Raymma|旅とアート

盛田諭史×伊地知奈々子のユニット。旅日記やそれぞれの活動(アート、食文化etc)について書いてます!拠点は神戸。【旅で出会った"あたらしい光"をお届けする】がコンセプトです。

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マガジン

  • 食の絵日記

    • 34本

    「食という視点で定点観測する、私の人生の選択のひとコマ」をコンセプトとしたイラストレーション&コラム「食の絵日記」です。

  • 喜悦旅游〜旅の私小説

    • 34本

    食あり、不思議あり、色々ありの珍道中!アーティスト×食いしん坊の、旅の日常風景です。

  • Raymma Weekly ZINE

    旅するユニット、Raymmaが出会った“あたらしい光“をお届けするマガジン。

  • gallivant

    gallivant |いつか行きたいところにつながる旅マガジン あなたと「いつか行きたいところ」をつなげる発信ができたら幸いです。|巨石、巨木、自然風景が好きな方|静かな旅、ひとり旅好きの方に|旅で出会った"あたらしい光"を お届けするユニット「Raymma」がお届けします。

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    盛田諭史1st Album 「AnA」

    盛田諭史1st Album 「AnA」 ¥3,300 瞬間のインスピレーションが滴り落ちる、珠玉のピアノ即興演奏。 デザイン・アートワーク全て本人の手による、アーティスト盛田諭史、デビュー作となるCD。 =========================== タイトル:AnA アーティスト:盛田諭史 発売日:2023年10月29日 曲目:1. miru 2.akeru 3.hairu 4.najimu 5.susumu 6.tomaru 7.yasumu 8.ochiru 9.waku 10.umareru 商品コード: YMMA-0426 送料について 価格は送料・事務手数料込みです。 国内発送:日本郵便のスマートレターにて発送します。2枚以上のご注文の場合はレターパックでお届けします。
    3,300円
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    盛田諭史1st Album 「AnA」

    盛田諭史1st Album 「AnA」 ¥3,300 瞬間のインスピレーションが滴り落ちる、珠玉のピアノ即興演奏。 デザイン・アートワーク全て本人の手による、アーティスト盛田諭史、デビュー作となるCD。 =========================== タイトル:AnA アーティスト:盛田諭史 発売日:2023年10月29日 曲目:1. miru 2.akeru 3.hairu 4.najimu 5.susumu 6.tomaru 7.yasumu 8.ochiru 9.waku 10.umareru 商品コード: YMMA-0426 送料について 価格は送料・事務手数料込みです。 国内発送:日本郵便のスマートレターにて発送します。2枚以上のご注文の場合はレターパックでお届けします。
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最近の記事

こんにちは!ただいまイトナミダイセン藝術祭に参加のため、旅日記の更新はいったんおやすみ中です!しばらくつぶやきで、盛田と伊地知の現在進行形のお話をアップしていきます♪どうぞ宜しくお願いします!

    • 最高に楽しいリトル・ハバナ!【マイアミ】旅の私小説「喜悦旅游」#34

       盛田さんには、長年の夢があった。それは、キューバに行くことだ。  ラムや葉巻、そしてブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ...彼の憧れが、キューバには詰まっている。マイアミはキューバの対岸とも言える場所で、それゆえに移民が多い。今回の旅で、「せっかく世界一周旅行券ならば、短期間でもキューバに寄れないかな?」と彼は期待していた。  しかし、この夢は現在、叶うことが難しいと分かった。  2021年1月12日、アメリカはキューバを「テロ支援国家」として指定し、この日以降にキュー

      • ハリケーン「ミルトン」直前、ギャラリーを訪れる【マイアミ】旅の私小説「喜悦旅游」#34

         到着するなり、ハリケーンや空港封鎖など、まあまあ濃い体験をすることになったマイアミだが、そもそもの目的は「GALERIA AZUR MIAMI」を訪れることだった。  旅の相方、盛田諭史の2作品が、同会場で開催中の現代美術展「ACT5」に展示されている。ギャラリーでキュレーターにお目にかかり、色々なお話を伺おうとしていた。  約束の時間に、ギャラリーに向かう。すると、男性が迎えてくれた。あれ?約束しているキュレーターは女性なのに?そう思っていると、彼が事情を話してくれた

        • 空港で不審物事件に遭遇【マイアミ】旅の私小説「喜悦旅游」#33

           マイアミに到着すると、空港は何やら物々しい雰囲気だった。  わたしたちは荷物を機内持ち込みにしていたので、そのままタクシー乗り場に向かった。  途中、バゲージクレーム(荷物受け取り所)付近にさしかかると、異様な人混みとなっている。「到着便が多いのかな」と思って、特に気に求めず進もうとすると、突然警官に「ここに入ってきてはいけない!あちらの道に行きなさい!」と止められた。  突然のことで戸惑ったが、見渡すと沢山の人と共に、警察がいる。警察犬や、警察専用の空港カートも数台集

