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映画レビュー【映画の中の人生】

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悩み事だらけの私は、映画で描かれる人々の生き方を観て、励まされ、救われ、生きる術を学んできました。そして、わずか2時間前後のストーリーに凝縮されたキャラクターたちの人生から、本当…
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記事一覧

怪盗ルビイ(1988)

怪盗ルビイ(1988)

昭和のトップアイドル、キョンキョンの輝きは必見
時代を経たからこその楽しみ方ができる

1982年のデビューの翌年、それまでのガーリーな聖子ちゃんカットをバッサリ切って、ボーイッシュなショートカットで現れた小泉今日子は一躍大ブレイク。キョンキョンというポップな愛称で親しまれ、元気でキュートな女の子像を確立しました。

さらに、遊び心いっぱいの楽曲『なんてったってアイドル』を堂々と歌い切る度胸と潔さ

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ハッピー・バースデー 家族のいる時間(2019)

ハッピー・バースデー 家族のいる時間(2019)

名女優カトリーヌ・ドヌーヴが優しく見つめる
フランス流の激しくも、愛すべき家族の物語

 母親の70歳の誕生日を祝うために、離れて暮らす子どもたちが家族とともに帰ってきます。

陽光まぶしい、緑に囲まれたテラスで家族が食卓を囲む穏やかな場面写真が印象的な本作品。さぞかし微笑ましい、ハッピーな物語が展開すると思いきや、そこは現実的で辛口なフランス流。一筋縄ではいかない家族の絆がひねりを効かせて描かれ

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フィールド・オブ・ドリームス(1989)

フィールド・オブ・ドリームス(1989)

のどかな野球場が見せてくれる夢
穏やかでファンタジックな野球映画

野球界の最高峰アメリカ・メジャーリーグをめざし、日本の多くのプロ野球選手たちが海を渡りました。心身ともに屈強な外国人選手たちの中で切磋琢磨する日本人選手たちの姿は胸に響くものがあります。

中でも、けた外れの成功を成し遂げた大谷翔平選手は、自分を信じて好きなことにとことん打ち込み、たゆまぬ努力を続けることの素晴らしさに改めて気づか

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釣りバカ日誌20 ファイナル(2009)

釣りバカ日誌20 ファイナル(2009)

22年間笑いと感動をありがとう!
平成の国民的喜劇シリーズがついに完結
 
1988年公開の第1作から足かけ22年で特別編を含めると全22作。2009年、釣り仲間の凸凹コンビ、ハマちゃんとスーさんの活躍を描く国民的喜劇シリーズがついに完結の時を迎えました。

毎作、導入部となる会社シーンは、世知辛い世相を反映しつつもユーモアたっぷり。経営者の鑑のようなスーさんの行動が波紋を呼ぶ本作も、風刺的で大い

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スイング・ステート(2020)

スイング・ステート(2020)

田舎町の町長選がなぜか大統領選の様相に
アメリカ政治の舞台裏を皮肉る痛快コメディ

2024年11月5日のアメリカ大統領選挙投票日まで約3週間となりました。各陣営はどのような動きをしているのでしょうか。。。

アメリカの大統領選で勝つには、いかに多くの州の支持を取り付けるかが重要です。なかでも、「激戦州(スイング・ステート)」と呼ばれる、民主党と共和党の支持率が拮抗し、選挙の度に勝利政党が変動する

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ナポレオン(2023)

ナポレオン(2023)

リドリー・スコット監督が描く
歪んだ愛と戦禍に生きたナポレオン

名匠リドリー・スコットが〈英雄〉ナポレオンの実像に迫った歴史スペクタクル超大作です。

『ジョーカー』(’18年)の鬼気迫る演技でオスカー俳優となったホアキン・フェニックスがナポレオンを演じ、『グラディエーター』(’00年)以来、23年ぶりにリドリー・スコット監督とタッグを組んでいます。

ナポレオンの台頭から失脚までの歴史が、1人

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華氏119(2018)

華氏119(2018)

トランプ大統領誕生がアメリカをどう変えるか?
稀代のドキュメンタリー映画監督、マイケル・ムーア渾身の一作

2024年秋、日本で新しいリーダーが誕生する中、アメリカのリーダーを決める大統領選が勝負の1ヶ月を迎えます。

今から4年前、2020年のアメリカ大統領選は、アメリカ国内外を問わず待ち望んでいた人が多かったのではないでしょうか?

