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2024年12月の記事一覧

“推し”が家計を食い尽くす―ペットとアイドルに未来を預けた社会の行方―

学生時代の友達からこんなエピソードを聞いた。 友達の上司の家庭では、ペット用のプレミアムフードの出費が家族全員の食費を超えた、と。 それだけではなく、その家庭の大学生の娘さんが、アイドルのライブ遠征費やグッズ代を工面するためにアルバイトに明け暮れているという。 いやいや、推しを愛するのは素晴らしいことだが。 でも、 これってバランスが、取れてない。 「ペットも家族の一員」というけれど、それどころか「推し」のひとつになっている。 推し活は、アイドルだけじゃなく、犬

地方は若者の遊び場―アイデアで未来で変わる

「地方が元気を失っている」なんて話を聞くたびに、私は思う。 「本当かな?地方には無限の可能性があるじゃん」、と。 少子化や過疎化なんてネガティブなニュースばかりだけど、実際に地方に行くと驚く。 広大な土地、温かい人々、使われていないけど可能性に満ちた資源――こうしたものが眠っている。 そして、 その可能性を「救う」のは誰か? それは、地方に新しい視点を持ち込む若者のアイデアだと思う。 地方にはたしかに課題が多い。 「人口減少」「買い物難民」「若者の流出」なんて

働くために生きる?それとも生きるために働く?

Netflixの『エミリー、パリへ行く』を見てたとき、このセリフに心がビクッと反応した。まるで「あなたはどっち?」と、直球で投げかけられてるみたいで、言葉が突き刺さった。しかもシーズン1の第1話。 これ、働き方や文化の違いを語るだけのセリフじゃない。自分はどう生きたい?」という問いそのもの。 フランス人って本当に「人生を楽しむ天才」だと思う。 退勤後は仕事のメールを見ないのが普通だし、夏には1か月以上のバカンスをとってのんびり過ごす。 友達や家族とのディナーは何より大