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        記事

          ハリケーンの前の静けさ【シカゴ】旅の私小説「喜悦旅游」#32

           シカゴ行きの飛行機で、発酵学者小泉武夫先生の「食あれば楽あり」を読む。小泉先生は、別名「味覚人飛行物体」と呼ばれているそうで、世界中の美味しいものや食文化を追っている。その豪快な食べっぷり、旅っぷりが面白く、旅のお供に最適な本なのだ。  徒然に読んでいたら、ハッとする部分があった。旅先でうまいイカを勧められた小泉先生が、 「遠慮など自分には似合わない」と言って、イカを平らげる話。  自分の喜びと相手の好意が、素直に一致して、ありのままに受け取り、また喜びが広がる。読んで

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          旅の匂い【羽田空港】旅の私小説「喜悦旅游」#31

           2024年10月7日早朝、わたしは羽田空港第三ターミナルに着いた。この日から、世界一周が始まる。  世界一周といっても、主な目的地はアメリカ、スペイン、イタリアに絞られている。各国で行われている、Raymma盛田諭史の展示を訪問することが今回の旅の目的で、あくまで「世界一周旅行券を利用する」という意味においての、世界一周だった。  直前までわたしたちは鳥取県の大山町に滞在、イトナミダイセン藝術祭に向けて、それぞれが滞在制作や準備、取材などを行っていた。そこから東京に大移

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          旅の道連れ、世界一周へ|旅の私小説「喜悦旅游」#30

           2024年5月。モントリオールから帰って数週間経たないうちに、わたしと盛田さんは怒涛の流れに巻き込まれることになった。  3月末に美容師を辞めたばかりの盛田さんに、その頃怒涛のオファーが来て、初の展示がイタリアのヴェネツィアで行われることとなった。さらにオファーは重なり、イタリアの展示初日と同日にアメリカ・NYのタイムズスクエアビジョンへの投影が決まり、どういうわけかロンドンのギャラリーにも全く同じ日程で、作品が選出されたのだ。  イタリアにいながら他の地域と連絡し、さ

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          楽屋というタイムマシン【モントリオール】旅の私小説「喜悦旅游」#29

           2024年4月26日土曜日。朝から、再びモン・ロワイヤルの稽古場に行く。Bagel Burlesque Expoの本番を前にして、ホリーと最終的な稽古だ。  稽古場に着くと、ホリーはすでにロビーにいた。  「コーヒーでも買いに行く?」  「いいね。」  街角のコーヒーショップは、朝早くから賑わっている。テイクアウトでそれぞれのコーヒーを頼み、稽古場に戻ってコーヒーブレイク兼打ち合わせ。お互いの衣装の確認、振り付けの確認、そしてわたしが担当する英語のMCと、ホリーが担当

          楽屋というタイムマシン【モントリオール】旅の私小説「喜悦旅游」#29

          ビューティーズでベーグルを。【モントリオール】旅の私小説「喜悦旅游」#28

           2024年4月25日。  朝早く、モン・ロワイヤル地区の稽古場に向かう。今日は、ホリー(Holly Gautier-Frankel)と稽古だ。  来るBagel Burlesque Expoで、わたしは英語のMC、彼女はフランス語のMCを務める。モントリオールは基本的にフランス語圏なので、ショーの司会はバイリンガルが基本だ。  わたしとホリーは、2007に日本で出会った。彼女が出演した舞台に、わたしも出ていたのだ。役者と声優として長年のキャリアを持っており、その頃から今

          ビューティーズでベーグルを。【モントリオール】旅の私小説「喜悦旅游」#28

          プーティンは絶対だよ!【モントリオール】旅の私小説「喜悦旅游」#27

           気がつけば夕方になっていた。  今夜は、Bagel Burlesque Expoの主催者、ルルとパートナーのステファン、そして日本人ダンサーのメカブちゃんと夕食を取ることになっている。  急いで滞在先に戻り、彼らと合流してプラトー・モンロワイヤル方面に向かう。  今日食べに行くのは、モントリオール名物のプーティン。  プーティンは、フライドポテトにチーズとグレイビーソースをかけたもの。  それを基本形にして、あとはお好みでベーコン、アボカド、野菜、ビーンズなど様々

