今の生活に満足ですか?
先日の都議選の低投票率(42.39%)に衝撃を受けて、投票に行って欲しいという気持ちでフイナムブログに書いた内容を転載します。
昨年度税収60兆円で過去最高
突然ですが、みなさんは今の生活に満足ですか?
先日、こんなニュースが。
簡単にいえば、ぼくら(企業、個人)が昨年に払った税金の総額が過去最高だったということです。
フイナムブログを読まれている方はファッション関係の方が少なくないと思いますが、昨年の業績はどうでしたか?コロナ禍による緊急事態宣言や生活スタイルの変化なども影響してか、上場しているアパレル系企業は一部企業を除き軒並み前年割れ。「給料上がらなかった」「ボーナスが減った」なんて方もいるのではないでしょうか。
話は少し遡りますが、昨年度の消費税収が過去最高だったのは、2019年10月に消費税が8%から10%に上がったことが影響していると思われます。
昨年、給料が変わらなかった方やコロナ禍で収入が減った方の場合、消費税は上がったので、実際に使えるお金は減ったことになります。その上がった分の消費税収は社会保障や教育に使われると言われていますが、上がった分だけ生活がよくなったと実感しますか?
2019年参議院選挙
さて、消費増税3ヶ月前の2019年7月に国政選挙である参議院選挙が開催されました。当然のことながら、争点は“消費増税”。「10%に上げる」と公約したのが自民党と公明党の与党勢。野党は「増税しない or 消費税廃止」を公約にして、真っ向から対決。その結果
自民党と公明党が過半数議席を獲得。
消費増税という国民全員の生活に関係する争点だったのに、投票率はなんと48.8%と有権者の半分が投票を放棄(戦後2番目に低い投票率)。つまり、この参院選で自民党と公明党に投票した人と、投票に行かなかった人たちは「どうぞどうぞ、消費税は上げてください」と意識的にしろ無意識にしろ消費増税に賛成したのです。
「消費税が上がって生活が苦しくなった」と不満に思っているあなた、投票には行きましたか?
投票の大切さ
政治ウゼー
興味ない
わからない
ぼくは政治や経済の勉強をしているわけではなく、このくらいの話は毎日10分程度ネットニュースを見ていれば知ることができるし、気になるニュースがあればググれば山ほど資料が出てきます。
ウゼー、興味ないというなら仕方ないですが(本当は仕方なくない)、わからないというなら、Youtubeやゲームをする時間を10分減らして、政治経済のニュースを見てみませんか?
「どうせ投票したって何も変わらないし」というあなた。何もしなければ何も変わらないのは当たり前。「給料あげたいから転職したい」と思ったら転職サービスに登録しますよね。結果は行動の後についてくるもの。
本来、政治や経済、社会はぼくらの生活に一番身近な存在。なぜか日本では避けられがちですが、興味を持ったり考えたりすることは、自分のためだけではなく、家族や未来のため。特にお子さんがいる方は、お子さんのためによりよい社会にしたいと思いますよね。
いつまでも政治に興味を持たないと、日本は民主主義すら奪われてしまうかもしれません。