僕はこんな音楽を聴いてきた

1976年生まれ。音楽評論家/フリーライター。90年頃から洋楽ロックに目覚めて以降、ハードロック、メタル、ポップス、R&B、jazzなどを聴き漁って来ました。音楽の紹介やライブレポなど。過去ラジオ番組も担当。X垢もあります。

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1976年生まれ。音楽評論家/フリーライター。90年頃から洋楽ロックに目覚めて以降、ハードロック、メタル、ポップス、R&B、jazzなどを聴き漁って来ました。音楽の紹介やライブレポなど。過去ラジオ番組も担当。X垢もあります。

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  • 僕の洋楽愛聴盤

    「僕の洋楽愛聴盤」記事のまとめです。洋楽のロック、jazzのアルバムが中心です。

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    LIVE参戦記の記事をまとめています。ライブレポ、セットリストを載せてます。

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    今、日本のジャズ•フュージョン界は凄くレベルが上がってます!JAZZの素晴らしさを伝えたい!日本人アーティストにこだわった記事です。

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『A Cry For The New World』プレイング マンティス 僕の洋楽愛聴盤vol61

メロハーの元祖的存在 プレイングマンティス(Praying Mantis)の「A Cry for the New World」は、1993年にリリースされたアルバムです。このアルバムは、バンドのサウンドの特徴であるメロディックなハードロックとヘヴィメタルの要素を融合させた作品で、プレイングマンティスのキャリアの中での重要な一作とされています。 発売当時、ハードロックにハマり始めの頃で、記事によると何やら「メロディが美しく、ツインギターのハモリが最高」というとのことだったの

    • 『TOMORROW』浜田麻里 愛聴盤番外編

      メタルクイーン浜田麻里 皆さんこんにちは。普段は洋楽を中心にコラムを書いておりますが、自分の音楽アイデンティティにおいて避けては通れないアーティストである浜田麻里さんについて今回は書いておきたいと思います。 初めての浜田麻里 浜田麻里さんと言えば糸井重里氏の「麻里ちゃんはヘビーメタル」でデビュー以降40年以上に渡ってロックの一線で活躍する日本を代表する女性ロックシンガーです。彼女の歴史を簡単に振り返るとジャパメタ期〜ポップロック期〜メタルクイーン期の大きく3つに分類

      • 『Highway To Hell』AC/DC 僕の洋楽愛聴盤vol.60

        やっぱりボンスコットって良いよね 「Highway to Hell」は、オーストラリアのロックバンドAC/DCによって1979年にリリースされたアルバムです。このアルバムは、バンドの代表作の一つとされており、特にリードシンガーのボン・スコットが参加した最後のスタジオアルバムとなりました。ボン・スコットは1980年に亡くなり、彼の死後、バンドはブライアン・ジョンソンを新しいシンガーとして迎えました。 ブライアンのその後の活躍と貢献は凄まじいものがあるのですが、やはりノリノリ

        • 『Songs from the Big Chair』ティアーズ フォー フィアーズ 僕の洋楽愛聴盤vol.59

          息の長い名盤 「Songs from the Big Chair」は、Tears for Fearsの1985年にリリースされたアルバムです。このアルバムは、バンドの代表作の一つであり、商業的にも批評的にも成功を収めました。 80年代の大名盤ですよね。アーティスト名を知らなくても曲は聴いたことある(かつての僕がそうでした)という方も多いかとおもいます。 Youtubeのリンクも貼りますので是非チェックしてみて下さい。 ### アルバムの概要 - **リリース日**:

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          『Sin-Decade』プリティメイズ 僕の洋楽愛聴盤vol.58

          関西で巻き起こったプリティメイズブーム 私が高校生のとき、プリティメイズのブームが起こりました。彼らがジョンサイクスのPlease don’t leave meをカヴァー。それをFM802がヘヴィローテーションに採用したのです。メタル系のバンドが802のヘヴィローテーションに採用された事自体が異例でしたが、関西で局地的なプリティメイズのヒットが生まれ、なんと本人達も来日公演を行うまでに至りました。 そのムーブメントを伊藤政則さんが東京でも広めていったという流れです。 S

