YUICHI SHIBUI(RASSLIN&CO.)

株式会社ラスリンアンドコー CEO(13期)本業アートディレクション&グラフィックデザイン。現在は自社ブランド「MOUNTAIN MARTIAL ARTS」運営中。1992年 ユナイテッドアローズ入社 / 2005年 独立 / 2012年 法人設立。東京ー長野二拠点生活画策中。

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株式会社ラスリンアンドコー CEO(13期)本業アートディレクション&グラフィックデザイン。現在は自社ブランド「MOUNTAIN MARTIAL ARTS」運営中。1992年 ユナイテッドアローズ入社 / 2005年 独立 / 2012年 法人設立。東京ー長野二拠点生活画策中。

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最近の記事

軽井沢移住計画(12)-セカンドハウスローン再び-

物件を見た当日だか翌日だか忘れてしまったが、不動産屋さんには「買いたい」旨を伝えた。不動産屋さんは持ち主さんに値引き交渉をしてくれるとのことで、それはそれでありがたい。 並行して、再びセカンドハウスローンに立ち向かわなければならない。 前回は敗北したが、今回はそれなりに対策を練ってきた。ただ以前も書いたが、セカンドハウスローンを提供している金融機関が限られる。 しかも今回は ・セカンドハウスを購入する資金 ・リフォームする資金 の両方を借りなければならない。金融機関によ

    • 軽井沢移住計画(11)-ヴィンテージ古着-

      前回から少し空いてしまった。実はこの間にもいろいろとあって、それも追々書いていきます。 さて、2023年6月の話。リフォーム業社A社さんからオススメしていただいた物件の中から、気になった物件を見に行くことに。 信濃追分駅で不動産屋さんと待ち合わせて、車で後をついていく。アスファルトの道路から未舗装の脇道に入り、ぐるぐる二周くらい。不動産屋さん、道を間違えたみたい、、、 そして到着した物件は、木々の間にひっそりと佇んでいた。まるで隠れ家のように。 外観は想像していたより

      • 軽井沢移住計画(10)-中古物件+フルリノベーション-

        無理なものは無理なのだ。 建売住宅は内装や素材に納得がいかなくて無理。 注文住宅は予算オーバーで無理。 そうやって無理な選択肢を外していくと、中古物件+フルリノベーションが見えてきた。 中古物件にはいくつかよい面がある、と考えた。 まず、実物があること。広さは実感できるし、イチから考える注文住宅よりも具体的なイメージを掴みやすい。 好立地にあること。いま売られている物件や土地は、林の伐採が必要な場所や分譲地が多い印象がある。そうなると軽井沢らしさが感じにくかったり、

        • 軽井沢移住計画(9)-将来の選択肢-

          軽井沢移住計画、再開。 2022年10月に現地に行って現実的な移住が見えてきたが、購入資金という壁にぶつかった。 振り返ってみれば、結果オーライだったと思う。身の丈の合わない無理な買い物はすべきではないし、後日、その購入しようと思った土地を見に行った際には、価格に見合う魅力が感じられなかった。移住に対する前のめりな気持ちがフィルターをかけていたのかもしれない。 とはいえ、軽井沢移住を諦めたわけではないので、仕切り直し。作戦を変更する必要がある。 そもそも東京の住まいを

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        • 経験から学べ(フリーランス編)
          4本
        • 仕事は「生活の糧」、でも「さらなる価値」を求めてみる
          3本

        記事

          軽井沢移住計画(8)-コーポラティブハウス-

          仕事が忙しくて、時間が空いてしまった。 前回に引き続き、少し横道に外れて、昔、住まいを購入した時の回顧録。当時書いていたブログを、一部追記修正して転載。 コーポラティブハウスを知る (2000.5) 都内に住まいを購入したいと決断したものの、マンションや一軒家、そして予算の兼ね合いなどで迷走していた頃、一冊の雑誌に出会う。 エスクァイア6月号「知的住宅建築のすすめ」 当時、住居関連の特集をしている雑誌を買いまくっていたのだが、そのうちの一冊。特集記事で「コーポラティ

          軽井沢移住計画(8)-コーポラティブハウス-

          軽井沢移住計画(7)-一軒家 or マンション?-

          軽井沢移住計画。 一昨年からの回想を交えて書いているが、現実がそんなに進んでいないので、追いついてしまいそう。 ということで、今回は少し寄り道して、昔、住まいを購入した時の回顧録。 ぼくは都心の少し風変わりな集合住宅に住んでいる。時は遡り、住まいを購入しようと決断して、そこに至るまでの過程を当時(2000年)ブログに書いていたので、一部追記修正して転載。 賃貸か購入か?(2000.1) 結婚を機に、賃貸のテラスハウスに移り住むことにした。 賃貸のなかでもマンション

          軽井沢移住計画(7)-一軒家 or マンション?-

          軽井沢移住計画(6)-賃貸と購入-

          軽井沢移住計画は一時撤退したものの、諦めたわけではない。 まずやるべきことは、現在支払っている住宅ローンの残債を減らすこと。生命保険会社の経営者向け老後定期積立を解約。さらに毎月定額で繰上げ返済していく。 余談だが、ネット系銀行はネットで好きな時に好きな額を繰上げ返済できるし、手数料もかからない。今は仕事もメインバンクは楽天銀行で、小規模の小商だったらメガバンクにするメリットはないと考えている。以前は⚪︎ずほ銀行だったが、振込手数料は高いし(楽天の3倍)、海外送金も窓口で

