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軽井沢移住計画(7)-一軒家 or マンション?-

軽井沢移住計画。

一昨年からの回想を交えて書いているが、現実がそんなに進んでいないので、追いついてしまいそう。

ということで、今回は少し寄り道して、昔、住まいを購入した時の回顧録。

ぼくは都心の少し風変わりな集合住宅に住んでいる。時は遡り、住まいを購入しようと決断して、そこに至るまでの過程を当時(2000年)ブログに書いていたので、一部追記修正して転載。


賃貸か購入か?(2000.1)

結婚を機に、賃貸のテラスハウスに移り住むことにした。

賃貸のなかでもマンション、アパートといった選択肢があるのに、なぜテラスハウスだったかというと、集合住宅に住んだことがなかったので、なんとなく「集合住宅」に抵抗感があった。

しかし、住みはじめた当初は気に入っていたテラスハウスも、間取りや仕様、会社までの通勤時間や毎朝の満員電車などなど、不満点が出てくるもの。

そうなってくると「あー、引っ越したい。いや、待てよ。引っ越すなら買ったほうがいいのかな?」という気持ちがふつふつと湧いてきた。どうせ毎月高い家賃を払うのであれば、買ったほうがもしかしてお得?

それまでは家を買うなんて想像したことがなかったのだが、「購入 or 賃貸?」という問題が浮かび上がってきた。

「購入」:気に入った物件を思いきって買ってしまう
「賃貸」:このまま住みたい場所をその時々にあわせて選んで、物件を借りる


これは結構悩む。相当悩む。実際悩んだ。前者であれば、ずっとそこに住むとなると条件の妥協点を上げて選ばないと後々後悔しそうだし、かといって後者のままだと好きなところには住めるが、毎月支払う家賃はそのまま捨て金(つまり形に残らない)。

しかし、ある時住居関連のHPを見ていたら「賃貸と購入、人生に於いてどちらが得かというと、実は購入した方が得!」のような特集があり、「やっぱり早いうちに買おう!」と決心した。資産家ではないので、長い住宅ローンで買うしかなく、だったら早く決断したほうが後々楽に違いない(現在30代前半)。

一軒家かマンションか?

決心したのはいいが、じゃあ次なる悩みがそこには待っている。

「一軒家 or マンション?」という問題である。

そのころBRUTUSに「23区に家を建てる」という特集があり、「なんとか創意工夫すれば、“都内に一軒家”もなんとかなるかな?」と考えたが、いくら考えてもお金がないことにはどうにもならない。

これは現実的な問題であり、悩んでも解決はしない。

一軒家をまっ先に考えたが、早速挫折。いま一度冷静に「一軒家とマンションのメリット・デメリット」を明確にして、自分にはどちらが向いていて、現実的なのか考える必要がある。

[マンション]

⚫︎メリット
・一軒家に比べ立地的に条件の良い場所に、安価に買うことができる
・都心であれば、採光などの面で一軒家よりも条件はよくなる場合が多い

⚫︎デメリット
・購入価格のほかに管理費や修繕費、駐車場代なども月々の支払いとなる
・通常の分譲マンションだとオーソドックスな間取りや内装で、個性に欠ける場合が多い

[一軒家]

⚫︎メリット
・建て替えなども可能で、土地としての資産がある
・建築士に設計を依頼するなど、自分のライフスタイルにあった住まいを建てることが出来る

⚫︎デメリット
・マンションに比べて価格が高く、日照や駅からの距離など条件の良い場所を見つけるのが難しい
・近所付き合いにケアしなければならない(デメリットというか、あたりまえの話なのだが)

大まかに書くとこのような感じだろうか。このなかでぼくが優先したいのが「自分のライフスタイルにあった住まい」という部分。自分で“住まい”というものを知れば知るほど、興味を持てば持つほど「自分の好きな間取りや内装の住まいを建てたい!」と思うようになっていった。もちろん、そのためには「一軒家(注文住宅)」という選択しかない。

しかし、前述のように予算という大前提がある限り、「一軒家」という選択は必然的に消えてしまう。

このように情報を仕入れながらも悩みが増していく日々が続いている頃、一冊の雑誌に出会う。まさに運命の一冊。

(続く)

PS: 今から20年以上前の話なので、現在ほどマンションの資産価値が評価されていなかった。今なら「中古マンションのリフォーム」と判断すると思う。


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