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【福島県/県立中学校・高等学校等】2024年12月(2)【教育の現状レポート】
お疲れ様です。
人財教育/人事労務コンサルタントP206です。
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福島県教育委員会は、2023年3月にnoteと協定を締結し、「福島県の教育を支える地域の人々や企業・団体などが発信する情報をまとめたメディアをnoteに構築する」という、新しい試みをスタートしています。
このプラットフォームには、福島県の教育に携わる方々にとって、興味深い記事・多くの方に共有して頂きたい記事などが多く発信されています。
しかし、毎日多くの記事が発信されていることで、良記事・必要な記事が目に付かずに埋没してしまうことは大変残念に思います。
私も福島県の教育に関わっている一員ですので、様々な関係者の思いを伝えるため、良記事を定期的に取り上げることが出来ればと思い、上記プラットフォームに掲載された各学校等の現状についてのまとめ記事を発信していきたいと思います。
今回は『2024年12月18日まで』の記事まとめです。
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1.2024年10月号 リレーエッセイ「読書してますか?」県立高校改革監 佐藤 隆広(さとう たかひろ)(県教育委員会)
私は、小説を読むのが好きだ。電子書籍ではなく、紙の本。月に1~2冊読む。最近は、「泣ける物語」にはまっている。
先の報道で大きな衝撃を受けた。文化庁の読書に関する調査結果である。漫画・雑誌を除き本を月に1冊も読まない人が6割超と初めて5割を超え、前回の調査から約15%も増えた、とのこと。どの年代でもまんべんなく読書離れが進んでおり、若い世代ではスマホ・タブレットのおかげで本を読む時間がなく、中高年は仕事や視力低下など健康問題によって本を読まないのだそうだ。一方で、本を読まないと回答した人に、インターネットで記事などを読む頻度を尋ねる項目では「ほぼ毎日」との回答が約75%と最多で、「活字離れとは言い切れない」(文化庁)との見方もある。
かく言う私も、実は、小説を読むのが好きになったのは、50代に近づいた頃である。それまでは、「本を読む」ことが、宿題や勉強の延長のような気がして「無理矢理読まされている」というイメージが強かった。そんな私が小説にはまるきっかけとなったのは、ふらっと入った本屋でふと目にした、現役医師でもある方の短編集だった。短い物語がいくつか集まっているので、飽きずにサクサクと読めて、「一粒で二度おいしい」ではないが、一冊でたくさん楽しめた。そのうち、次はもっと長編を読みたいなと思うようになった。本屋やネットで読みたい小説を探すのも楽しい。決められた本をいつまでに読まなければならない、ということがなく、自分の好きな本を、好きな時に、好きな場所で、自分のペースで読める。飽きたら、最後まで読まずに、途中でやめてもいい。ネットやリサイクルショップを通じて比較的安価で購入することできるし、図書館で探してみてもいい。
スマホが生活の中心となっている社会では、氾濫している情報の中から必要な情報のみへアクセスを繰り返し、これまで以上に時間の経過が早いような気がする。だからこそ、周囲の喧噪から離れ、時間の流れを止めてくれるような感覚が味わえる「小説を読んでいる時間」は、私にとって、まさにエンターテイメントだと思う。
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おっしゃるように、今の時代の「〇〇人気」は、昔のものさしを使って測ることは難しくなっているのではないかと思います。
必要なことは、ゴリ押しをせずに「様々なアクセス手段」を提供し続けることです。
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2.【安達東校舎】東京大丸店特別賞をいただきました!(県立二本松実業高校)
11月3日(日)、4日(月・祝日)、大丸東京店11階催事場で行われた、全国農業高校HANASAKA収穫祭に参加してきました。
今年は、全国から46校が集結し、各校自慢の農産物や加工品がずらりと並びました。安達東校舎からは、当校のシンボル「あいさつ坂」にちなんだはちみつを出品。東京という大舞台で、多くのお客様にご来場いただき、大盛況のうちに幕を閉じることができました。
参加した生徒は、緊張しながらも、事前に大丸東京の社員の方から教わった接客ポイントを活かして、安達東校舎のはちみつの魅力を熱心にPRしました。お客様との会話を通して、農業の楽しさや地域の特産品への関心を深めていただくことができたと感じています。
また、各農業高校の生徒とも交流することができ、有意義な時間を過ごすことができました。
クロージングセレモニーでは、各校の素晴らしい取り組みが称えられました。安達東校舎は、4つの賞の中から『大丸東京店特別賞』を受賞するという栄誉に輝きました!
