マガジンのカバー画像

僕の洋楽愛聴盤

63
「僕の洋楽愛聴盤」記事のまとめです。洋楽のロック、jazzのアルバムが中心です。
運営しているクリエイター

記事一覧

『REIGN IN BLOOD』スレイヤー 僕の洋楽愛聴盤vol.62

『REIGN IN BLOOD』スレイヤー 僕の洋楽愛聴盤vol.62

スレイヤー(Slayer)の「Reign in Blood」は、1986年にリリースされた彼らの3枚目のスタジオアルバムで、ヘヴィメタルやスラッシュメタルのジャンルにおいて非常に重要な作品とされています。このアルバムは、スラッシュメタルの金字塔として広く認識されており、特にその激しい音楽性と挑発的な歌詞で知られています。

### アルバムの特徴

1. **音楽スタイル**:
  - 「Re

もっとみる
『A Cry For The New World』プレイング マンティス 僕の洋楽愛聴盤vol61

『A Cry For The New World』プレイング マンティス 僕の洋楽愛聴盤vol61

メロハーの元祖的存在

プレイングマンティス(Praying Mantis)の「A Cry for the New World」は、1993年にリリースされたアルバムです。このアルバムは、バンドのサウンドの特徴であるメロディックなハードロックとヘヴィメタルの要素を融合させた作品で、プレイングマンティスのキャリアの中での重要な一作とされています。

発売当時、ハードロックにハマり始めの頃で、記事によ

もっとみる
『Highway To Hell』AC/DC 僕の洋楽愛聴盤vol.60

『Highway To Hell』AC/DC 僕の洋楽愛聴盤vol.60

やっぱりボンスコットって良いよね

「Highway to Hell」は、オーストラリアのロックバンドAC/DCによって1979年にリリースされたアルバムです。このアルバムは、バンドの代表作の一つとされており、特にリードシンガーのボン・スコットが参加した最後のスタジオアルバムとなりました。ボン・スコットは1980年に亡くなり、彼の死後、バンドはブライアン・ジョンソンを新しいシンガーとして迎えました

もっとみる
『Songs from the Big Chair』ティアーズ フォー フィアーズ 僕の洋楽愛聴盤vol.59

『Songs from the Big Chair』ティアーズ フォー フィアーズ 僕の洋楽愛聴盤vol.59

息の長い名盤

「Songs from the Big Chair」は、Tears for Fearsの1985年にリリースされたアルバムです。このアルバムは、バンドの代表作の一つであり、商業的にも批評的にも成功を収めました。

80年代の大名盤ですよね。アーティスト名を知らなくても曲は聴いたことある(かつての僕がそうでした)という方も多いかとおもいます。
Youtubeのリンクも貼りますので是非

もっとみる
『Sin-Decade』プリティメイズ 僕の洋楽愛聴盤vol.58

『Sin-Decade』プリティメイズ 僕の洋楽愛聴盤vol.58

関西で巻き起こったプリティメイズブーム

私が高校生のとき、プリティメイズのブームが起こりました。彼らがジョンサイクスのPlease don’t leave meをカヴァー。それをFM802がヘヴィローテーションに採用したのです。メタル系のバンドが802のヘヴィローテーションに採用された事自体が異例でしたが、関西で局地的なプリティメイズのヒットが生まれ、なんと本人達も来日公演を行うまでに至りました

もっとみる
『HEAVEN AND HELL』ブラックサバス 僕の洋楽愛聴盤vol.57

『HEAVEN AND HELL』ブラックサバス 僕の洋楽愛聴盤vol.57



色んなサバスがありますが

オジー、ロニー、トニー。色んなヴォーカル時代のブラックサバスがあり、基本的には初期のオジー時代のブラックサバスがサバスのあるべき姿として捉えられているのではないかと思います。

トニーアイオミ(g)は、ロック界のリフマスターであり初期ブラックサバスこそがメタルの始まりであるという声もあります。

であるならば、僕はこの「HEAVEN AND HELL」というアルバム

もっとみる
『INTUITION』TNT 僕の洋楽愛聴盤vol.56

『INTUITION』TNT 僕の洋楽愛聴盤vol.56

透き通るような音

TNTを初めて聴いたのはこのアルバムでした。最初、トニーハーネルのソロアルバム(Morning wood)を聴いて、声の良い人だなぁと感じ、本体のバンドの方も気になって手に取りました。

