カラス先輩との攻防戦
みなさん、こんばんは。綺羅です。
今日もnoteをご覧いただき、ありがとうございます。
現在、全国的に大雨警報が出ているようですね。
私の住んでいる都道府県は、まだ発表されていないのですが、どの地域においても、いつ発令されても不思議ではありません。
今このnoteを読んでくださっているあなたが、被害を被らないように祈るばかりです。
突然ですが、皆さんは、動物を擬人化することはありますか?
よく犬や猫といった、ペットを飼われている方の中に、生き物としてではなく、もはや人として接している飼い主の方もいらっしゃると聞きます。
ちなみに私も、頭の中でですが、ヒト以外の生き物を、擬人化することが多々あります。
それには、その生き物に対して親近感が湧くだけでなく、何となくですが、気持ちが伝わりやすいと感じるから、なのです。
⏳
「動物とか、モノを擬人化するとか、こいつ大丈夫か?」と、一瞬思われた方もいらっしゃるかもしれません。
実際に、家族にも一瞬引かれた経験がありますが、今は家族までもが、私につられて、生き物を擬人化する傾向があります♬
この生き物を擬人化した会話が、とても楽しいのです。
私が擬人化している生き物として「カラス」がいます。
うちの地域では、カラスはゴミを漁る「害鳥」として見られています。
他にも、その姿の不気味さと、知能の高さのせいなのか、意味もなく嫌われていることがあります。
もちろん、ゴミを漁って周辺をめちゃくちゃにしてしまう分では「害鳥」にはなりますが、その点だけをを見て「害鳥」と言うのも、個人的には納得いかない部分がありました。
なので、私は彼等を「カラス先輩」と呼んでいます。
あるYouTuberさんが、カラスのことを「カラス先輩」と呼ばれていたのを聞いて、「カラス」と「先輩」という組み合わせが、何だか響き的にいいな・・・と、思ったのがきっかけでした。
それから私は、ただの「カラス」呼びから「カラス先輩」に変わったのです。
「カラス先輩、人の家の屋根で大声で鳴かないでもらえます?」
「カラス先輩、私の家は、たむろする場所ではありません!」
先輩に聞こえるように発言しないといけないので、まあまあ大声で話しています。
それを聞いた家族たちは『綺羅は空想好きだ』と話していたようですが、私があまりに真面目に「先輩、先輩」と呼ぶので、いつの間にか、家族がカラスを見かけると「カラス先輩が来てるよ」と、言ってくれるようになりました。
ちなみに、うちの地域のカラスは、人を怖がるどころか、人を小ばかにしたような態度でいて、自分の周りの空間はすべてが我が物のようにして、見張っている感じです。
過去に一度、家に来る他の鳥を、あまりによくいじめていたので、怒って外に出て行って、そこにいたカラス先輩に、思いつく限りの文句を言ったことがあります。
それでも先輩は動じず、私の方を見たり仲間の方を見たりしていました。
今から思うと、かなり危ない行動をしていたのだと思いますが、それでも、庭を荒らされることが我慢ならず、無我夢中で先輩の元に向かっていき、睨み合いの時間を過ごしました。
私も先輩方も、まったくその場から離れることなく、そんな状態が5分ほど続きました。
もうどちらが先に折れるかの問題です。
結局この時は、カラス先輩方が先に折れて、数十メートル先にある電柱に向かって飛んで行かれ、その電柱から「カァ、カァ」と鳴いておられました。
「来るのならば、もう少し行儀よくして来てください!」
そう大声で言って、しばらくしてから私も離れました。
その一件があってからは、静かに来るようになりました。
最近、私が見えている範囲では、他の鳥をいじめている様子はありません。
(他の所ではやっているのかもしれないですが・・・)
私を見ると、すぐに他の場所へ移動していきます。
ただ私の気持ちは、他の鳥をいじめたり、ゴミを漁らないのなら、来てくれていいとも思っています。
一方で「害鳥」と言われていても、夕日を浴びる先輩方が「格好いい」と思うこともあるからです。
わかっていらっしゃるのか、わかっていらっしゃらないのか、真実は謎ですが、少なくとも以前の横暴さと比べたら、かなりマシになっています。
人を小ばかにする態度は玉にキズですが、自分の好きな場所に何度も足を運ぶこだわりは、純粋に尊敬しました。
それに、多少の障害が起こっても、簡単には手放さない所も魅力的です。
少しばかり「不良」な面もありつつも、信念を簡単に曲げない所からも、「不良先輩っぽいな・・・」と思っています。
(少し・・・いや、かなり変に思われるかもしれないですが、)面と向かって対峙した時の、人間を目の前にしても動じない強さは、少し格好いいとも思ったのです。
その時に感じた、少しばかりの敬意も込めて「先輩」と呼んでいます。
親近感が湧くけれど、対峙するべき相手でもあります。
だからといって「敵対」したいわけではなくて、個人的には「共存」できることが望ましいです。
そうした気持ちが伝わればいいなという、淡い願いも込めて、向き合うようにしています。
ただ、気を許したら、何を好き放題するか分からない方々なので、尊敬もしつつ、メリハリをつけさせていただくのが、私のカラス先輩に対する基本理念としています。
カラス先輩方に尊敬もしつつ、お付き合いという名の「攻防」が続くのでしょう。
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トップ画像は yamamoto様 からお借りしました。
ありがとうございました!
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この記事にお時間をくださって、ありがとうございました!
それでは、今日はここまでです。
皆さん、生き物とのいいお付き合いを!
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