          プーティンは絶対だよ!【モントリオール】旅の私小説「喜悦旅游」#27

          St.Henriのアイスラテ【モントリオール】旅の私小説「喜悦旅游」#26

           市場に背を向け、とりあえずサン・ヘンリー方面に向けて歩き出す。  しばし歩くと、グリーンスポットが見えてきた。  昔ながらのダイナーで、ターキーサンドにグレービーソースがたっぷりかかったものが名物。グリーンピースが2、3個上に乗っていたっけ。  そうそう、ここ、ここ。ショーの後、近所のジャズメンや踊り子と、夜遅くにちょっとジャンクなものを食べたりしていた。そういうのに丁度いい店だった。  グリーンスポットは昔のままだったが、周囲の店はオシャレな雰囲気だった。  街

          St.Henriのアイスラテ【モントリオール】旅の私小説「喜悦旅游」#26

          地ビールとピザ【モントリオール】旅の私小説「喜悦旅游」#25

           2024年4月23日、カナダ到着翌日。  時差ボケもなく、快適な目覚めで調子が良い。滞在している場所の近所を散歩しようということになり、盛田さんと旧港(オールド・ポート)方面に向かう。  まず向かったのは、ノートルダム大聖堂。外側は修理中だったが、見学する分には問題無かった。  続いて石畳の街並みをブラブラする。  天気は快晴、少し肌寒いものの、散歩にはちょうど良い。  ここはモントリオールの始まりの地で、フランスからの入植民がたどり着いた港である。  フランス

          地ビールとピザ【モントリオール】旅の私小説「喜悦旅游」#25

          夜風とスモークミート【モントリオール】旅の私小説「喜悦旅游」#24

           カナダの春は、4月に入ってもまだまだ寒い。  数日前は吹雪だったせいなのか、はたまた人通りがまばらだからなのか。夜の坂道は、なんとも寂しい風情。  数時間前空港に着いた時、迎えに来てくれた友人たちが「コロナ前後で街の様子は大きく変わったよ」と言っていたが、確かに想像よりもはるかに静かだ。  滞在先で少し休憩し、小腹が空いたので散歩がてら夕食に出ようとしているが、かれこれ小一時間、めぼしい店が見つからない。  このままではカナダ到着初日の夕食が、なんとも侘しいものにな

          夜風とスモークミート【モントリオール】旅の私小説「喜悦旅游」#24

          不思議な旅団|旅の私小説「喜悦旅游」#20

           2024年3月某日。わたしは確定申告の作業をしていた。  これが最後の個人確定申告かと思うと、何か感慨深いものがあった。24年間一貫して行なってきた個人事業が、ひとつの区切りを迎えている。  もちろん、何事も「最後」というものは厳密にはなく、終わっていたこと、途絶えていた道が急につながることもある。実際に、引退し、旅芸人としての役割を終えたはずのわたしが、来たる4月には旅回りの拠点としていたモントリオールの舞台に立つ。確定申告に並行し、衣裳の準備、靴の準備、髪飾りの準備

          不思議な旅団|旅の私小説「喜悦旅游」#20

          旅ばかりしている。でも、旅ばかりじゃない。|旅の私小説「喜悦旅游」#19

           イトナミダイセン藝術祭2023から戻って数日後。  わたしたちが旅先で出会った「光」ーその場所でしか感じられない感覚を、色々な人と何らかの形で共有していきたい。その思いから、この「喜悦旅游」とはまた別に、旅のWebマガジンを企画し、旅先ごとにまとめ始めていた。  Webマガジンの名前は「gallivant」。コンセプトは「いつか行きたいところにつながる旅マガジン」。漠然と感じる「いつか行きたいところ」と、誰かがつながるヒントになれば、という思いで始めた。  最初の特集

          旅ばかりしている。でも、旅ばかりじゃない。|旅の私小説「喜悦旅游」#19

          大山・生まれ変わりの産屋【鳥取】旅の私小説「喜悦旅游」#18

           2023年10月の終わり。山陰の朝は、早くも肌寒い。盛田さんとわたしは、鳥取県大山町に滞在していた。大山町長田を中心に毎年開催されている、「イトナミダイセン藝術祭」に参加するためだ。  同藝術祭は、数千人規模の動員を誇る総合アートフェスティバルで、内容も絵画、映像、合唱、ダンス、舞台、インスタレーション、体験型企画など、多岐に渡る。  わたしは、時間と空間、そして体験を共有することをコンセプトとした「時空インスタレーション」というシリーズや、鉱物と星の関わりを語るトーク

          大山・生まれ変わりの産屋【鳥取】旅の私小説「喜悦旅游」#18