なんと清涼感のある音!トニーのヴォーカルもソロアルバムよりも、もっとハイトーンの本域で歌っていてとても爽やかな印象でした。

この清涼感と北欧という彼らの出身(トニーはアメリカ人)が合わさった

もっとみる
『The Black Parade』マイ ケミカル ロマンス 僕の洋楽愛聴盤vol.55

『The Black Parade』マイ ケミカル ロマンス 僕の洋楽愛聴盤vol.55

コンセプトアルバムの名盤

「ザ・ブラック・パレード」は、マイケミカルロマンス(My Chemical Romance)の3枚目のスタジオアルバムで、2006年9月にリリースされました。このアルバムは、バンドの代表作の一つとして広く知られています。

コンセプトとテーマ

アルバムは、死と喪失をテーマにしたコンセプトアルバムで、物語の主人公「ザ・エンジェル・オブ・デス」が中心となっています。アルバ

もっとみる
『Slang』DEF LRPPARD 僕の洋楽愛聴盤vol.54

『Slang』DEF LRPPARD 僕の洋楽愛聴盤vol.54



グランジに対するレップスの答え

このスラングというアルバムが発売された頃、アメリカでは空前のグランジロックブームでした。80年代のHR/HMは過去のもの、かっこ悪いものとされ、シーンから完全に消し去られた時代です。(あくまでアメリカの話しですが)
そんな中、DEF LEPPARDによる解釈でグランジに対する音楽的な答えを出すと意気込んでリリースしたのがこのスラングというアルバムでした。

もっとみる
『Chicago18』シカゴ 僕の洋楽愛聴盤vol.53

『Chicago18』シカゴ 僕の洋楽愛聴盤vol.53

円熟したロック

シカゴと言えば、世間的にはChicago16でシーンにカムバックしたAORバンドという印象が強いと思います。「素直になれなくて」はあまりに有名ですね。

私世代でこの曲のイントロを知らない人はいないでしょう。

でも元々シカゴは、1967年に結成されたアメリカのバンドです。彼らはロック、ポップ、ジャズ、ソウル、ホーンセクションを特徴とするブラスロックのスタイルで知られています。初

もっとみる
『In The Court Of The Crimson King』King Crimson 僕の洋楽愛聴盤vol.52

『In The Court Of The Crimson King』King Crimson 僕の洋楽愛聴盤vol.52

あまりにも有名なジャケット

洋楽にそんなに詳しくなくても、プログレッシブロックが好きじゃなくても、一度は見たことあるのではないか。その顔がこれ。

凄いインパクト。そしてそのアートとしての色気。1969年発売のキングクリムゾンの1stアルバムです。レコードジャケットで見るとほんとインパクトあります。
キングクリムゾンと言えば、ピンクフロイド、イエスと並ぶ3大プログレッシブロックバンドの一つとして

もっとみる
『Brigade』HEART 僕の洋楽愛聴盤vol.51

『Brigade』HEART 僕の洋楽愛聴盤vol.51



泣きのメロディ満載の名盤

80年代はHEARTにとって復活を遂げた時代。産業ロックと呼ばれるものが勃興し、ロックのポップ化が進んだ時代でもありました。その代表的なバンドの一つとしてHEARTは認識されています。
元々は70年代にフォークをベースとしたロックで人気を得た彼女達ですがパンクロックが流行した時代に一度不遇の時期を迎えます。
その後外部のライターなどを起用し大ヒットとなった「HEAR

もっとみる
『Never Gone』Backstreet Boys 僕の洋楽愛聴盤vol.50

『Never Gone』Backstreet Boys 僕の洋楽愛聴盤vol.50



アイドル?ヴォーカルグループ?

海外ではバッストリートボーイズのような人達が定期的に人気者になります。彼らの前ならニューキッズオンザブロック テイクザット。彼らの後ならワンダイレクションあたりが候補でしょうか。
日本では「アイドルグループ」と捉えられているようですが、どうなのでしょうか。
大学生の時にバックストリートボーイズも聴くと言ったら友達に「え?アイドルやんあんなの」とかなり否定的に言

もっとみる
『All That You Can’t Leave Behind』U2 僕の洋楽愛聴盤vol.49

『All That You Can’t Leave Behind』U2 僕の洋楽愛聴盤vol.49



初めて買ったU2のアルバム

今でも覚えてます。社会人一年目、会社近くのCD屋さんでこのCDを何度も試聴し、買うか買わないか何日も迷い続けた日の事を。
何故迷ったか。
その頃の僕は自分を「メタラー」と自負しており、U2は軟弱と卑下していたのです。
ジョシュアツリーは友人の勧めで聞いた事がありましたが、ハマったという感じではなく「ギターの音が弱いなー」ぐらいの感想しかありませんでした。
でも、こ

もっとみる