軽井沢移住計画(10)-中古物件+フルリノベーション-
無理なものは無理なのだ。
建売住宅は内装や素材に納得がいかなくて無理。
注文住宅は予算オーバーで無理。
そうやって無理な選択肢を外していくと、中古物件+フルリノベーションが見えてきた。
中古物件にはいくつかよい面がある、と考えた。
まず、実物があること。広さは実感できるし、イチから考える注文住宅よりも具体的なイメージを掴みやすい。
好立地にあること。いま売られている物件や土地は、林の伐採が必要な場所や分譲地が多い印象がある。そうなると軽井沢らしさが感じにくかったり、駅から遠かったり、なかなか良条件には出会いにくい。昔からある物件であれば、景観を損なうこともないし、ネガティブな条件を減らす選択肢となる。
なにより、新築に比べれば安いに違いない。中古物件購入+フルリノベーションしても、新築物件以下の価格で抑えられるのではないだろうか。と思った。
とはいえ、それは自分の考えでしかない。まずは専門家に聞きに行かなければ。ということで、ネットで調べた軽井沢のリフォーム業者のA社さんに連絡してみた。2023年4月のこと。前回の挫折から半年が経っていた。
軽井沢の春の訪れの時期は、不動産や建築関連業のみなさまはかなり忙しいらしく、アポを取って実際にA社さんにお伺いしたのが5月。
代表と数人のスタッフでご対応いただいた。こちらの希望をまずは伝える。エリアは追分。100平米程度の中古物件をフルリノベーション。予算感とスケジュール。
真摯に話を聞いていただき、軽井沢の状況を教えていただいた。
コロナ禍以降に移住が増え、建築ラッシュであること。中古物件も高騰し、良物件が減ってきていること。場合によっては建て直しを勧めることも。そして、軽井沢の中では不人気と言われる追分も、以前に比べれば定住ニーズで人気が上がっているとのこと。南や中軽井沢に比べれば安いのも理由のひとつだろう。
それを前提に、いくつか物件をご紹介いただいた。
その中にあった一軒。実は他社のネットに掲載されていたので知っている物件だった。ノーマークだったのだが、あらためて条件を見直してみると、ぼくの求める条件に近いような(なぜ見落としていたかは後述します)。
実物を見ましょう、という話になったが(こういうところも中古物件のよいところ)、不動産屋さんの手配も必要とのことで、次の機会となった。
(続く)
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