『HEAVEN AND HELL』ブラックサバス 僕の洋楽愛聴盤vol.57
色んなサバスがありますが
オジー、ロニー、トニー。色んなヴォーカル時代のブラックサバスがあり、基本的には初期のオジー時代のブラックサバスがサバスのあるべき姿として捉えられているのではないかと思います。
トニーアイオミ(g)は、ロック界のリフマスターであり初期ブラックサバスこそがメタルの始まりであるという声もあります。
であるならば、僕はこの「HEAVEN AND HELL」というアルバムは80年代のヘヴィメタルにはなくてはならなかった重要なアルバムであったと思えるのです。
レインボーを脱退したロニーとオジーをクビにしたブラックサバスが組むという、今考えればなんと夢のある話しなのでしょう。今、バンドでそんな大きな人事移動ってないですからね。
何度も撮り直した一節
タイトル曲「Heaven And Hell」これは、ロック史に残る名曲なのですが、出だしの一節
Sing me a song
You’re a singer
の部分、ロニーはプロデューサーの指示で何度も歌い直したそうです。
この歌い出しがこの曲の印象を決めている部分もあると思うので、英断だと思いますが後にロニーは大変だったと振り返ってました。
80年代のサバスであり、ヘヴィメタル
他にも、Neon Knights , Die Youngといった70年代のブラックサバスとはガラッと変わった曲も収録されており聴き応えも十分です。
余談ですが、随分後にロニーを迎えてHEAVEN AND HELL名義で活動していて来日もしたのですが見逃しております。これは観ておくべきだったとロニーの死後、とても後悔しました。
ライブは行けるうちに行ったほうが良いですよ!
そしてこのアルバム、未聴であれば是非!
プロフィール
ブラックサバス(Black Sabbath)は、1968年にイギリス・バーミンガムで結成されたロックバンドで、ヘヴィメタルの先駆者とされています。メンバーは、オジー・オズボーン(ボーカル)、トニー・アイommi(ギター)、ギーザー・バトラー(ベース)、ビル・ワード(ドラム)から成ります。
### 音楽スタイル
ブラックサバスの音楽は、重厚なギターリフ、ダークな歌詞、そしてオジーの特徴的なボーカルが特徴です。彼らの音楽は、サイケデリックロックやブルースロックの影響を受けつつ、重い音楽スタイルを確立しました。
### 代表的なアルバム
- **Black Sabbath** (1970): デビューアルバムで、曲「Black Sabbath」はバンドの特徴を強く打ち出しています。
- **Paranoid** (1970): 代表曲「Iron Man」や「War Pigs」などが収録されており、商業的にも大成功を収めました。
- **Master of Reality** (1971): ヘヴィメタルのスタイルをさらに深化させた作品です。
### 影響
ブラックサバスは、ヘヴィメタルやロック全般に多大な影響を与え、多くの後続のアーティストやバンドにインスピレーションを与えました。特に、ダークなテーマやヘヴィなサウンドは、後のメタルバンドにおいて重要な要素となりました。
### 現在
バンドは数回の解散と再結成を経ており、近年も活動を継続しています。オジー・オズボーンはソロアーティストとしても成功を収めています。ブラックサバスは、ロック史において非常に重要な位置を占めるバンドとして認識されています。
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