          『Sin-Decade』プリティメイズ 僕の洋楽愛聴盤vol.58

          『HEAVEN AND HELL』ブラックサバス 僕の洋楽愛聴盤vol.57

          色んなサバスがありますが オジー、ロニー、トニー。色んなヴォーカル時代のブラックサバスがあり、基本的には初期のオジー時代のブラックサバスがサバスのあるべき姿として捉えられているのではないかと思います。 トニーアイオミ(g)は、ロック界のリフマスターであり初期ブラックサバスこそがメタルの始まりであるという声もあります。 であるならば、僕はこの「HEAVEN AND HELL」というアルバムは80年代のヘヴィメタルにはなくてはならなかった重要なアルバムであったと思えるの

          『HEAVEN AND HELL』ブラックサバス 僕の洋楽愛聴盤vol.57

          『LIVE観戦記』アイアンメイデン@東京ガーデンシアター20240926

          圧倒的に熱いファン アイアンメイデンが他のバンドと何が違うのか。その一つが「ファンの熱さ」だと思う。他のバンドだと、「ファンだから来ました」という感じだとするとアイアンメイデンは「信者が祭に来ました」ぐらいの熱さがある。Tシャツ着てるのは当たり前、グッズを複数買うのは当たり前、地方公演含めて複数回ライブに行くのは当たり前、メイデン観たさに国外から渡航してくるのも当たり前。こんなバンド他に思い出せない。 あと、他のメタル系バンドのライブだと、おじさん層が圧倒的で、若い人は

          『LIVE観戦記』アイアンメイデン@東京ガーデンシアター20240926

          『ライブ観戦記』サミー ヘイガー@有明アリーナ20240923

          念願のライブ 僕にとって、VAN HALENとは=サミー時代でした。サミーの作った美しい歌メロ、ヴォーカルパフォーマンス、どれをとってもデイブ時代より上だと思ってきました。だからこそ、サミーヘイガーをライブで体験出来るという事は学生の頃からの憧れであり、29年ぶりの来日という事を考えれば奇跡のような出来事なのです。 有明アリーナの入り口に到着した時、いよいよサミーのVAN HALENが聴けるのだとワクワクしました。 オープニングSEは名曲DREAMS 今回のライブ

          『ライブ観戦記』サミー ヘイガー@有明アリーナ20240923

          『INTUITION』TNT 僕の洋楽愛聴盤vol.56

          透き通るような音 TNTを初めて聴いたのはこのアルバムでした。最初、トニーハーネルのソロアルバム(Morning wood)を聴いて、声の良い人だなぁと感じ、本体のバンドの方も気になって手に取りました。 なんと清涼感のある音!トニーのヴォーカルもソロアルバムよりも、もっとハイトーンの本域で歌っていてとても爽やかな印象でした。 この清涼感と北欧という彼らの出身(トニーはアメリカ人)が合わさった所と、キャッチーなメロディラインが後の北欧メタルと呼ばれるシーンに影響を与えまし

          『INTUITION』TNT 僕の洋楽愛聴盤vol.56

          『The Black Parade』マイ ケミカル ロマンス 僕の洋楽愛聴盤vol.55

          コンセプトアルバムの名盤 「ザ・ブラック・パレード」は、マイケミカルロマンス(My Chemical Romance)の3枚目のスタジオアルバムで、2006年9月にリリースされました。このアルバムは、バンドの代表作の一つとして広く知られています。 コンセプトとテーマ アルバムは、死と喪失をテーマにしたコンセプトアルバムで、物語の主人公「ザ・エンジェル・オブ・デス」が中心となっています。アルバム全体を通じて、死後の旅や人生の意味についてのメッセージが描かれています。 楽