2020年のアメリカ大統領選は当時の大統領ドナルド・トランプ

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ライオン 25年目のただいま(2016)

ライオン 25年目のただいま(2016)

日本にいてはわからない世界の現実に驚愕
グーグルアースが生みだした奇跡の実話

2012年、25年もの間、迷子だった男性が、グーグルアースで故郷を見つけ、家族に再会します。

これは今や日常生活に不可欠となった便利なツール、グーグルアースが起こした奇跡として、大きな話題を呼んだ実話ですが、この感動の実話が生まれるまでの過程に心底驚かされます。

そして、数奇な人生をたどったインド人男性サルーの幸せ

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9 〜9番目の奇妙な人形〜(2009)

9 〜9番目の奇妙な人形〜(2009)

ティム・バートンが惚れた麻布人形たちの活躍を描く
愛らしくも切ないダーク・ファンタジー

1988年に製作されたホラーコメディ『ビートルジュース』で注目を集めたティム・バートン監督は1989年『バットマン』の監督に抜擢され、1990年には名作『シザーハンズ』を発表しました。

『シザーハンズ』は手がハサミの人造人間エドワードという奇想天外な主人公のため、私はドタバタB級コメディかと思って観始めたの

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ビッグ・フィッシュ(2003)

ビッグ・フィッシュ(2003)

豊かな人生を送りたい人は必見!
奇才ティム・バートン監督の心温まるファンタジー

ファンタジー映画『ビッグ・フィッシュ』は、人を喜ばせようとする優しい気持ちに満ち溢れた作品です。ファンタジックな映像の数々に、映画という媒体の素晴らしさが改めて分かります。

原作は米国でベストセラーを記録したダニエル・ウォルスの小説。映画ではファンタジーを信じる心が何を生み出すのか、実際に目にできることの幸運をじっ

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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023)

トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023)

新たなトランスフォーマーたちが大活躍
パワーアップしたアクションシーンが楽しい!

さまざまなテクノロジー機器にトランスフォーム(変形)できるロボット生命体“トランスフォーマー”の戦いを描く、大人気アクションエンターテイメント映画シリーズ7作目。

それまでの作品では、車にトランスフォームするロボット戦士“オートボット”の活躍が描かれていましたが、本作では、ロボットからゴリラやチーターなどの動物に

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モーリタリアン 黒塗りの記録(2021)

モーリタリアン 黒塗りの記録(2021)

ジョディ・フォスターがアメリカの闇に迫る
9.11事件が招いた、壮絶な運命の物語

2015年にイギリスで衝撃的な〈手記〉が出版されました。それは、アメリカ政府の検閲により、多くが黒塗りにされていました。

その手記を書いたのは、9.11事件の首謀者の1人として、キューバのグアンタナモ収容所に収監されていた、アフリカ・モーリタニア出身の男性モハメドゥ・スラヒ。モーリタニアで家族と穏やかに暮らしてい

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あんのこと(2024)

あんのこと(2024)

自然体の実力派女優、河合優実の主演作
悲しい現実から学ぶべき重厚な社会派ドラマ

今年1~3月まで放送され、生きづらい現代を生きる人々に笑いと希望を与え、大反響を呼んだテレビドラマ『不適切にもほどがある!』(’24年)で、尖ってるけど純情な昭和のヤンキー女子高生・純子を演じて、大ブレイクを果たした河合優実。

2019年のデビュー以来、『サマーフィルムにのって』『由宇子の天秤』(ともに’21年)で

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インサイド・ヘッド(2015)

インサイド・ヘッド(2015)

なぜ人は喜んだり、悲しんだりするのか?
感情の謎に迫る名作ピクサーアニメ

オモチャ、魚、車、ロボットなど、さまざまなものが生きる世界を描いてきたピクサーアニメ。本作では、人間に宿る感情をキャラクターにしてしまう発想力に本当に驚きました。

喜びや悲しみ、怒り、ムカつき、恐れなど、何かを経験するたびに沸き起こる感情は、実は頭の中で、感情たちがコントロールしているのです――。そんな楽しい想像をベース

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