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『INTUITION』TNT 僕の洋楽愛聴盤vol.56

透き通るような音

TNTを初めて聴いたのはこのアルバムでした。最初、トニーハーネルのソロアルバム(Morning wood)を聴いて、声の良い人だなぁと感じ、本体のバンドの方も気になって手に取りました。

なんと清涼感のある音!トニーのヴォーカルもソロアルバムよりも、もっとハイトーンの本域で歌っていてとても爽やかな印象でした。

この清涼感と北欧という彼らの出身(トニーはアメリカ人)が合わさった所と、キャッチーなメロディラインが後の北欧メタルと呼ばれるシーンに影響を与えましたし、90年代以降はほぼ北欧産以外でメロハーと呼ばれる音楽は、暫く聞かれなくもなるのです。

粒揃いの楽曲

タイトル曲のIntuitionをはじめ、

Tonight I’m FallingやForever shine onなど王道のメロハーが聴ける素晴らしいアルバムです。

ちなみに余談ですがマツコデラックスさんがTNTのこのアルバムについてテレビで言及された事があり、「あ、マツコさんて洋楽ハードロックも聴くんだ」と知ったきっかけでもありました。

80sの懐かしさもたっぷり感じられる好盤ですので、未聴の方は是非聴いてみて下さいね!

プロフィール


TNTは、ノルウェー出身のハードロックバンドで、1982年に結成されました。バンドのスタイルは、メロディックなハードロックとヘヴィメタルの要素を融合させたもので、特にキャッチーなメロディと力強いギターリフが特徴です。

主要なメンバー

- **トニー・ハーネル(Tony Harnell)**:ボーカリストで、バンドの代表的な声として知られています。
- **ロニー・ルッソ(Ronni Le Tekrø)**:ギタリストで、彼の独特なギタープレイがバンドのサウンドに大きな影響を与えています。
- **バーベル・オルセン(Bård R. "Bard" Hauge)**:ベーシスト。
- **デニス・オルセン(Denis "Denny" O'Brien)**:ドラマー(後期のメンバー)。

音楽スタイルと影響

TNTは、特に1980年代から1990年代にかけてのスカンジナビアのハードロックシーンで重要な存在となりました。彼らのアルバムには「Knights of the New Thunder」(1984年)や「Tell No Tales」(1987年)などがあり、これらは商業的にも成功を収めました。

主なアルバム

- **"Knights of the New Thunder"** (1984)
- **"Tell No Tales"** (1987)
- **"Intuition"** (1989)


活動と変遷

TNTは、いくつかのメンバーの入れ替わりや音楽スタイルの変化を経て、現在も活動を続けています。彼らの音楽は、メロディックな要素を重視しながらも、ヘヴィメタルの激しさを併せ持っています。

影響

TNTは、特に北欧のハードロックやメタルバンドに大きな影響を与え、多くの後進のバンドにインスピレーションを与えています。

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