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地球戦隊ファイブマン、第2話「父の仇!母の仇」
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少年時代の学が打ったビームによりできた傷は、彼の中で憎しみの記憶として残っていた。
「久し振りですね。ガロア艦長。」…
以降、1990年3月9日に放送されたファイブマン第2話の記事になります✏️
「そうだ!あの時の5人の子どもは、地球へ帰っていたんだ!」
「父さんと母さんの顔も知らず…。」
「温もりも知らず…。」
「でも、兄弟5人。助け合って生きて来た。」
「そして、待っていたんだ。この日を!」
「お前たちがいつの日か、必ず地球を攻撃して来る事を予想し、俺たち兄弟5人。地球を守るための戦士となる事を誓った。それが地球戦隊、ファイブマンなのだ!俺たちは忘れはしない。あの日の事を…。皆の夢を踏みにじったお前たちを、絶対に許さん!」
テーマは”怒りと冷静の間”
父と母の仇を取る相手が目の前に居る。
自分が同じ状況だったら、どういう心境になるのかを今話は終始考えさせられた。
ましては、自分の生活圏内に前線基地を作ろうとしていたら…。
人には喜びや快感を求めて動く行動力、怒りの感情のみで動く行動力もある。
彼らの現在の行動力は”怒り”の感情のみだった。
そして怒りは冷静さを極端に減少させる…。
彼らが占拠をした宇宙観測センターへの潜入の際にも、見切り発信感は否めなかった。
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仇を取る相手であったガロア艦長を探す目的だったが、遙か手前で銀河剣士ビリオン達に姿をバラされてしまう。
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不敵な笑みを浮かべながら健達に近づいてくる。
尚、今話の神セリフは彼らの無謀な突撃を止めようとしたアーサーG6から拝借しようと思う。
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神セリフ
「君たちの一番の使命は仇討ちじゃない。もっと大切な事がある事を教えて来たはずだぞ。」
学達は両親を銀帝軍ゾーンの身勝手な攻撃によって失った。
以降、彼らの親代わりをしてきたお手伝いロボットのアーサー。
アーサーは怒りの感情のまま動く事への危険性を理解していた。
そして、その様に動かないように、彼らの成長に合わせて話をしてきた。
結果的にアーサーの声は健達には届かなかったが、兄である学にはちゃんと届いた。
届いたからこそ、健達がピンチに陥った時に敵の武器を使って、冷静に彼らを助ける事ができた。
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短気で行動派の健。健を、命ある星を守る為に動いた学。
人には個性がある。そして、個性の繋がりで社会は成り立っている。
兄弟も同じである。
似ている兄弟は反発してしまうケースが多いが、星川兄弟は全員がそれぞれの個性を持っている。
だから補い合える。
だから、一緒に強くなれる。
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それぞれが違う個性を持っているから、合体技が強力になれる。
ブラザーアタックには、そんな兄弟の強い絆を感じられた。
得意な事を仕事で活かす事。
社会でこれが行えている人は何パーセントいるのだろうか。
”得意な事はとことん伸ばして、不得意な事は人並みに”
人は補え合える生き物である。
そして、支え合える生き物である。
”君の幸せが僕の願いだから。”
※ファイブマンEDより抜粋
支え合った先の幸せを強い絆で叶える為に。
私たちも見つけよう”輝く自分を”。
追伸、
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銀河で一つのこの星を守りたまえ!
ファイブロボは3機のメカが合体して完成する。
構造的には学が操縦するスカイアルファを胴体に、健達が操縦するキャリアベータ・ランドガンマが手脚になっている。
しっかり者で冷静な学が、健達の良さを引き出しながら闘う。
ファイブロボが繰り出す超次元ソードは、単純にソードの登場がお洒落過ぎる。
また、
”銀河で一つのこの星を守りたまえ”とのセリフには彼らの気持ちと共に想いが乗っかっているのを強く感じた。
そして、このセリフに彼らの怒りと冷静の間がちゃんと表現されている様にも感じられた。