また、参加校同士でお互いの販売接客やPRを投票する「イチ推しカード」は、46校中2番目に多い枚数をいただくことができました!
日々の取り組みの成果が、このような形で実を結び、大変嬉しく思います。
引き続き、様々な活動を通して、創造性豊かで地域産業の中核となる人財の育成を目指してまいります。
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地道な取り組みがこういった賞につながることで、生徒たちのさらなるやる気にもつながったのではないでしょうか。
受賞、おめでとうございます!
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3.「石の上にも3年」と1年8ヶ月。(県立猪苗代高校)
「猪苗代学」が始まって今年度で5年目。
正確にいうと、この11月で4年と8ヶ月。
12月で4年と9ヶ月……。
次の桜の季節を迎えるころには、まるっと5年の月日を重ねることになります。
金曜日の5・6校時目。
猪苗代高校では、週2コマという授業時間を「地域探究」活動にあてて、その「学び」を重ねてきました。
現在の探究担当者が猪苗代高校に赴任したのは、この「学び」がはじまって2年目。
様々なプログラムが、まだまだ点と点だった時期。
それでも一つひとつの活動は、そこに時間を費やす意義を感じさせるものばかりだったように思います。
そして、その「学び」は丁寧に試行錯誤を重ね、今年度で5年目。
いつ、何かがきっかけで途絶えたっておかしくはなくて。
一つのことを5年続けるって、なかなか大変なことだよなあと改めて感じています。
立ち上げた当時の関係者の皆さまや先生方が思い描いた「現在」になっているかはわかりませんが、時間をかけ続けてきた意味についてはしっかりと検証したい。
その上で、「その先」へと進むべきタイミングが今なのだろうと感じます。
「その先」に進むために企画したいくつかの活動の一つが、11月2日にはじめて開催された『学びの収穫祭』。
『学びの収穫祭』を終えて、次のターンへと歩みを進めようとしている地域探究「猪苗代学」。
各学年、各グループ、個人と、いろいろやらなくてはならないことが、実は待っています。
そこには、自分たちの学年が「はじまり」となる活動も。
11月上旬。
会津磐梯山の頭の方がうっすらと白くなりました。
季節も一つひとつ進んでいきます。
さあさあ、がんばろう猪高生。
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私も何度も目にした「猪苗代学」
学生・学校だからこそ出来る取り組みと継続性をこれからも続けて欲しいです。
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4.《郡山東高等学校》先生による 先生のための「クラウド採点システム」勉強会を開催~「学びの変革推進」・AI採点の拡大で先生の働き方改革を(県立郡山東高校)
システム導入から活用へ
今年度より、県立高校では、「学びの変革」「働き方改革」の一環として「クラウド自動採点システム」が導入されました。
先行して研鑽を積み、システムを利用される”トップランナー”先生もいる一方で、「設定や操作が難しい」という印象でしり込みする先生もいるのも事実。
そこで、このほど本校では、実際の経験をふまえた勉強会を企画し、本校でのクラウド採点トップランナーの先生方に講師をお願いしたところ、ご快諾いただきました。
定期考査の午後に実施した勉強会は、実際の利用場面やその後の成績理処理までふくめた丁寧な説明で、先駆者ならではのご苦労やノウハウを惜しみなく情報提供いただきました。
また、「クラウドならではのソート採点・並列処理」「答案の読み取りとデータ化」「観点別集計の容易化」等のメリットも解説。
「こうしたら うまくいきました!」「こういうやり方なら効率が上がるかも?」など、活発な意見交換となり、参加者一同大変勉強になりました。
今後も、学校と社会、先生と生徒のウェルビーイングに資するよう取組と研究を推進して参ります。
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働き方改革に役立つシステムは、間違いなく新規に導入され進化しています。ですので、後はそれを使いこなすだけです。
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