軽井沢移住計画(3)-ふたつの選択肢-
2022年10月に軽井沢の不動産屋を訪れる前に、ネットでチェックして気になっていた物件があった。
探している希望の条件は
・追分エリア
・建物面積80~100平米(30坪)程度
・隣と距離があり、林に囲まれた景観だとベスト。
その条件にマッチしていた物件。チェックはしていたのだが、なかなか思い切れない。5000万円台でなかなか売れず、4000万円台後半まで値を下げて売れたようだった。今思うと、かなりお買い得価格。
思い切れなかったのは、内装がいまひとつに感じたから。これは後々の判断に影響していく。
2022年10月、不動産屋さんに現地を案内していただいた話に戻る。その時点でまだぼくのイメージが曖昧だったからか、バリエーション豊かに何箇所か巡っていただいた。
(1) 追分分譲地
信濃追分駅から徒歩圏内の十数件が建てられる分譲地。周りにも一軒家が立ち並び、浅間山がよく見える。100坪程度の広さで価格も手が届きそう。ただ、坪単価は高かった。
(2) 長倉土地
信濃追分駅から18号を超えた浅間山側、1000m林道近くの土地。約300坪と広すぎるのと、傾斜地で使い勝手が悪そうだった。
(3) 追分土地
こちらは信濃追分駅から数分車を走らせたエリア。周りは田畑や一軒家が多いが、そこは別荘地のように林に囲まれ、お隣の家も移住された方だそう。ただ約250坪もあり、価格も高め。
(4) 追分建売物件
18号線と追分信濃駅の間、追分文化村と呼ばれる古い別荘地に建てられた建売物件。静かで昔ながらの別荘地の雰囲気が残る追分文化村はとてもよかったが、物件自体には魅力を感じられなかった。120平米の平屋で約7000万円。部屋が小分けされているのが使い勝手が悪そうで、建材が安っぽく感じた(その後、6000万円前後で売れたよう)。
(5) 御代田町土地
軽井沢のお隣の御代田町。長野県イチ人口が増えている人気のエリアで、教育に力を入れていることから、子育て世代の移住が多いとのこと。軽井沢と佐久に挟まれ生活に不便はなく、住所に「軽井沢町」とないだけで、坪単価が下がる。手の届く価格の分譲地だったが、我が家のニーズに合わなかった。
一通りご案内いただき、いったん持ち帰った。
ここで、ふたつの選択肢が生まれる。
・土地を買って家を建てる(注文住宅)
・完成している家を買う(建売住宅)
ただ「軽井沢に住みたい」ということであれば、建売住宅でよいのかもしれない。しかし、移住すればついの棲家になるかもしれないし、そもそもが高い買い物になることは間違いない。そう考えれば、なるべく妥協はしたくない。
その考えに沿って、選択したのは。
(続く)