          軽井沢移住計画(6)-賃貸と購入-

          軽井沢移住計画(5)-現実-

          さて、軽井沢移住に向けて、良い土地は見つけ、そこに家を建てるという具体的な青写真が描けてきた。次は現実問題として一番大切な購入資金。 いくつかの金融機関にセカンドハウスローンの事前審査を申し込んだ結果、、、 なんと全滅! というか、門前払い!(に近い対応) 会社を経営して12年。売上は大きくないものの、毎年黒字。個人的な借入はない(住宅ローンの残債はある)。それでも門前払いとは、、、 事前審査で申し込んだ金額は 土地代+建築費用(見込み) だったのだが、1億円の

          軽井沢移住計画(5)-現実-

          軽井沢移住計画(4)-セカンドハウスローン-

          目の前にはふたつの選択肢。 ・土地を買って家を建てる(注文住宅) ・完成している家を買う(建売住宅) いくつかの物件を見て周り思ったことは、建売住宅は無理ということだった。今の住まいも自分たちで(設計士さんと一緒に)設計した経験があり、高い買い物だからこそ、納得行く物件に住みたいという気持ちは譲れない。後々、世の中はそんなに甘くないと知るのだが、、、 ということで、見学した「(3)追分土地」を第一候補に、土地を購入して注文住宅を建てるという目標を立てる。現地に行くことで

          軽井沢移住計画(4)-セカンドハウスローン-

          軽井沢移住計画(3)-ふたつの選択肢-

          2022年10月に軽井沢の不動産屋を訪れる前に、ネットでチェックして気になっていた物件があった。 探している希望の条件は ・追分エリア ・建物面積80~100平米(30坪)程度 ・隣と距離があり、林に囲まれた景観だとベスト。 その条件にマッチしていた物件。チェックはしていたのだが、なかなか思い切れない。5000万円台でなかなか売れず、4000万円台後半まで値を下げて売れたようだった。今思うと、かなりお買い得価格。 思い切れなかったのは、内装がいまひとつに感じたから。こ

          軽井沢移住計画(3)-ふたつの選択肢-

          軽井沢移住計画(2)-現地に行ってみよう-

          大前提として、ぼくは庶民である。金持ちの家に生まれたわけではなく、仕事が大成功しているわけでもない。真面目にこつこつ働いて、日々を過ごしている。 さて、軽井沢といっても、いくつかのエリアに分かれる。 みなさんがイメージする軽井沢は軽井沢銀座のある旧軽井沢エリアだろう。古くからの別荘地で、庶民にはとても手がでない。 最近人気なのは、星野リゾートの商業施設のある中軽井沢エリアと、楽天グループ元副社長が創設した幼稚園から中学校まで一貫教育の「軽井沢風越学園」がある南軽井沢エリ

          軽井沢移住計画(2)-現地に行ってみよう-

          軽井沢移住計画(1)-軽井沢に引っ越したい-

          軽井沢に引っ越したい。 そう思い始めたのはいつの頃からだろうか。手元には「monthly m」2002年8月号、軽井沢移住計画が残っている。この雑誌がきっかけというわけではないが、この頃からあたまの片隅にあったのかもしれない 軽井沢、というのは3つの理由があった。 ひとつは一般的によく言われていることで、東京までのアクセスが良い。新幹線が通っており、車でも上信越道〜関越道がある。 もうひとつは、コアなコミュニティではない(であろう)こと。つまり移住者がある程度いて、ほ

          軽井沢移住計画(1)-軽井沢に引っ越したい-

          成功に近道なし。

          先日、ぼくのインスタグラムに一通のメッセージが届いた。 わりと名のしれたブランドの公式アカウントからで、商品をプレセントするからインスタでPR投稿をしてくれないかという内容だった。 え、それってステマじゃないの?(しかもフォローしてないし、、、) ステルスマーケティング 「ステルスマーケティングとは、消費者に広告と明記せずに隠して、非営利の好評価の口コミと装うことで、消費者を欺いてバンドワゴン効果・ウィンザー効果を狙う宣伝手法。 日本では明確には違法になっていないグ

          今の生活に満足ですか?

          先日の都議選の低投票率(42.39%)に衝撃を受けて、投票に行って欲しいという気持ちでフイナムブログに書いた内容を転載します。 昨年度税収60兆円で過去最高 突然ですが、みなさんは今の生活に満足ですか? 先日、こんなニュースが。 簡単にいえば、ぼくら(企業、個人)が昨年に払った税金の総額が過去最高だったということです。 フイナムブログを読まれている方はファッション関係の方が少なくないと思いますが、昨年の業績はどうでしたか?コロナ禍による緊急事態宣言や生活スタイルの変化

          今の生活に満足ですか?

          ブランドに大切なこと。

          昨年の夏から、Instagramに自分が銘品だと思うプロダクトをアップしている。 きっかけはコロナ禍で、それまでは普段の生活や旅の様子をアップしていたが、今は家とオフィスの往復の日々なのでネタがない。 ふと、家にもオフィスにもモノが溢れていることに気づいた。これまで散々買い物をしてきて、「これは一生モノ」と思える銘品は手元に残している。 そうした銘品を100個紹介してみようと思った次第。 https://www.instagram.com/shibuinsta_

          ブランドに大切なこと。

          会社を辞めた時の思い出話。

          先日、新規の取扱いのお問い合わせをいただいた。コロナ禍ということもあり、会社を辞めてトレイルランニングのショップをオープンするということだった。 その問い合わせで、ふと自分の会社員時代のことを思い出した。 ぼくは今では起業家(?)だが、元は会社員だった。1992年にユナイテッドアローズにアルバイトで入り、翌年の8月に社員になった。 いま思い返すと、なんとも厄介な社員だったと思う。どんなことも自分で消化して納得しないと「はい」と言わない、いわゆる「YESと言わない男」だっ

          会社を辞めた時の思い出話。