          『The Black Parade』マイ ケミカル ロマンス 僕の洋楽愛聴盤vol.55

          『Slang』DEF LRPPARD 僕の洋楽愛聴盤vol.54

          グランジに対するレップスの答え このスラングというアルバムが発売された頃、アメリカでは空前のグランジロックブームでした。80年代のHR/HMは過去のもの、かっこ悪いものとされ、シーンから完全に消し去られた時代です。(あくまでアメリカの話しですが) そんな中、DEF LEPPARDによる解釈でグランジに対する音楽的な答えを出すと意気込んでリリースしたのがこのスラングというアルバムでした。 その意味合いは随所に感じられます。まず音がオーガニックでオーバーダブを極力抑えて、

          『Slang』DEF LRPPARD 僕の洋楽愛聴盤vol.54

          Xに専用アカウントを開設🎉

          こんばんは!日頃は僕の記事を読んで頂きありがとうございます。 この度Xに専用アカウントを開設しました。 カチッとした記事でなくても、呟いたり出来れば良いなと思いまして。 noteユーザーさんも併用多いのかな? 宜しければXのアカウントの方も宜しくお願い致します!

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          『Chicago18』シカゴ 僕の洋楽愛聴盤vol.53

          円熟したロック シカゴと言えば、世間的にはChicago16でシーンにカムバックしたAORバンドという印象が強いと思います。「素直になれなくて」はあまりに有名ですね。 私世代でこの曲のイントロを知らない人はいないでしょう。 でも元々シカゴは、1967年に結成されたアメリカのバンドです。彼らはロック、ポップ、ジャズ、ソウル、ホーンセクションを特徴とするブラスロックのスタイルで知られています。初期の頃はシカゴ・トランジット・オーソリティという名称で活動していましたが、のちに

          『Chicago18』シカゴ 僕の洋楽愛聴盤vol.53

          祝㊗️オアシス再結成

          ニュースでご覧になった方も多いと思いますが、オアシスが2025年夏から再結成ツアーを行うと発表しました! 若乃花、貴乃花を超える世界最大の兄弟喧嘩を行なっていた二人ですが、密かに連絡を取り合い、ツアーを行うという事で、こんな日が来るなんて思いもしませんでした。 デビューアルバム「Definitely Maybe」のリリースから30周年。記念バージョンのリリースなど周辺は賑わいつつありましたが、まさか本体が動くとは思いませんでした。 私はオアシスに関しては後追いで、解散後に好き

          『In The Court Of The Crimson King』King Crimson 僕の洋楽愛聴盤vol.52

          あまりにも有名なジャケット 洋楽にそんなに詳しくなくても、プログレッシブロックが好きじゃなくても、一度は見たことあるのではないか。その顔がこれ。 凄いインパクト。そしてそのアートとしての色気。1969年発売のキングクリムゾンの1stアルバムです。レコードジャケットで見るとほんとインパクトあります。 キングクリムゾンと言えば、ピンクフロイド、イエスと並ぶ3大プログレッシブロックバンドの一つとして挙げられます。特にこの1stアルバムが彼らの代表作であり、リリースから50年以上

          『In The Court Of The Crimson King』King Crimson 僕の洋楽愛聴盤vol.52

          『Brigade』HEART 僕の洋楽愛聴盤vol.51

          泣きのメロディ満載の名盤 80年代はHEARTにとって復活を遂げた時代。産業ロックと呼ばれるものが勃興し、ロックのポップ化が進んだ時代でもありました。その代表的なバンドの一つとしてHEARTは認識されています。 元々は70年代にフォークをベースとしたロックで人気を得た彼女達ですがパンクロックが流行した時代に一度不遇の時期を迎えます。 その後外部のライターなどを起用し大ヒットとなった「HEART」で復活。そのHEARTから数えて3作目に当たるのが本作で、時代は80年代ロッ

          『Brigade』HEART 僕の洋楽愛聴盤vol.51