見せること
に注力したのかな、と。
挿
【触って良いのですか?】これってさわれるのかな?神奈川県立近代美術館鎌倉別館 2022美術館めぐり
彫刻が触れるというのでいってきた。
展示品が触れるなんてこと、今まで経験したこともないのでとにかくワクワクと。
素手でもOKな入口コーナーをぬけ、薄手のゴム手袋を着用し展示室へ。まずお出迎えはロダンの花子。鋳造は1950年代なので死後鋳造だとは思うけどそれでも50年代のもの。
ロダンといえば、作品の隅、または端の部分が「ぺたぺた」といったテクスチャーになっているのが好きだ。ロダン指の跡そのもの、